人生ではじめて 推しの誕生日のライブに行った記録

2024年8月10日。
この日は7 MEN 侍のメンバー、矢花黎さんの24歳の誕生日だった。
夏のライブ時期と重なったことで、今回のライブではバースデー公演が実現した。

私はありがたいことに昼夜の2公演ともその場に立ち会うことができたのだけれど、その時のあまりにも幸せな感情やきらきらしたきもち、一生忘れたくなくて、ちゃんと残さないとと思って、今PC画面と向き合っている。

何から書いたらいいかわかんないから、あんなシーンあったな、こんなシーンあったなって、頭から思い出しながら書いていこう。
(とかなんだかんだいいながらバタバタしてこの時期になってしまった)


入場すると、他のファンの人が作ったあらゆるおめでとうのうちわが目に入った。開始時刻になり暗転したとき、白のペンライトがいつもより少し多いのを見て、今日ここに直接言祝ぎに来た人間の多さを実感した。

おそらくスタッフさんのはからいか、昼も夜もセトリド頭のB4N4N4に入る前に矢花くんがモニタに大写しになって、いっそう歓声が上がってその時点で泣きそうになった。(本人たちからはモニタが見えないから、何が起こったかはわからなかったのかもしれないけれど)

◆回替わりJUMBO

10日のボーカルは、昼が琳寧くん、夜が矢花くんだった。
ボーカルは毎回その場でスタッフさんが決める仕様のため、琳寧くんも昼にまさか自分が来ると思っていなかったのか、会場の空気を察したのかすごくすごく矢花担のことを気遣ってくれているのがわかって申し訳なさも感じた。矢花くんがレフティーひくよ!って強調してくれたり、近づいて行ってマイク向けて歌わせてくれたり…琳寧ちゃんらしい気遣いをひしひしと感じた。そのやさしさに応えないと!と思うと、こちらのJUMBOコールやソロのペンラ振りにも一層力がこもった。(そしてこの後に平然とソロを歌い上げる菅田琳寧さんってやっぱりめちゃくちゃすごくって…)

夜公演は矢花くんボーカル!矢花くんに決まった時の会場の歓声もすごいし、メンバーのにこにこ顔も忘れられない。「間奏でキーボードの紹介するボーカルメンバーと本髙克樹さん」を見るのが大好きなんだけど、この日は「キーボード!モトダカカツキ先生~!」って紹介して克樹コールがはじまった。矢花くんの克樹先生呼びが大好きな私はもうテンションが天元突破である。あと矢花くんはJ・U・M・B・O!!!をドチャクソ気合入れてやってくれるので好きです(唐突)ちなみに夜公演は、おそらく最長の44JUMBOだった(最後のJUMBOコールの時、まんなかにいる嶺亜さんと大光ちゃんがいつおわるんだよ~ってニヤニヤ矢花くんを見てる、のを見るのが好きだったりする。他のメンバー手が大分イカれるだろうに、本当にすごい、ありがたい)

(あとから考えたのだけれど、昼公演のMCでサプライズをする関係上、昼のセトリ前半(JUMBOボーカルとユニット曲)で誕生日お祝いムードを出すわけにはいかなかったんだろうな)

◆ドット絵レース(大井競馬場)~ユニット曲

ドット絵レースのオタクの様子って、有馬記念とか天皇賞とかのG1じゃなくて、大井競馬場(地方競馬)に例えられる感じが、なんか、いいよなァ…夜公演だったからトゥインクルレースかな。
夜公演の時は(JUMBOが矢花くんだったし、もしかしたら夜は矢花黎誕生特盛回なのでは…)と思っていた。矢花くんが巨大化したとき、叫び声とともに席立ち上がって喜んでる人が大勢いて、なんかその景色も愛おしかった。競馬(比喩)なのに。競馬(比喩)だから?
興奮冷めやらぬままに曲が始まって、矢花くんの一挙手一投足がこちらを刺してくるのでキャーとかギィとかヴ…とかア゛~とかみっともない声ばっかりあげていた気がする あーあ(ごめんこんぴ、矢花くんみるのに必死で、コメントが、できなくて…)
なおSexyガチャも矢花くん。覚悟していたのにやっぱりダメだった あの瞬間ひとがたを保てなくなくなってしまった なんでそんな、無害そうなふるまいをしていて、そういう表情(カオ)ができるんだよ君は… めっちゃ優しいSexy…だった(めっちゃ優しいSexy???)

◆MCのおいわい

昼公演で急に客電もステージの照明も落ちて真っ暗に。ハッピーバースデーの歌をみんなで届けられたの嬉しかった~♪
メンバーからのプレゼントに転売厨だサンドラッグだと相変わらずキレッキレのツッコミをする矢花くんは本当に面白かったし、本命のプレゼントには「ちょっと良いなって思ってたんだよな!」「買おうと思って買ってなかったやつ~!」と目をきらっきらさせながら嬉しそうにする矢花くんが本当にかわいかった。君は愛されるべきひとなんだよ~!と心の底から叫びたかった。

夜公演は大光ちゃんがウチら(白いペンラを振るにんげんたち)に向かって「大好きな推しに誕生日にあえてよかったね」っていってくれて、優しいね~と思った。あいさつ回り行ってこいって言いだした大光ちゃん、空気を読んではけるよって言うれあこんぴ…本当に他メンバーと他担のみなさん、気を遣わせてしまい申し訳ありません。
今野「お前この時間大切にしろよ」大光「あたり前じゃねえかんな!」←ここめっちゃよかったナ~…裏起毛の関係性が詰まってて!(夜公演で矢花くんを上裸にするムードが一部の観客から起こった時も、色々察して大光が野球拳ごっこでフォローしてうまくオチにしていたの、本当に素敵だったよ)

スタッフさんから許可が出たのであいさつ回りスタート(スタッフさんありがとうございます…)
「どうも~24歳成人男性で~す♪清き一票をどうかよろしくお願いいたします~みなさんありがとうございます~」って腰低くぺこぺこしながら外周を回る矢花くん、かわいかったな。横から上から降り注ぐ痺愛のおめでとう!の大合唱がすごかった。矢花くんはとても愛されているんだな、でもそれは矢花くんが大切な人や物を大切にしてるからだろうな、と思って、こころがじんわりあたたかくなるありがとうの雨だった。
あいさつ回りの後に水をのむ流れになって、矢花くんは乾杯の音頭をとらないのに痺愛みんなで一致団結、声合わせてカンパ~イ!って祝いだして、矢花くんに『そういうところ息合うよね』って笑われて…、あれもあったけえ空間だったな… 矢花くんのはにかみ顔が忘れられないや。
後半のサプライズは昼のリピート🔁だったのだけれど、大光ちゃんがうまく笑いに誘導していてありがたかった。消防法がこんなに面白いこと人生あとにも先にもこの日しかないかもしれない。
あと、あいさつ回りの時も夏メドレーの時も思ったのだけれど、近くのうちわも少し遠くの団扇も一生懸命読んで、律儀に応えて。バンドをやりたい想いだけなら本来カンペに応えることをやる必要がなかったかもしれないけど、おそらく彼の中でアイドルと折り合いをつけて、丁寧に丁寧に答えている姿をみて少し目がうるんでしまった。腹が決まってるオトナはかっこいいね。

会場まるごと協力してペンラ順番に着ける、消すっていう演出がライブ中にあるの好きだから、矢花くんのロウソク(のロウ)になれたのも嬉しかった🕯 白って冷たいか温かいかで言ったら冷たい(温度のない)色だと私は思っているのだけれど、あの時のペンライトのあかりはきっと地上のなによりも温かい白だったと思う。

◆矢花くんのソロ曲 I know…

わたしはこの曲をはじめて聞いたときからずっと「好きだけど苦手」で。曲調は(矢花くんの作る音を理解したいなと聴きこむ過程で)好きになれたけれど、歌詞が、オタクであるこちらの心理をえぐってくるじゃないですか。なんなら毎公演ファンサタイムで必死になった自分をI know…曲中で省みては(嗚呼、オタクとはなんて愚かな生き物なのでしょうか…大変申し訳ございませんでした…)になってましたし…(曲に集中せい)

私は矢花くんがわからない その片鱗をわかろうとはするけれど。
彼自身はタグなどを使って双方向の発信を好む人だろうと感じているので、そこに救われている部分はあるけれど、わからないことがたくさんあるなあと思っているし、いつまでもわかった気にはなれないな、なってはいけないなと思っている。そもそも他人だから当たり前だけれど。
そういうわけでI know…は、わかった気になりそうなこちら側のストッパーみたいな曲だと思っていて、聴くたびに戒められている。
だから、なんで矢花くんが4年前の曲を今やることにしたのか、ライブが始まった当初はわからなかった。だって単純に考えれば、配信と同じ会場であるTDCでやることを重視するなら、去年のサマパラでもよかったわけなのだから。

昼公演で彼が、ギターもベースも持たずにブルースハープを鳴らしながら歩いて、スタンドマイク一本を握った時、自分の血が4年分逆流したような気持ちになった。4年前の配信ライブでは矢花くんは画面の向こう側にいて、私は電気を落とした部屋で縮こまって固唾をのんでその様子を見守っていた。ハタチになりたての矢花くんはいまでさえ細いけれどもっとひょろっとしていて、どうにかつかまないと消えちゃうんじゃないかと思わせる雰囲気の人だった。

そして時計の針を高速ですすめて今である。
「19の時に作って、ハタチの時にやった曲を、24のいまやります」
このセリフから始まったI know…は4年前よりも強く演者が立っていて、覚悟のある優しさも内包しているような気がした。(このあと茫然としてしまって、克樹ソロの伴奏も 歌詞も染み入って時間差で泣くことになる)

夜公演で「あるところにねぇ、物知りな男がいてねぇ…」って矢花くんが訥々と語りだした時の、当時(2020サマパラ)を知っている人たちの/あるいは、聴けないと思っていた曲を聴けると知った人たちの、ヒャァ…って声が忘れられない。「つまんないって」「悪いもんだね」の言い方が、2020年のつよく芝居じみた感じではなく、ぽつ、ぽつと話していて、その点を置くような話し方が荒々しいパフォーマンスと鮮やかに対比してたなあ、4年間の矢花くんの演技の積み重ねの結果だなあと感じた。
矢花くんがブルースハープを使ったのは、8月10日の2公演だけだった。私が知りえない理由は他にもあるだろうけれど、今回は誕生日公演でI know…を演る機会があることに彼なりに異議を感じてこの選曲だったんだろうなあと思うと、自分の作ったものに思い入れがある彼が、過去の自分を否定しないで見せられる素直な彼が愛しくうつくしいな、と思った。

嗚呼、人間とはなんて愚かな生き物なのでしょうか
あらゆるものを犠牲にこの地に踏み立つ正常者は甘い汁に酔い踊り 千鳥足で正義の槍を振りかざす
短絡的思考のマジョリティはモノラルでしかなく 定位の見えぬ音像の前には最早意味は持たない
その目にして散らすこの"腐ったノイズ"は 純粋無垢で汚れなき証明であり
それが(それこそが?)存在した唯一無二の証拠なのだ。

I know… 間奏で表示されるテキスト(筆者調べ 違ったらゴメンネ)

◆8月10日のやばぽんメモ

すみません、当方矢花くんと本髙さんのコンビ【やばぽん】が大大大好きでございまして、この日発生したやばぽん事象もここに記させてください。
ー昼公演
・Rockin'のどこかで顔見合わせて演奏してた
・誕生日ケーキ代わりにスイカがご用意され、矢花くんがその場で食べることになるがら、衣装が汚れないように上着を脱ぐことに。食べ終わった後克樹くんが着せてあげてました。
・誕生日サプライズのためにおめでとうの言葉を書けないよう5侍で打ち合わせていたがまたしても何も知らない本高克樹さん、矢花くんに0:30頃おめでとうメッセージを送っていた。(他のメンバーにつっこまれてたw) ・ローリン下手、Glorious見つめ合いあり◎
・MCで好きな服(布地)の話になった時に、克樹くんのアスパラベーコン衣装(インナーのタイダイTシャツ)を矢花くんがつまんでて、誠にやばぽんでしたね。あと好きな布地の話題で克樹くんに対してヒートテック?って矢花くんが話して違うよ!!!ってつっこまれてた

ー夜公演
・クソデカやばぽんスペシャル
JUMBOボーカル矢花くん!『Keyboard!カツキ先生〜!!』 +カツキコールあった! +キーボードソロのとき矢花『今のお気持ちは?』→克樹『◎△◯✕★※〜!(いきなりすぎて何も言えなかったらしい)』
↑しかも距離が近い
・MC 好きな曜日を言っていく流れに
矢花『火曜かな、またブログ更新日だよ〜って、何書くか悩んでるダカさんが見られるから』
・rollin'の時に下手見つめ合いやぽ、矢花くん舌出し、克樹くんが矢花くんを見上げてた!
・Gloriousおわりの挨拶で克樹くんの衣装のヒモをぺしぺし触る矢花くん。退場のときにヒモを引っ張って捌けていくやばぽん…

◆あとがき

大切なひとの誕生日公演に入るのは人生ではじめてだったけれど、本人に直接、たくさんおめでとうと声をかけられたこと、歌を届けられたこと、本当に嬉しかったし、観客としてはとても楽しい気持ちにさせてもらえました。そして矢花くん自身がこちらと同じように、あの日あの瞬間を楽しくキラキラした思い出にしてくれていたらいいなと、エゴでしかないけれど思ってしまいます。例えば、今後何かしらつらいなと思うことがあったときに、彼自身がふと思い出して支えになるシーンのひとつになっていたらいいな、とか。そんな具合に。

私が見届けたい 、見守りたい7 MEN 侍 という環境が、矢花くんのやりたい音楽・表現をかなえられる場所であり続けられるよう、その時間が少しでも長く続くようにこれからも応援しよう。そんな想いをより強くした、想い出の公演になりました。あったかい気持ちになるライブを、幸せな8月10日をありがとう。そして24歳のお誕生日、本当におめでとうございました。

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