【本日の一杯の薬膳茶】〜2021年立春✨編〜
あなたらしく輝く未来へココロとカラダをつむぐ服食薬膳師イケカヨです。
2/3立春、2021年のスタートでもあり春の始まりです。
春ってどんな季節?
今日は立春、春の始まりです。
二十四節季では一年の陰陽バランスの変化や季節の変わり目を表す「二至二分四立」というものがあります。
その四立の一つが「立春」
「立」という文字は始まります~という意味があり春が始まるので、カラダを季節に合わせて「準備しましょう」という目安でもあります。
そもそも春ってどんな季節?二月はまだまだ寒いし、春物の薄い生地なんか着ているとカゼ引いちゃうじゃん‼って気候ですよね?
五行学説で「春」は「木のグループ」に属し(青色の部分)
自然界で関係することは「春・青・風・酸」、人体は「肝・胆・筋・爪・眼・涙・怒」などと関わりがあります。
木の性質は、春になると東方から暖かい春風が吹き、動物は冬眠から目覚め活動し始め、植物は芽吹き枝葉が四方八方に伸びやかに成長する様に、人間のカラダの中でも自然と同じ様に変化し始めます。
春はカラダの陽気が外に向かって発散しようと動き始めるので、これを阻害しない様に「伸びやか」がテーマです(*´▽`*)
春に活発に働く「肝」のお仕事とは?
春に活発に活動する臓が「肝」
肝のお仕事(働き)は①疏泄(そせつ)、②蔵血(ぞうけつ)
①疏泄とは、気や津液の代謝に関わったり、血の量を必要な時に必要な量を調整する事。
②蔵血とは、食べ物から吸収し作られた血を貯めておく銀行の様なもの。
春は冬の間、活動が抑えられていたものが動き出すので「疏泄」をよくする事がポイントになりますが、その為には先ず「肝血」が豊富にある事が大前提になります。
2020年は目に見えない新型コロナウィルスにより、恐怖や不安を抱き、生活スタイルの変化したり、「リモートワーク」によりパソコンやスマホを使用する時間が増え、腎を傷め肝血を消耗していました。
又、日本だけでなく世界中のな業種の人達が事業を維持出来なくなったり、仕事をする場を失ったり、生活困窮や将来に不安を抱えて自ら命を絶った人もいたりして、自分に出来るは何だろうか?と本当に考えさせられました。
何があっても生きてていく為にやはり「食」は不可欠であり「食」によりカラダとココロのバランスを整える事ができるのも分かっているので、薬膳の智慧を楽しみながら生活の一部として活用して貰える様にお伝えしていきますね(≧▽≦)
2月の養生ポイント
本来、春は「発陳」といい冬の間に溜め込んだものを外に向かって発散・排出する事で心身ともに正常に保てますが…
今回も自粛要請も3月まで延長され…昨年春同様、おこもり状態が長く続いています。
立春で春の始まりですが、まだまだ気温差もあるので2月の養生ポイントは‼
①寒暖差に気を付けて衣類で調整する。
②カラダとココロを締め付けない。楽しいことを考えてウキウキする。
➂気血の巡りをよくする食べ物、血を補う食べ物を摂取する。
《気の巡りをよくする食べ物》
*セロリ、ピーマン、玉ねぎ、柑橘類の皮、ジャスミン、金木犀
《血を補う食べ物》
*肉類、イカ、タコ、穴子、ブリ、マグロ、ほうれん草、ニンジン、パセリ、よもぎ、プルーン
本日一杯の薬膳茶~2021年立春編~
《金柑生姜甘酒》
*金柑*
金柑は「皮を食べる」果物。爽やかな香りで滞った気の巡りを活発にする作用があり、カラダを温める作用もあるので気温差のある春にオススメの食材。落ち込みを防ぎ、お腹の張りやストレスで起こる症状などに適しています。旬の食材でもあり、手に入りやすい食材です♥
*生姜*
カラダを温める代表食材でもありまだまだ冷える季節に必要な食材。特に胃に作用するので冷えてお腹の調子が悪い時にはオススメ食材なので、台所に常備薬として置いておきたいものです(*´▽`*)
*甘酒*
飲む点滴ともいわれる甘酒。消化吸収が早く食欲不振やパワー不足気味の時にオススメ食材。
季節の特性を知り、季節に合わせた食材を上手に取り入れて「食べて元気に」過ごしたいですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
佳杜(KATO)