日本に長く住めば変わること
こんばんは、moikoです。
今日はたまたま、卒業生が二組遊びに来てくれました。
午前中に来た学生はベトナム人の夫婦で子供も連れて、永住権が取れた報告に。二人共、うちの学校の卒業生カップルなのですが、在学中はすぐ国へ帰ってしまうんじゃないかなぁ…と思われていたような二人でした。それが今は手土産をたくさん持って来て、
「先生、お忙しい中どうもありがとうございます」
なんて言えちゃう立派なお母さんになっていました。
夕方来てくれたのは中国の学生で、「学校の近くに出張で来て、仕事が早く終わったから」と立ち寄ってくれたのでした。今は家電量販店のバイヤーをしているそうで、こちらも立派なお父さんになっていました。
でっかい桃を両手に抱えて大汗かきながら来てくれました。在学中から素直な良い学生だったけど、あまり愛想のない感じだったのですが、今はすごく柔らかい感じになっていて、彼が歩んで来た道や出会いがきっと良かったんだろうなぁと感じました。
どちらの学生も15年近く前の卒業生なのですが、変わらずに日本語学校を覚えていてくれて、本当に嬉しいです。
昨日クラスで、来日して2年足らずの学生に、「日本人の言葉と気持ちが違うから、どうしたら分かるようになるのか。どうしたら友達になれるのか」と聞かれたのですが、私が彼女の性格も踏まえた上で、答えられることと言えば、
などでした。就職先のインターンシップで色々苦労しているようです。でも、これって、日本人と外国人だからってことじゃなくて、日本人同士だって同じなんじゃないかなぁと思うんです。基本は人対人なんじゃないかと…。でも、
極論を言えば、日本に長く住んでいればそのうち日本人の気持ちが分かるようになる!
今日遊びに来てくれた卒業生はみんな在学当時は上手にコミュニケーションがとれなくて苦労してたんです。でも、色々なことにぶつかりながら地道に生活を続けて、今ではすっかり日本人のようです。
いつも思うのは、
留学生達はすごい!
ということです。高校を出たばかりのような年齢の学生が、外国でアルバイトしながら学校に通い、自分の力で未来を切り開く…自分が同じように海外へ出たとして、こんな風にできるのかなと、ことあるごとに考えさせられてしまいます。
今日はもらった桃と梨をいただくことを楽しみに帰ります。なぜか学生達っていつも果物を買って来てくれるんですよね。そういう習慣なのかなぁ。