【ピアノ好きの保育士おすすめオペレッタ】完成度の高いオペレッタを発表するための指導方法
こんにちは。
保育園の園長をしているSanaminaです。
私はピアノが大好きです。
この仕事についた1番の理由はピアノが好きだからです。
自分自身が仕事をする中で、達成感や満足感を味わったり、自信に繋がることは日々たくさんあります(基本私は前向きなので)が、発表会などの行事は何にも変えられないような100%を超える充実度を感じます。
そのうちの一つ。
「オペレッタ」
劇と言ってしまえばそれまでですが、わかりやすく言うと「子どものミュージカル」です。
ピアノが好きな私は、ピアノでの生演奏で発表することでさらに完成度を高め、ライブ感を出したいという思いがあります。
私の中ではオペレッタは、ピアノの生演奏で子どもたちの生歌で生声で発表するものだと思っています。
でも、
担任1人で
真っ白の子どもたちに歌を教えて、セリフを教えて、出番や立ち位置、振り付け、仕草を教えて、、、それを初めからピアノを弾きながらするのにはさすがの私にも無理があります。
というか、そこまで意地を張って練習からピアノだけでやる必要もないと思うだけです。
練習期間を長めに取ったり、すこーし厳しく練習をすれば出来ますが、先生が余裕を持って、子どもたちも楽しんで練習を進めていくには、便利で有益なものは取り入れて行きたいですね。その中で、先生らしさのこだわりを残すのが大事なのではないでしょうか。
なので、オペレッタの練習をするときは
楽譜と
CDがあればスムーズに練習を進められます。
初めはCDを使いながら音を出して
先生が指示出しや手本を見せながら練習していきます。
子どもたちが覚えてくれば、先生のピアノでの練習に移行していきます。
そんな感じで練習をしていけば、舞台裏から表へ出るタイミングや出番順の把握や待機ですら自分たちで出来るようになります。
私が今までオペレッタをやってきて、おすすめのシリーズを紹介します。
城野賢一・城野清子の「こどものミュージカル」シリーズ
竹取物語(楽譜)
「竹取物語」に限らず、城野賢一・城野清子の「こどものミュージカル」シリーズはおすすめです。
安定感のある歌の中に、ちょっとコミカルな歌もあり、1人で歌っても映えそうなメロディーもあり、壮大な伴奏もあり、これぞ「こどものミュージカル」と言う感じです!
メリハリがある演技を見せることができます。
このシリーズのCDを探すときの注意。
CDだけ新シリーズになっていて楽譜の表紙やタイトル、テイストが全く違っていたのです。
なんなら作品内容も異なります。
でも、メインの作品は同じなのでやりたい劇があれば是非つかってみてください。
竹取物語のCDはこちら
ね?!
表紙のテイストが全然違う!
楽譜には「やまたのおろち」も「つるのおよめさん」も入っていません。
でも、竹取物語は楽譜と連動しています!
私はこの楽譜とCDを使って練習をして、ピアノ伴奏もしました。
そして、今年のオペレッタで幼児クラスの担任がやろうと思っているのが、
雪の女王(楽譜)
そして、こちらのCDは…
ないんですーーーーーー!!
なんで??
人気がないのでしょうか。
中古ならありそうなのでがんばって見つけてみようと思います。
他にもこのシリーズはたくさんの物語があるので、いろいろ見てみてくださいね!
その他おすすめオペレッタ
このシリーズではないですが、
「スーパーモンキーゴクウ」の音楽も中々盛り上がりました!!
ポップで躍動感のあるメロディで子ども達は覚えやすかったです。
スーパーモンキーゴクウ
CD
楽譜
物語の内容が一般的な昔話と少し違ってオリジナルな展開になっているので、そこが面白いと思うか、邪道だと思うかは先生次第!!
私は、音楽はこれを使いたかったので使いましたが、お話の内容は一般的なお話にアレンジしました。
観てる人のことを考えると、オリジナルのお話よりも知っているお話の方がわかりやすいし、子ども達の演技と物語とを連動しながら楽しめるかなと思ったからです。
次に、こちらの音楽も可愛くて明るくて楽しい感じが好きでした。
ピーターパン
CD
楽譜
オペレッタの練習方法
まずは、導入として一定期間は絵本の読み聞かせをして子ども達の中で馴染みのある物語にしていきます。
そのうち、好きなシーンや好きな登場人物が出来てきます。
絵本の中のセリフや物語の展開を覚えてきます。
物語が好きになったところで
自由遊び中やおやつの時間などに、CDをBGMがわりに流します。
この辺りで、発表会でこの物語をするということを子どもたちに伝えます。
ここまでは目や耳、口を使って自然に馴染ませていく感じです。
「覚えましょう」なんて言葉はいらないし、「頑張りましょう」もいりません。
発表会でするとわかれば、CDの音楽を意味で以上に耳をすまして聞くようになり、歌うようになります。
そんな感じで役割発表。
担任が決めることもあれば
オーディション形式で決める場合もあります。オーディションは子どもたちにやりたい役を聞いて、被った場合はセリフを言ったり歌を歌ったりして披露してもらい、役に適した方に決まると言った感じです。
どちらの決め方にしても
最後は自分の役を好きになり、誇りを持って演技が出来るように気持ちを持っていきます。それが私たちの役目だと思っています。
役が決まれば、まずはセリフ合わせ。
それができれば歌だけを覚える。(ここではまだCDを使用)
歌を覚えたら振りもつける。(子どもたちが振りも覚えてきたらピアノで練習を始める)
そこまで行けば、立ち位置と出番。
そして、セリフ、歌、振り、立ち位置、出番の全てを合わせていく。(まずはCDを使って、その後ピアノ)
でも、まずは部分部分で。
次に前半と後半。
最後に通し。
セリフ合わせから通し練習までは1ヶ月間、週3回ほどの20分練習である程度完成します!
オペレッタのタイトルの決め方
これは私の場合です。
例えば
「かぐや姫」なら「竹取物語」にします。
「孫悟空」なら「最遊記」にします。
「ピーターパン」なら「ネバーランドの大冒険」にします。
なぜだかわかりますか?
1人の人をピンポイントにしてタイトルにするのではなく、みんなで1つの物語が出来ているという意味でもっと大きな背景を見たタイトルにするのが私流です!!
かといって、みんなを主役にするわけではなく、ちゃんと物語の主役は個人に抜擢します。
でも、完成したオペレッタはみんなで成り立っているという思いを私なりにこのようにタイトルに乗せている感じですね!
個人的な考えなので、これが正しいわけではありませんし、担任にこれを押し付けるわけでもありません。
ただの私の個人的なやり方です。
長々と熱く語ってしまいましたが、みなさん、是非オペレッタを楽しんでくださいね!
ちなみに、今年の幼児担任はピアノが苦手ですが私の園には音楽担当がいるので、その先生にピアノを弾いてもらってオペレッタをする予定です!
みなさんも、今のクラスに合った題材を決めて、練習方法を見つけてくださいね。
ではまた次のお話でお会いしましょう。
保育に関するサイト「ほいくーグル」もぜひ読んでください!