自分のスタイルを見つけなさい
グラフィックス
あるとき熱心にグラフィックスをつくっている時期があって、そのころつくった画像のひとつです。
いちばん左にタイル模様になっている3番の線がありますね。真ん中と右側は、その線の形を変えたバリエーションです。
これを手で描こうとすると、並大抵ではありませんが、PCは黙ってよく働いてくれます。
逆にいえば、これを手で、ひたすら丁寧に描いたら、それはすごい作品になるのではないか。
やりませんけど。
すでに既存の画家が描いてしまった画法は、もはや新しくないのです。
やるなら1人目にならないといけない。
そこまで極端な話ではなくても、どこかでオリジナリティというものを見つけなくてはならない。
自分のスタイルを見つけるということです。
これがあると強いです。
そのうちまた、「自分のスタイルを破る」という壁があらわれますが、それはそのとき考えればよろしい。
とはいえ人が手で描く絵は、オリジナリティなど考えなくても、それとなく、その人らしさのようなものが漂うものです。
油絵教室で、ときどき記名のない絵が見つかって、「これはどなたの絵でしょう」ということがありますが、たいてい誰の絵か分かります。
この色づかいは、誰さん。こういう線は、誰さん。
と、何となく分かる。
でも、やはり自分の絵というものをつくりたいですね。
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見ていただいてありがとうございます。イラスト・デザイン・コミックを手がけています。よろしければポートフォリオをご覧ください。 https://salon.io/nobuko/nobuko-portforio