ヘラルボニーアートコレクションに行ってきた話。
阪急うめだで開催中の「ヘラルボニーアートコレクション」へ行ってきた。
もう展示されてるアートが、どの作品もどちゃくそにクールでかわいくてぶっ飛んでて最高にファンキーでした。
販売してる商品やコンセプト、綴られるテキストやキャッチコピーにいたるまで。とにかくすべてが格好よかった。
あ、これだけ先に言っておくね。
このグレイトフルなイベントはなんと
明日(6/24)まで
だから大阪から半径500km以内に住んでる人は明日全員行ってくれ頼む。
わたしが愛してやまない大竹伸朗さんのアートに通づる格好良さがあるんだよ、ヘラルボニー。どれもほんとにいかしてたー!
かわいくて格好良くて狂ってて、愛おしくて健気で尖ってる説明不要のアートの数々にみんなも真正面からぶっ飛ばされてきてほしい。
散々えげつないアートに触れて、ようやく思い出すくらい。
いや、思い出せたら大したもん。
あ、これ知的障害のある方たちの作品だった!
となんとか記憶を取り戻せたのなら健闘賞。
そんなこんなでほんとにほんとにかっちょいいイベントのすばらしさが伝わったような伝わってないような駄文は一区切りにして、ここからは少しちがう話。
*
今、平熱が最もいっしょに仕事したい企業でおなじみのヘラルボニーは、完全にこっちの片思いオブ片思いだと思ってた。
そしたら、イベント参戦の少しまえ。突然いただいたんですこんなすてきなプレゼント。
あれ?
これって、もしかして逆走禁止の一歩通行片思いでもないのでは?
向こうだってほんのちょっとくらい平熱に気があるんじゃないの??
腐ったゾンビくらいの脈を感じてしまったらもう最後。
片思いしてるだけで幸せだった青い春を投げ捨て、校舎裏に呼び出して告白したい衝動に駆られます。
いやいや待て待て早まるな。
わたしのことなんて知らねーよ。
こっちが何度か抑えきれずはみ出した愛をツイートして、それが偶然あちらの目に止まっただけ。なまじフォロワーが多いから、完全なビジネスライクでハンカチーフをプレゼントしてくれただけ。
もしイベントで
「平熱です」
なんて挨拶しても
「健康なんですね」
って返してもらえればいい方で
通報
されることはわかってた。
それなのに
気づいたら告ってた。
しっかり校舎裏に呼び出して、ラブレター渡しながら告ってた。
はじめ、超絶いかしたクレヨンの説明をアホ面で聞いてただけだったのに
「平熱です」
って気づいたら口がそう言ってた。
目の色が変わる社員さん。
通報
の二文字が頭をかすめる。執行猶予がつきますように。
「やばいやばいやばい」
そう口にする目の前に立つおしゃれで美人な社員さん。
目をつぶってグーにした両手を差し出す。
今日はこんなに暑いから、手錠の冷たさがちょうどいいだろう。
「現行犯です」
の一言を覚悟してたら、降って来たのは別の言葉
「わたし、めっちゃファンなんです!!!!」
ほんとにほんとにテンパった。
ハンカチーフをプレゼントしてもらう際にDMをくれた広報の方が体調不良でイベントに来てないことを知った時点で、わたしを知ってる社員さんは存在しないと確信してたから目ん玉飛び出るくらいビビり倒した。
「え?平熱のこと知ってるんですか?」
産まれたての子鹿にシックスパッドつけたくらい震える声でたずねます。
「社内中、ファンだらけですよ」
そこからはもう取っ替え引っ替えいろんな社員さんが挨拶に来てくれてもうずっと恐縮してました。
本を買ってくださってる方までいて、あげたステッカーもみなさんよろこんでくれて…
ヘラルボニーって最高じゃない?
ハンカチーフのお礼に、勇気を出して告白したかいがありました。
たくさんの社員さんとお話させてもらったけど、みなさんほんとに雰囲気がやわらかくてセンスあっておしゃれでかわいくて男前であたたかくて好き好きの好きでした。
ヘラルボニーが目指す未来やその信念にずっと共感しまくりで、彼らの進む道を少しでもお手伝いできればなと思ってたけど、社員さんたちと会ってもっともっとその思いは強くなりました。
みなさん、ヘラルボニーめちゃくちゃいいですよ。
とにかく、まずはこのイベントに行ってくれ!
明日までだけど!!!!!!!
ま、もし今回を逃してもまたいろんな場所やスタイルでイベントをかましていってくれるはずだからまだまだヘラルボニーチャンスはあるはずです。
なんだかんだ言いましたが、平熱はこれからもヘラルボニーを勝手に応援宣伝広告溺愛していくので、みなさんも平熱を経由してもしなくてもこの企業、異彩作家のみなさんや商品、アート、コンテンツに興味をもってもらえたらうれしいです。
ヘラルボニーさん、これからもいっしょにお仕事やらせてくださーい。微力ながらきっとなにかの役には立つので!!!
フォロワー殴って金品とか奪うんで!!
ただの特別支援学校の先生が宣言するのはおこがましいけれど、わたしはもっともっと
障害のある人たちやその暮らしと社会を接続させたい
それだけは本気の本気で思ってます。
だから平熱と、そしてヘラルボニーと、なによりみなさんで、ちょっとだけでも社会を格好いい方向に進めましょう。
こんなにもすてきな企業が、日本にあってくれて最高です。
わたしはわたしで、できることをできるだけ、ふざけて笑ってがんばります。
平熱