自己表現できるもの
私の趣味は、1人でできるものが多い。
仲良い人とワイワイすることも大好きだが、「趣味は何?」と聞かれて思い返すとこんな感じ。
陸上(長距離)、水泳、音楽鑑賞、アニメ、漫画、カラオケ、食べること
皆でやった方が楽しいだろってものも確かにあるが、ヒトカラや1人ファミレスも余裕でできるくらい、1人が苦にならないのだ。
インキャなので笑
前置きはここまでとして、今回は「陸上」との出会いについて書きたいと思う。
1.速くなるぞー
小学4年生の時、既に卒業した支援級の先輩が陸上部だったので、自分もやりたいと思ったことや、担任の先生からの勧めがあってか、成り行きで陸上部に入った。最初は訳もわからず動き作りや色んな種目をやっていたが、当時「これだ!」と思ったものは、
80mハードル
121212345!123!123!と心の中で数えながら、目の前にあるものを飛び越えて走るのがただただ楽しかった。加えて、私の住む市では市内小学校対抗の陸上大会があったので、この種目で選手として走りたいなと思った。
結果、5年生では出場を逃したが、冬になってから交流級の体育で見本を任せてもらえるほどになり、遂に6年生で選手になることができた。さらに、ハードルだけでなく、4×100mリレーの選手にも選ばれた。当時は短距離が速くなりたいと思っていたので、意外だと思ったと同時に嬉しさが大きかったことを覚えている。
ハードルは他校と比べて力及ばすだったが、リレーで6位に入賞することができた。この時、初めて仲間と目標を達成する喜びや楽しさを味わった。それからもこの気持ち良さそのままに、陸上部で走り続けた。中学でもやろうかなと思いながら。
しかし、思いもよらない種目との出会いを、この時の俺は、まだ知らない。
2.地獄
秋・冬といえば、冬トレの季節。
小学校の部活では色々な種目に触れさせるねらいがあるからか、嫌でもやらされるものがあるのだ。それは、
マラソン
遂に来てしまった。この季節が。
しかも小6の時は、10月から中学生と一緒に2000mを走る練習があったのだが、何と私はAチームに入ることとなったのだ。
長距離をやるつもりは微塵もなかった当時の俺には、まあきついきつい。200mトラック10周(50")を走るのだが、3周で1人爆垂れしました笑友達も中学生と練習する時は「地獄の日だ」と言っていたが、私はもう何も考えられなかったね。
これからどうなるんだろう…
3.楽しい?
数日後
いつものように爆垂れした後、顧問の先生から声をかけられた。BかCに下げられるのかな。まあ半分もついていけてないしね〜、と思っていたが、
「1日1周ずつ付けるようにしよう。今日が3周なら、明日は4周、明後日は5周って感じでね。」
えっ、落とさないの?
散々だったよ??
そう思いながら練習をしてみる。先生からの「あおい君、今日は4周行くぞ!ここ我慢だよー!!」という声かけや、中学生の「頑張れ、付いてけ」を背に。
あれ、付けた。
その日から、徐々に付ける周が増えた。先生はその日の目標を達成する度に褒めてくれた。
そして遂に、10周全て50秒で走れるようになった!!
あれ、長距離って楽しい??
たった1ヶ月で、ここまで走れるのか。
つづく
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