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大阪とか映画とか

アパートの鍵貸します(The Apartment)

ビリー・ワイルダー監督作品 1960年 アメリカ

一番好きな映画です。
高校3年生当時、愛読雑誌の『POPEYE』誌上のコラムで紹介されていたのを見て興味を引いたのがきっかけでした。

確かこの号のコラムだったような…


そのコラムに書かれていた、
“ペーソスという言葉はレモン(主演のジャック・レモン)のためにある…” に強く惹きつけられたのを今も記憶しています。
そして、堂島の “大毎地下(名作洋画を3本立てで上映していた映画館)"の上映予定を見つけ、すぐ見に行きました。

衝撃でした。内容の面白さのみならず、それまで感じたことのなかった
垢抜けた都会的情景に、強い憧れを抱きました。

スーツ、オフィス、事務用品、アパートの調度等々…目に映る全てが新鮮で
スマートでカッコよく、「自分もこうありたい」と強く思うとともに、
以降自身の美意識の一部になっていきました。

そういう自身の人生に強く影響を与えたところからも、『一番好きな映画』だと今でも強く思うんです。



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