ラジオ番組 ミラクル・サウンド・バイブレーション 2022.12.7選曲リスト
先日ネットを見ていたら、シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演の記事が出ていたので、それきっかけで展開してみようかなと。
saltimbanco / Cirque du Soleil
Barock / Cirque du Soleil
大学生の時にアレグリアを観に行って感動したのを昨日のことのように覚えています。
サーカスというと“子供が観るもの”という勝手なイメージがあったので恐る恐る足を運んだのですが、演出も音楽も商業的に合理化された完璧なエンターテインメント(肯定ですよ。)に驚き、大興奮。
色鮮やかで毒々しく、ゴージャスでありながらキッチュな世界観と、サーカスが漂わせる独特な湿り気を排除したタイトな展開。
音楽は生バンドの演奏で、これがとても良かった。
エレキギターとシンセサイザーを際立たせた絶妙にチープなロックが、ショーの軽やかさと見事にマッチしていて、帰り際に急いで物販へ行きCDゲット。当時iTunesとかないですからね。
ちなみに今回ご紹介した曲はsaltimbancoという演目の楽曲です。2曲目のBarock好きなんですが、iTunesで聴けるのはアレンジがイマイチ。CD版がお勧め(↑YouTubeの)です。
年明けから東京、夏から大阪で開催するみたいなので、映像ではなく機会があれば是非生でご鑑賞下さい。
輪舞曲 / 松任谷由美
リフレインが叫んでる / 松任谷由美
“ショーもの” というキーワードで思いついたのがユーミンのSHANGRILA公演。サーカスやらシンクロナイズドスイミングやらを詰め込んだ破格の演出が話題になりましたよね。
今回ユーミンのリクエストを頂いたので、何か絡めて取り上げられないかなと考えていたのですが、もしやと思い調べてみたら演出にはシルク・ドゥ・ソレイユが関わっているみたいですね。輪舞曲なんてモロその世界観。
それにしてもユーミンはスペクタクルな演出にとても映えますね。
松任谷正隆氏のプロデュースが上手いということもあるでしょうが、“遠くに向けて歌っている”感じが独特の広がりを生むのでしょう。
空間認識が普通の人とは違うのかもしれません。
大物になるかならないかはこの距離感がキーなのかもしれません。
ア・ブラ・カダ・ブラ / 米米CLUB
稀代のエンターテイナー、カールスモーキー石井率いる米米CLUB。
こちらは1994年のツアーから。
衣装から舞台までも手がけるカールスモーキー石井ですが、おそらくシルク・ドゥ・ソレイユもチェックしていた筈で、インスパイアされて演出に取り入れたのかもしれません。ユーミンといい当時の流行り?
あらゆるジャンルの垣根を超えて取り込み消化する米米CLUBのステージは、どのツアーも見どころ満載で舌を巻きます。
もともと画家志望だったカールスモーキー石井が、総合芸術として音楽を始めたのは有名な話。
色々なジャンルをものにした彼の表現の核には非常に“和的”なものがあり、どこかで特集したいなと思います。
ということで今回はこんな感じ。
次回は12月21日(水)。では!
番組についてはこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?