なぜ旅にでたのか?(ないちゃんのぼやきnote)
親しい友人がプラハに移住した。
彼女と話すたびに、行きたいなぁと言いながらも、お金もかかるし時間もかかるしなぁと心では思っていました。なんとも不義理な…
そこからあっという間に行きたいところには行こう!プラハに行こう!!と決意。
その理由について、書こうと思います。30代なら、若手研究者なら、女性なら、どれか「わかるかもな…」となるかも。
もちろん、まずはお金。
博士課程から、徐々に専門でお金をいただけるようにはなってはいたものの、安定的というわけではありませんでした。ハカセハツライヨ。
きちんと就職できたのも30代半ば。学部卒で就職した友人と比べたら干支が一周回るほどのビハインド。
かといって、芸人が爆売れするくらいのインカムがそこから入ってくるかというとそんなわけでもありません。そんな私にとって、お金はなによりも関心のある事で、精神安定剤。「趣味、貯金」と即答するほどで、残高が少しずつ増えていくのが楽しみでもありました。
とにかく早く貯蓄をしなければ、周りに追いつかなければ!と謎に必死でした。
コロナ禍に入ると、今がチャンスでは?と思い、運用も始めました。
このコツについては、先に運用を開始していたまきに相談したり、おすすめの本を紹介してもらったりしました。
そして、3年。
ふと運用の評価損益を確認すると、あれ?お金がある。私は何のために貯めてるのか?今度はそこに疑問を持ち始めました。
パートナーは私より年上、子供もいない、姉も独身、パートナーの家族も子なし。はて、私が貯めたお金は死後どうなるの??
自分で稼いだお金なんだし、自分でちゃんと使っていこうと思いました。
2つ目の理由は、体力。
まだまだ科研費も若手研究だし、アカデミア基準では若いのだけれど、ちらほら「昔とは違う」感を得始めています。
健康のためにジョギングをしたら膝が痛くなるし、深酒すると3日は不調になる。奥歯も1本治療中。
ここから退化することはあっても進化しないとなると、先々のご褒美と思っていた旅行にも体力的に行けるのだろうか?そんな不安を感じ始めました。
これは、行きたい時に行かないと、いつまでも行けない。
3つ目の理由は、自分の世話さえしていればいい身分だから。
ミドサーにもなると、周りの多くが結婚し、子供を育てています。一方で私は長年一緒にいる方と入籍はしてみたけど、子供は絶対に欲しい派ではなく、今はふたりで気楽に過ごしています。これはこれで楽しいんです。
そんな私の価値観は過去にポッドキャストでも話していて、子供を持たない人生を経験しているのであれば、その人生謳歌しない?と思ってきていました。
いまの私のステータスじゃないとできないことを、どんどんしていってもいいのでは?という気持ちです。
#154- 「子供がいない」ではなく、「子供がいないという経験がある」としません?をお聞きください。
いざ、旅へ!
この3つの理由がある時ぴたーーーっと重なって、よし!プラハに行こう!プラハに行くなら合わせてベルリンも行ってしまおう!と決意。
我がパートナーは、パスポートすら持っていないため誘いもしませんでした笑
彼も私が一人で行くことに何の疑いもなく、いってらっしゃい、と。もともと海外出張も多いので、その延長だと思っているみたいです。
今回の旅行で貯まったマイレージでパートナーとは国内旅行にでも行こうと思います。