大阪とか映画とか
めまい (Vertigo)
アルフレッド・ヒッチコック監督作品 1958年 アメリカ
初めて見るこの映画のヒロイン『キム・ノヴァク』に大きな期待を込めて
見たことが思い出されます。
それは、某小説の冒頭に、世界的プレイボーイ『アリー・カーン』と
恋人関係にあったことが書かれており、私生活でも妖艶な魅力を振りまいていたからに他なりません。
その期待は裏切られることなく、劇中ノヴァクの妖艶な魅力に引き込まれ、巧妙なヒッチコックサスペンスの虜になっていました。
物悲しい雰囲気が包むストーリーが進むとともに、主人公のスコティに
成り切ってしまいます。
この作品は興行的に芳しくなかったとのことですが、わたし自身は、
ヒッチコック作品の中では一二を争うほど好きな作品です。