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ブラックホールが生まれる現場から中継です
はじめまして、リブセンスのキャリア事業部(転職サービスを担当している部門)に所属しています、名はみなみです。
簡単に自己紹介をさせていただくと、普段はJOBSHILという自社メディアでSEO記事を書いたり、転職ドラフトのレポート記事を書いています。
幸か不幸か、こうして文章を生む仕事をさせて頂いていますけど、前職では全く違う仕事をしていました。
私が社会人になったのは2012年。名前を聞くと「おお~っ!」となるような広告代理店に、新卒で入社しました(えへん!)。
入社当時はコピーライターになりたいと意気込んでいましたが、配属されたのはマーケティグ部門。中学時代に数学の評価が「2」だった私に、データをごりごり回す業務を任せるなんて、なかなかの英断ですよね。
でもマーケターの先輩方には、本当に色々なことを教えていただきました。エレベーターでは年次の低い人間(大抵の場合自分)が開ボタンを押し続けていないと怒られること、会食の席で空いたグラスにお酌しないと怒られること、来客があれば言われなくてもお茶を出さないと怒られること、などなど挙げたらキリがありません。(もちろんマーケティングのこともたくさん教わりましたよ?でもここでお話しても大して面白くないので、割愛しますね。)
せっかく色々と経験させてもらえたのですが、私はちゃんと誇れる結果を残せないまま4年目でその会社を辞めてしまいました。だって、マーケター向いてなかったんだもん。物書きの仕事がやりたかったんだもん。
辞めた後でも、会社の動向や同期入社の様子とか、気になるものですよね。今フェイスブックで色々調べられるから「あの子今こんな面白いプロモーションの企画担当なんだ」と凹むこともしばしばありました。
その日もたまたま仕事の息抜きのネットサーフィンをしていたら、その会社が今年の4月に統廃合の末消滅していたことを発見してしまったのです(ちゅどーーーん!)
厳密に言えばもうちょっと大きな会社に吸収されてしまったので、お世話になった上司や同期入社の仲間が路頭に迷うことがなさそうなのがせめてもの救いです。とはいえ、学生当時憧れて採用試験を勝ち抜いて入った会社がなくなってしまうのって、何だか心にぽっかり穴が空いた気持ちになるものなんですね。
そういえば余談ですが、今話題のブラックホールって星が死んでしまった衝撃で生まれるってご存知でしたか?
私ももしあのまま同じ場所で「自分らしく結果を残すためはどうしたらいいんだろう」って立ち止まっていたら、会社が消滅する時に生まれたブラックホールに飲み込まれていたのかもしれないなと、ふと思いました。
ありがたいことに、チームリブセンスに入れてもらえて3回目の春を迎えることができました。こうして転職ビジネスに携わらせて頂いていると、定年まで立派に勤め上げること、趣向に合わせて職場を変えることと選択肢が多い中で、一体何が正解かなんて分からないんだと実感します。
(正直、今私がいる場所だって、果たして自分にとっての正解かなんて分からないわけで。)
働くことは生きることと誰かが言っていましたが、働く上での選択肢を自由に選べる社会こそが生きやすい社会なのかもしれませんね。
そのために、働く人にとっての選択肢を増やすために、リブセンスのキャリア事業部で頑張ろうと思った今日この頃です。