何かを教えると言うこと

 子どもの頃から人に教えるのが好きだった。そのために自分で知識を増やして、何でもやってみるのが好きだった。やってみて納得して自分なりに咀嚼できると、人に教えたくなる。そんな子どもだったように感じます。

 実際小学校で教員をやっていて、通り一辺倒のことは教科書ガイドに赤書きで載っているので、そこを重点的に教えていけば、なんとなく授業は進んでいくと思います。実際それでやった気になっている自分もいました。

 何年も続けていくうちに、このままだと面白くないと言う自分の中のロッカー魂がムクムクともたげてきて、1時間の中で1カ所でもオリジナルっぽい事(今思うとですが)を織り交ぜないと気が済まなくなってきました。そんなことを続けているうちに、同じ内容でも切り口を少し変えるだけで、違った印象になる事も学びました。

 毎年子どもは変わっています。その年に合わせた対応を考える事で、子どもの勉強への取り組み方は変わってきます。今は音楽専科をやっていて、変えないところと、変わっていくところを意識しながら授業するよう心がけています。何かを教えると言うことは、自分が分かっている以上のことは教えることが出来ないので、日々インプットして、同時にアウトプットや今までの考えを破棄するなどの新陳代謝をしていくことが大切なのではと感じています。

 今後、どんどん教え方や知識の定義などが変わっていきます。昔のものに固執しすぎず、自分なりに咀嚼しながら進んでいきたいと思います。教えるのって難しいけど楽しいです。

今日の楽典です

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ではでは

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