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[伊良湖神社+伊古奈比咩命神社・白浜神社+宗像大社 中津宮] ご縁がご縁を呼ぶ連鎖のつながり
「ここまで来たから、こっちも行ってみようかな・・・」という経験は誰もがお持ちだと思いますが、逆に、「ここまで来たのに、あそこには行けなかった・・・」という経験もお持ちだと思います。実はこれもご縁の象徴的な出来事であり、引き寄せの法則の一つです。
こういったケースを経験しながら思うことは、行きたいところの全てをプランニングするのではなく、ある程度のメインとなる土地やイベントを起点に、後はご縁があれば足をのばしてみようかなと、計画を立てられると良いです。
このある程度が、時間的な余白を生み、また予想以上に短時間で回れる場所が出てくる場合にも追加で訪れることが出来る場所もできてきます。
今回ご紹介する伊良湖神社はまさに時間的な余白が出来たため訪れた場所ですが、実は追加で行ってみたい場所へもアクセスすることが出来ました。それは神島です。神島は伊勢湾口に位置する志摩諸島の一島で三重県鳥羽市に属する島ですが伊良湖からも訪れることが出来ます。神島は朝の写経中に時折、出てくる地名として、何度か、訪れてみようとプランをしてみては断念している島でした。
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今回、たまたま訪れることができた伊良湖神社の目と鼻の先にある伊良湖岬へたまたま足をのばしたところ、なんと、とても美しい神島を間近で眺めることができました。自分でもこの千載一遇のチャンスに驚いたことと、この機会を頂戴したことへの感動と感謝で、とても幸せな気持ちになりました。
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そしてこの作文の写真には沖津宮が写っています。
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大島の中津宮から沖津島が遥拝できず、とても残念に思っていましたがその日に泊まったホテルの窓が沖津宮を向いており、早朝の靄がかかる中、ひっそりと佇む沖津宮を肉眼で見ることができました。ほぼ諦めていた沖津島が瞬間的に見えた瞬間、「神様はいるな」と確信するとともに、神様に出会えたことにとても感謝しました。
伊良湖神社(いらこじんじゃ) ー 愛知県田原市日出町
天照大神の御子神 天忍穂耳命の妻として知られる栲幡千千姫命(たくはたちぢひめ)を御祭神に祀り、初代 神武天皇の曾祖母にあたる。別称の万幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきづしひめのみこと)としても知られており、その名の通り、多くの織った布から機織りの神様をを意味する。
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古くは伊勢神宮領の伊良湖御厨(みくりや)として伊勢神宮 外宮の禰宜による神事が執り行われていたとされ、また伊勢神宮の神服を新しく奉る神御衣祭(かんみそさい)になぞらえて、伊良湖神社では毎年4月の第3日曜日に御衣祭(おんぞまつり)が今でも行われている。御衣祭とは天照大御神に和妙(絹)と荒妙(麻)を御糸や御針などと共に御料としてお供えする祭りのことである。
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鳥居をくぐるやいなや、左手の方から声がかかったような気になり、振り返ってみると銅像さんからのお出迎えでした。
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「忠烈」とは忠義の心を持ち、いかなる困難に打ち勝つという言霊を持ちますが、戦時中の教えであったり、その時の状況がうかがい知れる銅像でした。
「こっち!」と私の気を引くような声のかけられようでしたが、その後も、この銅像さんのことや伊良湖神社のこと、そして神社を訪れた日のことを鮮明に覚えているため、ある意味、銅像さんからの言霊は私の心の中に伊良湖神社が残る記憶の目印になったようです。
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こういった銅像さんをはじめ、自然界の精霊さんや要石から受ける言霊やメッセージは単なる言葉に留まることなく、魂にまで響くエネルギーとなり、そして私たちの一生涯に残ります。それはまるでスクラッチのような小さなキズ痕を私たちの記憶に残すかのように、小さいけれど鮮明な形で残ります、
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参道で出会った神馬さんはとても朗らかな面持ちと落ち着いた雰囲気があると同時に、どこか、昔に出会ったことのある懐かしいエネルギーを感じました。本殿までは曲がりくねる参道を歩いていきますが、常に木々や精霊さんたちに見られている感じがあり、少し体が緊張します。そういった心身の緊張をほぐすかのように、神馬さんは人懐っこいエネルギーを持っておられますので是非、参拝の際には「はじめまして」や「お邪魔します」とご挨拶をされると良いです。神馬さんのあたたかいエネルギーに包まれながら、私がこの地を訪れたのはこの神馬さんに出会うためだったのかと思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
伊古奈比咩命神社・白浜神社(いこなひめのみことじんじゃ・しらはまじんじゃ) ー 静岡県下田市白浜
御祭神には伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)を祀り、相殿に祀られる三嶋大明神(みしまだいみょうじん)の后神であり、良縁や子授けの神様として知られている。
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通称の白浜神社は白浜大浜海岸の白い浜に由来すると言われており、三嶋大明神が南方より黒潮に乗って伊豆の地を訪れた最初の地である。
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その後、富士の大神より許しをいただき、伊豆半島の南東の土地にて伊古奈比咩命を妻に迎えて白浜に宮を創建されたのが白浜神社の謂れでもある。
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その後、随神である見目(みめ)、若宮(わかみや)、剣ノ御子(つるぎのみこ)の神々と共に、伊豆の沖合に島を作り、最初の島が初島であり、最後に作られた島が十島(現在の利島)と言われている。三嶋大明神は三宅島に安住していたが、各島々に后をおり、多くの御子神さまを作られたと言われている。
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三嶋大明神は出雲の神 大国主命の御子神 事代主命(ことしろぬしのみこと)として、また別称 恵比寿神としても知られる海上安全や商売繁昌の神様である。
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枯れてから1300年と言われており、樹齢 2,300年
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私たち参拝客の訪れを待っていましたと言わんばかりの太く、たくましい鳥居からは、とてもあたたかいエネルギーが出ており、「ただいま!」と故郷の地へ戻ってきたかのように、元気にご挨拶をすると、まさに力強く抱きしめられるような、安堵感や平穏、そしてこの場所でくつろぎたいなといったのんびりとした気を感じます。
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拝殿の狛犬さんは、まるで飼い主の帰りをまっていたかのように私たちにまとわりついてきます。しっかりと狛犬さんの目を見て「ただいま!」と声をかけてください。日頃の生活の中でこびりついている穢れを取り、新鮮な気を取り入れるお手伝いをしてくれます。
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社殿に漂う陽気を吸い込みながら、拝殿を一回りしようと歩き出すと、「こっち!」という声が聞こえてきました。
周囲を見ても何も見えないため、足元に目を凝らしてみると、木の実なのか、貝殻なのか、2つが1つにくっついている物体を見つけました。
その瞬間、「融合」という言霊が心に沸き上がりました。
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そういえば、その前日に大室山にある浅間神社を参拝しましたが、同じような虫のつがいに声をかけられたことを即座に思い出しました。
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この時も、「こっち!」と足元より声がするため、目を凝らしてみると階段の端の方で、雄と雌が交尾をしている姿でした。その際に浮かび上がった言霊が「融合」であり「協働」でした。
風の時代となり、分離から統合・融合の力が加速しており、まさにそのキーワードを再認識させられる出来事でした。頭ではわかってはいるものの、日々の生活の中で忘れがちなOneness(ワンネス)・・・まさに日本の土地のど真ん中にある静岡で風の時代のキーワードを再認識させられ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
宗像大社 中津宮(むなかたたいしゃ なかつぐう) ー 福岡県宗像市大島
中津宮は大島に鎮座する宗像大社の一つ宮として宗像三女神 湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る。
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境内には「天の川」という川が流れており、天上の天の川になぞらえて、川をはさんで織女社と牽牛社が鎮座する。中津宮に向かって左側にあるのが織女社(境内)に対して、道を隔てて右側には牽牛社(境外)がある。
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七夕伝説発祥の地と言われており、毎年8月7日の夜には七夕祭が行われる。
天照大神と素戔嗚尊が誓約を行い、素戔嗚尊の剣から生まれた三女神として知られる湍津姫命は、九州と沖縄・台湾への東南アジアルートをはじめ、朝鮮・中国へのルート、そして畿内へのルートの航海安全を司る海洋の女神であり、「たぎつ」の語源でもあり、水が激しく動くエリアの守護神とも言える。
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延命の霊泉
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宗像大社 中津宮へ入る手前にある太鼓橋では、日頃の心や体についてしまった穢れや、不安或いは不要なエネルギーを落としていく結界です。太鼓橋の上では自分の体から不必要なものが落ちていくイメージをしてください。
また太鼓橋を渡る前には遠くに見える拝殿・本殿ですが、この結界を通り、穢れを落とすことで、曇っていた鏡が光を取り戻すように、私たちも本来、私たち自身がもつエネルギーへ上昇していきます。そのエネルギー上昇を感じるタイミングとしては、目の前に見える階段をあっという間に登れてしまうことです。
御祭神である湍津姫神は水の神様として禊をおこない、穢れを祓い除けるパワーを持っています。心が重いや、気が晴れない、気持ちがモヤモヤしているといった場合には湍津姫神のエネルギーへつながると良いです。
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社務所で絵馬を見ていると、博奕(ばくち)という面白そうな絵馬に目が留まり、博奕って何かなと社務所の方に聞いてみると、その昔、ばくちに負けて金を失った人々が、身ぐるみはがされてしまったことを例えに、そうならないように・・・という絵馬でした。
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「社務所の裏にあるオレンジ色の木がバクチノキですよ」と教えていただき、その木へ行ってみると、まさに天真名井へ行く道中に声をかけてくれた木のようでした。
実は・・・湍津姫神へご挨拶をした後、天真名井へ向かおうと歩きはじめると、左手の方から「ちょっと・・・」と声をかけられたような気がしましたが、井戸へ進む道が下り坂のため、その下り坂の勢いに任せて通り過ぎてしまいました。とても鮮やかなオレンジ色の木であったため帰り道でも目が留まりましたが、この土地へ訪れることが出来たことに対して、感謝のご挨拶をしてその場を通り過ぎました。
ちなんみに剝がれているバクチノキの木の皮を財布に入れておくとお金を失わないという言い伝えがあるようで、剥がれ落ちているバクチノキの木の皮を集めて、財布に入れました。一番最初にバクチノキより声をかけてもらった時には通り過ぎてしまいましたが、ご縁があると必ず、再びつながるチャンスが到来するのか・・・と思いました。
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本殿へ行く手前に織女社がありますが、その社への道は意外に険しく、鎖をもって登ることになります。頂上へ上がってみると、とても空気が澄み渡っており、まるで別の時空にいるような穏やかなエネルギーが流れていました。
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自生する木木たちを見ればわかりますが、織女社は久久能智神が守る神殿です。しっかりとした根をはる木々たちからのエネルギーを足の裏から受け取れる稀有な場所でもありますので足腰に自信がある方は是非、織女社まで昇っていただければ幸いです。
私たちは高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現することができ、ひいては物事を動かすために必要なエネルギーを養います。そのエネルギーをつかみ取るためにも、中今(なかいま)を生きることです。中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。
今を大切にお過ごしください。