運命
今から書くことは僕の夢についてです。(便乗しています)
そして、半分、いや、90%自分のために書くつもりです。今思っていることを文字に起こしたい。だからこのnoteを書いています。
今、自分は医学部に合格するために浪人していますが、本当に自分は医者になりたいのか?と思うことがしばしばあります。勿論ちゃんとした理由もあるはずなのですが、それは建前上のものに過ぎないのでは?と。
僕は医者の家系に生まれました。父親も祖父も、親族もほとんどが医者、ないしは歯医者です。母親は音大を出てバイオリンで生計を立てていましたが、結婚して今では主婦です。
おかげで裕福に育ちました。それに関して父には感謝しています。
でも、この環境に生まれたことで、医者以外の仕事のことを知らずにここまで育ちました。こんなことを言ったら失礼に値するけど、例えばサラリーマンの人が大きなビルに入っていって、パソコンや電話機を相手に何をしているのか全く分からないし、それ以外の職についても、とりわけなりたいと強く志すような出来事があれば話は別なのですが、そのようなきっかけもありませんでした。
つまり、医者になれば生活の面での安泰を得られる、ということだけで、将来医者になりたいと言っているような気がしてならないのです。
今は亡き祖父が、寿司を一緒に食べていた時にこう言いました。
「このお寿司美味しいでしょう。これが食べたければ医者になりなさい。」と。この言葉は今でも心に残っています。
でも、医者になったからと言って、今のご時世美味しい寿司がポンポン食べられるか、と言われればそうでもなく、他の職に比べれば依然として高月給ですが、昔と比べれば、医師の平均月収は大きく下がっています。
ここまで振り返ると、お前は金稼ぎのために医者になるつもりか、と言われそうですが、医者になる以前の問題として、もし自分に子供が産まれたら、僕が両親にしてもらったこと位のことは子供にしてあげたい、という思いがあります。
僕はいろんなことをさせてもらいました。ピアノを習ったり(ピアノも買ってもらいました)中学受験をするために島根と広島の間を週4で親が運転し塾に通わせてもらったり、広島の私立の中高に通い、島根の実家からは通えないからと広島にマンションも借りてくれました。本当に父親、母親には感謝しかありません。それと同時に両親を誇りに思うのです。
しかし、これらの事を自分の子供にやらせたいと思うと、相当な稼ぎが必要です。そういう意味でも正直稼ぎは重視しています。
話は変わりますが、医者になったら僕は小児科医になりたいです。ただ、この理由がこれと言ったものもなく、例えば小さい頃病気した訳でもなく(むしろめっちゃ元気)、小児科の先生にお世話になった友達がいる訳でもありません。ただ、医療に関して高齢者ばかりに力が入る中で、若くして苦しんでいる子供たちもいて、そういう子を助けたいという、ただそれだけの理由なのです。
例えば医学部入試には面接が付き物ですが、このような漠然とした理由で通用するのか。受かったとしても、それだけでこの先やっていけるのか。とても心配になることもあります。
その一方で、ファッションや建築などにも興味があるので、そのような何かクリエイトする仕事にも興味はあります。でも仕事にするとなると自分にとっては全く未知の世界。果敢に挑むことを今までしてこなかったせいか、とても怖い。
このように、「医者になりたい」と強く思えていないこの現状を自分でもどうにかしたいのですが、一向に霧が晴れない状況が続いています。僕はこのままでいいのだろうか、と強く思います。でもこの霧はきっとずっと晴れない。それが運命だとも思います。
皆さんは夢を持っていますか。また、その夢を叶えたいという確固たる意思を持っていますか。また、人生の大きな選択をする時、何を大事にしましたか。良かったらコメント欄ででも教えてください。
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Joan Mitchell/Russian Easter
Painted in 1967
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