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みちのく潮風トレイル コースガイド 37/50 石巻市/女川町 道の駅硯上の里おがつ~女川駅

こんにちは。岩手県宮古市あたりを中心に、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークのガイドをしている人です。みちのく潮風トレイルは南下と北行それぞれの向きで全線を2回踏破しています。
ゲストハウス3710というゲストハウスもやっています。宿泊に限らず宮古市に来たらぜひお立ち寄りください。

この記事は、みちのく潮風トレイルを実際に歩いた経験と写真などに基づく、コースガイドです。全線を50セクションに区切って紹介しています。八戸から南下(SOBO)での紹介をしていきますが、分かりづらい場所などは、なるべく逆向きからの写真も織り交ぜて紹介していきます。ルートが分かりづらい場所の写真には矢印を描き入れています。矢印はあえて手描きの書き殴ったようなへたくそな描き方をしています。きれいに描くよりそのほうが伝わりやすい感じがするからです。

北のスタート1番目の八戸セクションと最後の50番目の相馬セクション、この2つの記事はお試し版として無料公開しています。それ以外の記事は有料記事となります。各記事の序盤だけはお試しで無料にしていますので、続きを読む際には課金をお願いしています。

各記事は、何年もかけて、何度もルート上を両方向から歩き続けていて、現在もなるべく常に最新の情報への更新を心掛けていますので、そのためのご支援としてご理解ください。

記事は一つずつ購入だと1記事あたり200円です。また、全線の50記事をセットにしたマガジン形式で一括購入も出来ます。一括購入の場合には5,000円に割引していますので、一記事あたりは約105円となります。
購入済の記事がすでにある場合も、一括購入は必ず5,000円です。

みちのく潮風トレイル全線コースガイド(有料記事)↓

基本的にはセクションハイクを想定した情報を提供しています。テント泊の情報は、公式のデータブックやトレイルサポーターの情報が参考になりますので、あまり掲載していません。(公式にテントを張っていいと認められている場所は紹介を入れることがあります)

(この記事は2023年5月時点での情報で書いています。あくまで記載の情報は目安として、各自の自己責任にて充分な調査や計画のうえで行動に臨んでください。記載内容の正確性や、記載内容を参考にしたことにより生じたトラブルや事故等について、当方は一切責任を負いかねますのでご了承ください)


■道の駅硯上の里おがつ~雄勝峠

今回は、みちのく潮風トレイル宮城県 石巻市の道の駅硯上の里おがつと、女川町の女川駅の間の区間を紹介します。

この区間は、石投山の山越えになります。石投山の西の尾根伝いに雄勝峠を越えるルートが本ルートですが、石投山の東に尾根を縦走して雄勝湾に出る長大な迂回ルートもサブルートとして維持されています。基本的にはメインルートでいいと思いますが、わりと舗装路メインの峠越えになっていて若干単調なところもあります。サブルートのほうがなかなか面白いルートなので、お好みで選んでもいいかもしれません。
また、冬期は雄勝峠のほうの県道は歩行者も含め全面通行止めになるので、その場合はいずれにしても迂回ルートを利用することになります。

石投山は、南斜面が、標高のわりに超急登なので、おそらく北行だとたいていの方にとっては、予想よりしんどいと感じるかと思います。単純に傾斜角という意味だけなら全線でトップのように思います。直登という言葉はここのためにあります。岩のガレ場を登っていくのとはまた違う、里山ならではの険しさです。下りのときは下りのときで、濡れているときなどは滑落に注意が必要です。

女川駅側は、JR、ミヤコーバス、それから、駅周辺は公営の無料駐車場がたくさんありますので拠点としては申し分ありませんが、雄勝側の公共交通機関は、平日の住民バスのみです。
雄勝の住民バスは、河北方面の道の駅上品の郷かJR鹿又(かのまた)駅までの経路ですので、たとえば車を取りに女川駅に戻るなら、上品の郷からさらにミヤコーバスを石巻あゆみ野方面に乗り継ぐか、鹿又駅から石巻駅方面か、というようになります。
なかなか、セクションハイクに苦労する区間の一つです。
雄勝ローズファクトリーガーデンの近くに、m.s.s.booksというハイカーサポートの民泊がありますので、そちらを活用するのも一つの手です。ただ、あくまで個人の民泊なので、過剰に負担をおかけしないように配慮は必要になるでしょう。

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