身近な応援団
今週末のグループLINEは盛り上がっていた。
私と二つ下の妹と六つ下の妹の3人で作っているグループLINE『チームおかん』のスレッドが伸びに伸びた。
妹達はリアル世界でたった二人の読者である。
週末にnote公式のおすすめ記事に選んでいただいたことを妹達に報告したら、喜んでくれていっぱい褒めてくれた。
その記事は、障がいを持つ娘のハトちゃんがやっと文章を紡ぎ出した瞬間のことを書いたものだった。そのきっかけをくださったスケジュール帳のデザイナーさんに感謝を込めて、色んな人の些細な瞬間がどこかにつながって届いていると記した。
二人の妹達はすぐ読んでくれた。
そして、ただ褒めてくれただけではなかった。
下の妹はこう言った。
読んだよ!
子供というのはこれまでに親や先生が必死に格闘してきたものを、あれ?!っていうきっかけで易々と乗り越えてしまうんだね…でも、易々にみえても、それまでに親と一緒に格闘してきたいろんなものが積み重なってるよね。
ちょっと、この話で全然違うかもしれんけどピカソのエピソードを思い出した。
そこには、こう書かれていた。
ある日、ピカソがマーケットを歩いていると、手に一枚の紙を持った見知らぬ女性がこう話しかけてきたそうです。
「ピカソさん、私あなたの大ファンなんです。この紙に一つ絵を描いてくれませんか?」
ピカソは彼女に微笑み、たった30秒ほどで小さいながらも美しい絵を描きました。そして、彼女へと手渡しこう続けます。
「この絵の価格は、100万ドルです」
女性は驚きました。
「ピカソさん、だってこの絵を描くのにたったの『30秒』しかかかっていないのですよ?」
ピカソは笑います。
「30年と30秒ですよ」
これは、芸術家ピカソの話として、また、アートの価値に対する人々の意識をあらわす話としてもよく語られる有名な逸話。
そして上の妹はこう言ってくれた。
姉ちゃんの気の遠くなるような色んな頑張りや、まわりのフォローや環境や年齢や何やかやがいい感じで熟してきて行動に繋がってきたんだろねえ。
私は、この二人の妹達に囲まれて、うわーーーん、と声を出して泣きたくなった。
私の日常をずっと見守って応援してくれている人達からのこの賛辞に胸がいっぱいになってしまった。
娘のハトちゃんは文字が分からないらしいと気が付いたあの日から今までのことを「ピカソの30年」に例えてもらって、私のこれまでの色んな日々が報われたような気がした。
・・・そして、また記事に書いてしまった(笑)
おしまい
↓おまけ
上の妹について書いた記事
下の妹について書いた記事
よかったら、お読みくださいね♪
ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨 それがまた書く原動力に繋がると思います。