365日ライカ:073 夜の写真をデジタルで撮ることを通して、機材と表現について考える
フィルムとデジタルを併用している弊害か、あるいは普段持ち歩いているカメラ「M10-P」をISOも含めフルマニュアルで扱っている影響か、夜の写真が少なくなっていた気がします。
Leica Q2
しかし、せっかくデジタルカメラを持っているのなら、変な思考ブロックを取り払って、どんどん高感度で夜を撮影していきたいところです。
ヴォルフガング・ティルマンスだって、フィルムからデジタルに乗り換えてすぐにフィルムでは無理だった手持ちでの星空撮影を行っていましたからね。
Leica Q2
惜しくも次号での休刊が発表された雑誌「アサヒカメラ」ですが、その6月号をフィルム特集に惹かれてたまたまKindleで購入していました。
おもしろかったのは写真家 奥山由之さんのインタビュー。
写ルンですのイメージが強い奥山さんですが、実際は多数のカメラを使い分けています(ライカだとM7を使っているそうです)。
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そして同誌の最新インタビューによると、近頃はフィルムではなく表現に合わせてデジタルカメラも手にするようになったとか。
Leica Q2
詩や小説、絵画などと比べ、写真や映像は機材によるところの大きな表現です。
そのため機材選びに自覚的になるのは、ある意味では必然。
Leica Q2
機材が表現を規定するのもいいですが、表現に合わせて機材を選ぶ比重の方が常に高くあるべきではないかと思います。
とはいえ、あまりたくさんの機材を持つとそれはそれで思考のノイズになりますし、お金にも限度がありますので、できる範囲内でバランスを取りたいものです。
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