【共催セミナー連動企画3/4】コンプライアンス編 「同じ罪を犯しても罰は80倍」
株式会社366は、有限会社縁(鹿児島県)と共同で、4月28日から全5回の「寺院経営セミナー」を開催します。
セミナーの詳細とお申込みは、こちらのウェブサイトを御覧ください。
■宗教法人のコンプライアンスを学ぶ機会がない
セミナー第2回目のテーマは、お寺のコンプライアンスです。
・住職を交代したら、墓地管理者の変更届けをしなくてはいけないことをご存知ですか?
・宗教法人が守るべき、個人情報保護やプライバシーに関するルールをご存知ですか?
・同性婚など、社会的に取り組まれている課題とお寺の立場を理解していますか?
赤信号は、そのルールを知らなくても、渡れば道路交通法で罰せられます。お坊さんが、墓埋法※1や個人情報保護法※2などを「知らなかった。誰も教えてくれなかった」と言っても、違反すれば当然罰せられますし、社会的制裁を受けます。
第2回のセミナー(5月27日開催)では、そんなお話をしようと思います。
■コンプライアンスは「法令遵守」では足りない
コンプライアンスという言葉をご存知でしょうか?
アメリカで形成された概念で、「法の支配」を国家だけでなく企業にも適用させようとした社会運動です。「法の支配」でいうところの「法」は、具体的に成文化した法律だけを指すのではなく、法の前提となる、より高い次元の規範を指すと広く考えられています。
1991年、アメリカで連邦量刑ガイドラインが制定されました。企業や団体を中心とする経済事件が頻発する時代背景を受け、企業倫理を高めることを目的に制定されたもので、同じ罪を犯しても、法を守ろうと努力していた企業と、そうでない企業では、受ける罰金の額に最大80倍の差を設けました。80倍ですよ!!
■お寺はどうか?
あなたのお寺はどうでしょうか?
墓埋法の精神を理解し適法なお墓経営を行っていますか?
自分のプライバシーを主張してはいますが、お寺は個人情報を適切に管理していますか?
ひとたび事件が起きたときに、「より重い罰を科すべきだ」と、社会に断じられるような実態になっていないでしょうか?
今日、コンプライアンスは社会にとって重要な規範となっており、一度問題となれば、いかに信頼を集めているお寺であっても「知らなかった」では済まされません。
この回のセミナーは楽しい回ではないかもしれませんが、今、お寺が知っておくべきコンプライアンスについて、具体的にわかりやすくご説明をしたいと思います。
そうした堅実な取り組みを評価してくれる世になってきていると、私たちは信じています。
第2回は参加費3,000円、Zoomを使ってオンラインで開催いたします。
詳細の情報と申込みは、下記のリンクから。皆さんと学び合えることを楽しみにしています。
※1 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号)
※2 個人情報の保護に関する法律(平成15法律第57号)