学校にスポーツドリンク ここ注意
ジュースの上手な楽しみ方を考える、ジュース実験室。
土曜日の開催で、パパ&お子さんというコンビも5組きてくださいました。
男性からのコメントや感想はママとはまた一味違って新鮮で、私自身とっても勉強になります。
パパからこんなご質問をいただきました。
「(粉末を溶かすタイプの)スポーツドリンクを水筒に入れて学校に持たせているけど、これってどうですか?」
風邪の時やスポーツをする時の飲み物。熱中症対策にも。
そんなイメージが強いので、なんとなく薬や栄養剤に近い(?)感覚で飲まれることが多いスポーツドリンク。
素早い疲労回復、ミネラル補給、いいところもあると思いますが、気をつけなければならないポイントも。
スポーツドリンク、ここ注意
ジュースカテゴリの中でも、無防備になりがちなスポーツドリンク。
忘れてはいけないのが、やはり砂糖の量。
スポーツドリンクの主成分は、他の清涼飲料水と同様、砂糖、果糖ブドウ糖液糖。そう、糖類なんです。
500mlのペットボトル1本で砂糖約30g分。
WHO推奨の砂糖の1日の摂取量(成人)の25gを超えてしまいます。
糖分の量を意識した上で、飲むことが大切。
また、盲点になりがちなのが、虫歯問題。
風邪の日に枕元において。
スポーツシーンで少しずつ飲みながら。
学校や習い事でこまめに水分補給…
スポーツドリンクは、糖分を口に含んだまま長時間放置されやすい飲み物でもあります。
聞いた話ですが、スポーツキッズには虫歯の子が多いとか。
スポーツドリンクを飲んだ後は、水で口を濯ぐように声掛けするのも、上手に付き合うポイントだと思います。
スポーツドリンクは代用できる。
確かにスポーツドリンクにはミネラルもビタミンもナトリウムも入っているけれど、所謂サプリメント的に精製された形で入っています。
それってどうなんだろうな?と個人的には考えます。
食べ物そのものから摂れるものなら、人類がずっとそうしてきたように食べ物から摂りたいなと。
例えばスポーツドリンクには疲労回復に有効な成分としてクエン酸が入っています。そして塩分も。
これらは日本の伝統食品、梅干しからも摂ることができます。
良質な塩を使った梅干しはミネラルもたっぷり。
梅干しおにぎりなら、糖分もご飯から摂ることができます。
梅干しおにぎりと麦茶。このセットで完璧!
また、甘い飲み物が良ければ、この季節であれば梅ジュースを仕込んでみて、塩をひとつまみ入れてみるのもおすすめ!
粉末タイプのいいところ
とはいえ、忙しい毎日の中で、おにぎり一つ作れないこと・・・私にも多々あります。
また、お子さんがスポーツドリンクの味がどうしても好き、激しい運動をするし心配だから飲ませたい。そんな日もあるかもしれません。
そんな時のチョイスとして、ペットボトルと比べてたら、粉末タイプはいいなって思うところもあります。
粉末タイプなら、水で薄める量で、甘さも調整できますよね。
砂糖の量を把握しつつ、甘さ控えめで作ってみるのはいかがでしょう?
塩分補給は他でしっかりと。
飲んだ後はぶくぶくうがいもセットで🎵
知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!