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陰陽論


この世は陰と陽の二つから成り立っているという考え方です。 対になるものは、朝と夜 、天と地、男と女、 太陽と月といった具体的なもの から、動と静、表と裏といった概念までを含み、互いに影響し合いながら、ときに補い合い、ときに調和してバランスを取っているという 考え方

小池 康仁. 「自分」の生き方――運命を変える東洋哲理2500年の教え より

陰陽論の大切さを最近色々なところで感じています。



太陽と月のコーチング

私には将来この人のようになる(というより大好き!)と決めているコーチがいます。彼女はまるで太陽のような存在でお話を聴いてもらうだけで心地の良い日差しをたっぷり浴びたようなとても元気な気持ちになれるのです。

ある日、ちょっとしたきっかけから、私は他のコーチのコーチングを受けることになりました。なぜその方のコーチングを受けることになったのかは、
「何となく…」(笑)。私の直感がそのコーチとのセッションに導いてくれたのかもしれません。お試しセッションは受けたものの、私はその方に継続セッションをお願いすることは考えていませんでした。なぜなら私には太陽のように眩しくて、大好きなコーチがいるから!
そのコーチは私の大好きな太陽のコーチとはまるで正反対。月のようなコーチでした。真っ暗い月夜の中で、淡々とそして静かに、ズシンと深い問いを投げかけてくれる、そんなコーチングを受けました。

月のコーチのセッションを受けて思ったのは、
私には両方のコーチングが必要である、と言う事です。

「そのままでいいじゃない!楽しくあなたらしく突っ走りなさい」
という太陽のコーチ
「本当に成果を出したかったら、根性見せるのはあなた次第よ…」
という月のコーチ

どちらが欠けても私はバランスを失って失速するだろう…という感覚があり、私は両方のコーチからセッションを受けようと心に決めたのでした。


モチベーションのアップダウン

私にはモチベーションがとても高く物事をすごいスピードで加速されられる時期と、急にモチベーションが下がり物事が全然進まない時期とのサイクルがあります。こうしたモチベーションのアップダウンを繰り返す自分が嫌で、どうにかしたいと先日コーチに相談したところ、
 (「驚きだ!」と言わんばかりの表情で)
「モチベーションがアップダウンすることがダメだと思っているのね!」
というフィードバックをもらい「はっ!」としたのでした。

コーチとの対話の中で分かったことは、モチベーションが低い充電期間があるからこそ、充電を完了した後にパワー全開でフル回転することが出来る、と言う事。
「一年中フル回転していたら、疲れちゃうよね」と最後にコーチからそんな言葉をかけられました(確かにそーだ…)。

セッション中のリフレーミング

クライアントとセッションをさせていただいていると、
「私、自分がとても飽きっぽくて、何も長続きさせられないことが嫌なんです」というクライアントがいる。
でも最終的には「それって好奇心が旺盛で新しいものをどんどん取り入れることができるってことだよね」という反対の側面の気づいてもらう。

「私、決断力がなくていつもウジウジ悩んだり考えたりして行動に移すのが遅いんです」というクライアントンとがいる。
でも「それって、動く前にじっくり考えて慎重に丁寧に物事を進められるという事だよね」という反対の側面に気づいてもらう。

いずれも陰があるから陽がある、陽があるから陰がある。
セッションの中ではいつも「陰と陽」両面に目を向けられる様意識している自分がいます。

陰と陽のバランスを大切にする

セッションでクライアントの話を聴いていると、
「あれもやる、これもやる…」やることがどんどん増えて、やるべきことで溢れかえってしまう方がいます。
そんな時、私は必ず
「いろいろやることは決めたけれど、やらない事はどれにしますか?」
という質問をします。
大抵の方は、この質問に驚き、そして大切な気づきを得られることが多いです。

「何かを手放すと、新しいものが入ってくるよね」
私の友人が先日私に伝えてくれた言葉…。

とかく人はやることや手に入れることに目が行きがちですが、
皆さんは何かを手に入れるために、何を手放しますか?

陰と陽、プラスとマイナス、いつもバランスの取れた視点で物事を考えられるように意識していたいものです。







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