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「神々が宿る静寂の地で、アオサギが教えてくれた出雲の神秘」
出雲観光大使 東(AZUMA)です🌿
今日は、出雲いりすの丘の園内に広がる大きな調整池についてお話ししたいと思います。
この調整池は、広さが約2ヘクタールもあり、ちょっとした湖のようなスケールを持っています。
四季折々、さまざまな鳥たちが訪れるこの場所は、まるで自然の動物園のような雰囲気です。
🦆✨普段はのんびりとした鴨たちが水面を泳いでいるのですが、昨日はなんとアオサギの姿がありました。悠然とした佇まいで、池のほとりに立つアオサギを見かけると、その場が一瞬で神秘的な空気に包まれるような感覚を覚えます。
アオサギは、日本の自然界でもとても神聖な存在とされています。
青灰色の美しい羽根、長い首、鋭い目つきが特徴で、ゆっくりとした動作ながらもその鋭敏な動きで、魚や小動物を見逃さずに捕らえます。
特にじっとした姿勢で水面を見つめる姿は、まるで自然のハンターのようで、見ているこちらもつい息をのんでしまいます。
🪶✨アオサギがいる風景は、日本の古い絵巻物にも描かれており、昔から吉兆を象徴する鳥として、自然との調和や静けさを象徴してきました。
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池のほとりでアオサギを眺めていると、時がゆっくりと流れているように感じられ、自然と心が落ち着いていくのを感じます。
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この特別な季節、出雲では「神在月(かみありづき)」と呼ばれる時期を迎えています。
通常、日本全国で神様がいない月とされる「神無月」ですが、出雲では全国から神々が集まるため、「神在月」となります。
この期間は、神々が出雲に集まって人々の縁を結んでくださる特別な時間です。
そして出雲には、この神々を静かにお迎えする「お忌み(おいみ)」という風習があります。
お忌みとは、神様を迎えるにあたり、敬意を込めて静かに過ごし、控えめにすることを意味します。
人々もこの時期には、生活の中で少しの静けさを持ち、神々への敬意を示すのです🌌。
現在の出雲は、いつもとは少し違った静けさが漂っており、神聖な空気が満ちているように感じられます。
自然の中で静かに過ごすひととき、そして神聖な場所でアオサギのような神秘的な生き物に出会うと、まるで時代を越えてこの土地の歴史や伝統に触れているかのようです。
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私はこの出雲の地で、毎日開拓と調査を行っていますが、自然と触れ合う中で、思いがけない出会いや発見があります。
まるで動物園や植物園にいるような気分で、いろいろな生き物が現れてくれます。
季節の変わり目ごとに異なる顔を見せてくれるこの自然に囲まれながら、日々の作業が進むのは、本当に贅沢な時間だと感じます。🐾🌲
この静かな出雲での生活は、まさに神々を迎える準備の期間。
その空気感の中で、鳥や動物たちが自由に暮らす調整池は、私にとっても特別な癒しの場所です。
神在月の出雲、そして自然とのふれあいから生まれる素晴らしい瞬間を、これからも少しずつ皆さんにお届けしていきます😊
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