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POLYMEGA ファームウェア Ver.1.1.33アップデート内容解説

■はじめに

本記事は、米国のplaymaji社より2021年9月に発売されたマルチレトロゲーム互換機「POLYMEGA」についての記事じゃ。
あくまで個人での検証および確認、考察に基づく内容なので、多少の間違いなどはご容赦いただけると幸いじゃ。
Youtubeに投稿している動画の内容を再構成した内容となっているので、あわせてご覧いただけると嬉しいのじゃ。


■はじめに

今回は、2025年1月18日に公開されたPOLYMEGAのファームウェアV,1.1.33についての速報じゃ。
V.1.1.32インターネット接続の不具合で公式に問い合わせた際に、
近々ホットフィックス(バグ修正)のアップデートをする
とは返事があったものの、公にアナウンスがなく、いきなりアップデートが公開されたのでびっくりしたのじゃ。
あくまでバグ修正ということで軽微な変更のみのようじゃが、内容を紹介していくのじゃよ。
なお、POLYMEGAって何?という方は、公式サイトをご覧いただきたい。

■v.1.1.33アップデートの前に

まずアップデートについてじゃが、今までと同様に、インターネットに接続していることが前提で、システムメニューアップデートを選択することでv.1.1.33を認識し、アップデートが実行することになる。

v.1.1.33が表示されている

この際に、気をつけてほしいのが「v.1.1.33」となっているかどうかじゃ。
というのは、個人差・時間差があるのか、最新のバージョンがv.1.1.33ではなく、v.1.1.32のままになっている場合が発生しているようなのじゃ。
そのため、誤ってv.1.1.32にアップデートしてしまい、ネット接続できなくなってしまう、ということも起きうるので、必ず「v.1.1.33となっているかどうかを確認するようにしていただきたい。

これで「v.1.1.33が表示されない」という場合、そもそもインターネットに接続ができていないという可能性もある。
IPアドレスが表示されているから大丈夫」というのも、正直言ってわしはあやしいと思うのじゃ。
POLYMEGAがちゃんとインターネット接続できているか確認したい場合は、「バンドルソフトの復旧」を試してみるか、もうひとつはPOLYMEGA本体で音楽CDを再生してみるとよい。
もしインターネットにつながっていれば、ネット経由で曲名やアートワークなどの情報にアクセスし、表示されるはずじゃ。
情報自体が登録されていないCDもあるので、メジャーなCDを何枚か試してみて、それらの情報が表示されない場合は、インターネットに接続できていない状態だと思われるのじゃ。

また、前回v.1.1.32のアップデート不具合でインターネットに接続できない状態の場合は、当然のことながら最新アップデートのチェックができず、アップデートを実行することができない。
この問題に対して、公式の回答としては、
スマートフォンやパソコンのWifiホットスポット経由など、別のネットワークソースを試してほしい
とのことじゃ。
パソコンのWifiホットスポット設定とかはこんな感じで、あとはネットで検索すればいろいろと詳細な説明が見つかると思う。

ただ、以前からお伝えしているとおり、POLYMEGAのWiFiは日本の技適マークを取得していないため、日本のユーザーがWiFiを使用した場合は電波法違反になる可能性があるので、わしとしては推奨しない。
わしの場合は、しばらく使用していたら不定期にインターネット接続が復活することがあり、そのタイミングでアップデートすることができた。
同じように、しばらく様子を見るという方法もある。
有線でも別の回線につなげば接続できるという話もあり、xで検索するといろいろと先達の情報も出てくるので、どのようにアップデートするかは、あくまで自己責任でお願いしたい。

■v.1.1.33アップデート概要

今回のアップデートは3点じゃ。

公式サイトのリリースノートより

●ステートセーブのセーブおよびロードが改善

まず、新機能とあるが、v1.1.32で大幅に遅くなってしまったステートセーブのセーブおよびロードが改善された。

このとおり、非常に快適にセーブ&ロードができるようになったのじゃよ。
体感的には、今までは20~30秒かかっていたのが、セーブや削除が2~3秒で済むようになった。
新機能ではない気がするのじゃが、まあ、細かいことはよいのじゃ。

この記載内容だと、特定のゲームのステートセーブデータが多数存在することが、遅くなった原因だったようじゃな。
特定のゲームというのが、どのゲームのことなのかがちょっと気になるところじゃ。
ということは、v.1.1.32の際にも、特にステートセーブが遅くなったという症状が発生しなかった人もいたのかもしれないな。

■インターネット接続ができなくなる問題の修正

続いてはバグフィックスじゃ。
問題だったv.1.1.32でインターネット接続ができなくなる問題の修正がされたようじゃ。
実際にわしもv.1.1.33にアップデートしたあとはインターネットに接続できているし、他のユーザーのコメントでも修正されたという話じゃ。

とはいえ、未確認情報ではあるが、「v.1.1.33にアップデートしたらインターネットに接続できなくなった」というv.1.1.32とまったく同じ症状が発生したという話もあるので、気になるところではある。

とりあえず、ネットがつながらないと不具合の修正アップデートも受けられなくなるので、こういう不具合は本当に今後は勘弁してほしいのじゃよ。

■ニンテンドウ64タイトルのサポートファイル

もう一つのバグフィックスは、ニンテンドウ64タイトルのサポートファイルを、有線ネット接続で受信する際の問題が修正されたらしい。

POLYMEGAニンテンドウ64のゲームをプレイする場合は、個別のゲームを起動した際に、そのゲームに対応したサポートファイルを、インターネット経由で自動的にダウンロードし、互換性を向上させるという機能がある。
ニンテンドウ64については、インターネットを接続しておいたほうが、互換性も向上して快適に遊べる可能性が高いということじゃな。
この機能に問題があったらしい。
ただ、わしもこの問題があった事自体知らなかったので、どういう問題があって修正されたのかは不明じゃ。
ただ、ネット接続した状態でニンテンドウ64のゲームをいくつかプレイしてみたが、問題なくプレイはできたのじゃよ。

その他気づいたこと

一部のタイトルがデータベース上で表示されなくなっている問題じゃが、確認したところ、セガサターン版の「タイムギャル&忍者ハヤテ」については修正されず、タイムギャルは消えたままじゃ。
ただ、ファミコン版「女神転生」のバージョン違いとして登録されている「女神転生Ⅱ」は表示されるようになっている。
とはいえ、そもそもバージョン違い扱いで登録されている事自体が間違っているので、そこを修正してほしいところなのじゃが。
どちらにしても、データベース関連の修正は今回は含まれていないと考えて良さそうじゃ。

もうひとつ発覚したことは、今回のv.1.1.33より、
「セレクトボタン長押しによる倍速機能」が削除されていることじゃ。
意図的な削除なのか、それとも不具合によるものなのかは不明じゃが、倍速機能を利用したい場合は、プレイ中メニューを開いて、コンソールからFast/Normalを切り替えるしかなくなっているのじゃ。

■まとめ

今回のアップデートは、前回のv1.1.32アップデートで発生した問題の修正ということで、かなり限定的なアップデートじゃ。
不具合タイトルやデータベースの修正は、また次回以降じゃな。
v1.1.32のアップデートを様子見していた人は、今回のアップデートを実施すると安心だと思うのじゃよ。

POLYMEGAのアップデートは、毎回このように最初のアップデートで不具合が起きて、そのあとしばらくして修正アップデートが来てようやく落ち着く、というパターンなので、最近POLYMEGAを購入した人はよく覚えておくとよいのじゃよ。
大型アップデートが来た時は、すぐにアップデートせずにしばらく様子見をして、できれば修正アップデート後に実施するのがおすすめじゃな。
わしのようにすぐにアップデートする場合は、人柱になるのを覚悟しておくことじゃ。
というわけで、今回は短いが、ここまでじゃ。
では、次回もよろしくな。


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浮御堂みろく@幽玄レトロゲーマー
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