365日ライカ:046 ライカQ2とスマホ版「Lightroom」で最速の映え&作品制作
先日、ライカQ2について「スマホ時代の最強カメラ」と位置付ける紹介を書きました。
簡単に言えば、ライカQ2が搭載している「ズミルックス28mmと4730万画素フルサイズセンサー」を「iPhoneカメラの最強版」として捉えるという考え方です。
しかし、ライカQ2とスマホの関係はそれだけではありません。
スマホから電源OFF状態のライカQ2を起動可能
ライカQ2は省電力Bluetoothに対応しているため、一度スマートフォンとペアリングしてしまえば、電源OFF状態のライカQ2を純正アプリ「Leica FOTOS」経由でスマホから起動してWi-Fi接続することまで可能です。
これによって、ライカQ2からスマホへのスムーズな写真データの移行が可能に。
「スマホカメラがライカQ2に延長されたような感覚」と言えば、さすがに言い過ぎですが、気分はそんな感じです。
Lightroomを使えば、「映え」から「作品」までスマホでOK
Leica Q2
ライカQ2で撮影した写真を、純正アプリ「Leica FOTOS」のギャラリーや、スマホのカメラロールに転送したら、あとは加工。
JPEGでも十分な調整は可能ですが、「Leica FOTOS」ではRAWデータの転送ができ、さらにスマホ版「Lightroom」でもRAWを読み込んで現像することができます。
RAWならば、上の写真を下のようにインスタ映えっぽい領域まで調整できます。
Leica Q2
JPEGでここまでやると、さすがに破綻してしまいますが、RAWならば余裕。
まだまだ調整の余力は残っています。
見えないものまで見えてくる
Leica Q2
こちらもRAWデータそのまま。
明暗差が大きく、暗部が潰れてしまい、何が何やらという状況です。
しかし、Lightroomを使えばスマホで次のような領域まで現像可能です。
普段の自分の作風とは大きく違いますが、作例のためにあえて思いっきり調整してみました。
元のRAWでは人物がほとんど確認できませんが、現像すればここまで色情報を含めて復元が可能なんです。
この記事ではJPEGとRAWの違いを言いたいわけではありませんが、改めてJPEGとRAWが別物だと感じざるを得ませんね。
ポケットの中のスマホで、ここまでできる
そして繰り返しとなりますが、これがMacやPCではなく、ポケットに入っているスマホでいつでもできるというのが大きなポイントです。
これは、かつて音楽プロデューサーが機材を並べたスタジオで音楽を作っていたのに対し、現代のプロデューサーが飛行機での移動中に曲を作ってしまうかのような、大きな環境変化だと思います。
スマホ版「Lightroom」についてはまた改めてご紹介しますね。
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