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国際食品素材/添加物展 レポート①

5/18~5/20にビックサイトで行われた国際食品素材/添加物展の
視察内容をレポートします!

添加物の今が知りたくて、添加物を売る側の方たちの想いが知りたくて、
ビックサイトへ。

青空が似合うビックサイト。新しい出会いの予感。
2日目に来場。来場者は多くもなく、少なくもなく。

添加物関連のブースが200以上。
たくさんの出会いと発見があった展示会。
何回かのテーマに分けてレポートしようと思いますが、今回は全体として感じたこと。

添加物派?無添加派?白黒つけなきゃダメ?

今回、来場者として様々なブースを回る中で、「めりはり無添加インストラクター」の私に対する出展者さんの反応は二つ。

①「めりはり無添加?なるほど面白い。
 確かに上手に付き合うのが大事ですよね~」っていう共感

②「無添加派の人ね。あのね、添加物は悪でもないし、寧ろ日本の食生活を
 ささえてるの。こういうエビデンスもあるし!」
 と論破に乗り出してくるタイプ

グレーじゃだめですか?


そもそも、私は添加物が全て悪とは思っていない。
(『めりはり無添加インストラクター』という肩書が良くなかったのかもしれないとちょっと反省。改名?を検討中)

多忙な現代社会の中で、日持ちする食べ物のお陰で日々の生活が回っている部分もあるし、遠く離れた地の食品がおいしく食べられるのも添加物の技術があってこそだと思う。
間違いなく、食生活を「豊か」にしてくれていると思う。

一方で、人類が食べてきた歴史が浅すぎることで、リスクがないとは言い切れない。特に、小さな子供に食べされるもの、食用頻度の高いものは、慎重に選びたいと思うし、不安なものは減らしていきたい。

便利な添加物との上手な付き合い方って何だろう。
笑顔で楽しめる落としどころはどこだろう。
それを模索し続けれているのが今の私の状態。

どっちの良さも楽しみたいパンダ状態。
日によって真っ白にもなるし、黒に走ることもある。
人間ってそんなもんじゃないのかな?

でも、②のように論破してくる人には、グレーの主張は聞き入れられないみたいだった。
少しでも添加物否定と受け取られると、臨戦態勢といった雰囲気で目つきが変わる。
やけに手慣れた雰囲気で、こう言われたらこう、という反撃方法を事前に用意しているみたいにすらすらと研究名やエビデンスを語り始める。
つっこみどころも多いけど、戦いたい訳ではないので、頷いて聞いていると安心したように話が終わる。

まずは相手を受け入れてみる。

「添加物は国が定めている基準の中で使うことはなんの問題もない。
よって、何か文句を付けられる筋合いは全くない。」
嘘のない目、まっすぐな言葉。
(文句どころか、何にも一言も言ってないのにな…。肩書変更しよ…)

私の価値観とは違うけれど、相手には相手の正義がある。
まずはそこを受け止めようと思った。

私もまっすぐに自分の意見を表明したところで、正義同士のぶつかりあいで戦争が起こるだけ。

そこからは何も生まれないから。

グレーを受け止めてくれる層を増やそう。


白を黒に変えたいわけじゃない。
一緒に考えたい。日本の食のこれからのこと。

じっくり話していくと、グレーを受け入れてくれる添加物メーカーさんも数多くいた。
「バランスが大事だよね~」と盛り上がったり。
どうしたらもっともっと安心して添加物と付き合っていけるのか
アイディアを出し合ったり、前向きな話もできた。

ああよかった。分かりあえる人もいる。
添加物は敵じゃない。
添加物を作る人ももちろん敵じゃない。

どうやったら前向きな議論ができるか、
自分の身の振り方を見つめなおすきっかけとなった。


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