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【よみがえる遺産】書きたいこと、書けているのかなあ。


皆さんは、何をしている時にnoteのアイデアが浮かびますか?
私の場合、圧倒的な頻度で、シャンプーしている時。
ついで洗顔している時です。

頭の中で普段考えているふわっとしたトピックスが思念となり実体を持って立ち上がってくる瞬間があります。切なくて煌めくフレーズも浮かびます。
だいたいそんな時、手は泡だらけなんですよね…。手もとにはペンもタブレットもない。いざディスプレイを前にすると、どこかに霧消している。

そうやって浮かんできた言葉達を思い出しながら書いて、noteにしています。


1.バトンを受取りました

本日はこの素敵な企画に参加いたします。
いままで投稿したnote記事の中で、ビュー数がいちばん多いものをみんなに共有しよう!というものです。

先日、不思議なつながりでいてらさんからこのバトンをいただきました。
私につとまるのかと、少し震えましたが、「えいやっ」とバトンを受け取ることにしました。

何故、不思議なんでしょう。

私のnoteにおいて、いままで一番読まれた記事がこれだからです。

ドン!

私のダッシュボードは、非公開とさせてくださいね。
チェーンナーさんの【運用の注意書き】にも任意と書かれていましたので、ごめんなさい。

この記事を書く、きっかけ、トリガーになった書き手さんが、いてらさんなんです。

その、いてらさんがバトンを私に託されました。

だから、不思議なつながり

いてらさんの書かれる文章はたおやかです。そして、凛とした空気が漂っています。どの記事を読んでも書き手としてのいてらさんが立ち上がってくるんです。
しっかりとした我(われ)があって強い思念があるでしょうに、それが文の全面に出て、読む人の心をいたずらに塗りつぶしたりしない。絶妙なコントロールのもと、作品として提供されている。(すいません言葉足らずです。)

いつも読ませていただいた後に、
すってきー!
しびれるぅ!
となってしまうんです。

いてらさんの最新作では、↑

きっとそうだよママ、と、彼は毒々しい黒さの上をぽんぽんと毬のように跳ねてみせた。

ここ↑に悶絶しました。
いてらさんの重みのあるセリフを受けての子供さんの発言なんですけど、大人の考えの斜め上を行ってる子供さんの健全さが毬として表現されていて、「くう〜っ!」となりました。
まさに、青い絵の具を使いこなす書き手さんなんです。


2. 一番読まれた記事について

私がいままで投稿してきた記事の中で一番読まれたのは、『まだ青い絵の具を使っていない』というタイトルのものです。
私の書く記事のイメージは大体、明るい、ほっこり、面白い……という「陽」のイメージのものでほぼ占められています。暗いネガティブな感情にフォーカスして書いてみようとしても、明るいほうにオチをつけてしまう自分に気がつきます。
表現のあり方として「陰」の感情も記事に落とし込んでいきたい、「青い絵の具記事」を書いた時にそう強く思ったことを覚えています。

日曜日の深夜に、思いが溢れてきて書かずにいられなくなって、グオォーっと書きはじめました。月曜日の早朝にリリースして、そのまま仕事に出て昼休みまで携帯を取り出さなかったのですが、その間に、

note編集部のおすすめに取り上げられていました

初めてのことでしたので、かなり、びっくりしました。
その後、閲覧数はうなぎ上りとなり、スキ数も伸びていきました。
Twitterで「おすすめ入り」を報告したところ、おめでとうツイートをたくさんいただいて私のTLはちょっとしたお祭りみたいになりました。ありがとうございました。

しかし、しかし、正直に言うと、
「どうしてこれが?私もまだまだだなぁ」
と思ってしまいました。
noteの「書き方」についての記事でおすすめされてしまったからです。次があるのならば、ぜひ私の本来のフィールドである、生活エッセイでおすすめに取り上げられたいと思っています。書きたいことを存分に書けるようになって、note編集部さんに読んでいただきたいです。


3.リライトへの思い

私の中で未完となっているエッセイ記事があります。
父との生活を題材にしたものですが、これが難しい。
父はもの忘れの人で、日々やらかしてくれます。事件も起こります。マグマのような負の感情がそこにはあります。でも私はそれを書けていない。

なかなか筆が進まないのです。

書けない。

書けない。

ついには、一番読まれた記事『青い絵の具』が皆さんの頭から段々と消えて記憶からなくなっていくことを期待しはじめました。

『青い絵の具』からばっくれようかなと思ったのです。
無かったことにしても良いのではないか。

そんな時、このバトンをいただきました。
『青い絵の具』に触れなければならない。
何と言いようもない感慨が生まれました。

どうあっても誰かに連れていかれる。

やはり、書くようになっている。

青い絵の具を使いたい。

心の中と向き合おう!


⭐︎⭐︎⭐︎


心の中の葛藤を絞り出して記事にしようと逡巡している皆さん、ちょっとお待ちいただきたいのです。その負の感情はそのまま表現して良いものでしょうか?

ここでお読みいただきたいメッセージがあります。
『青い絵の具』記事にマリナ油森さんからいただいた以下のアドバイスです。それがあまりにも深くて矜恃に満ちたものだったので、シェアしたいと思います。あなたの負の感情と対峙する前に読んで欲しいのです。

私も「青い絵の具」の扱いには慎重になっている書き手の1人です。
書いても平気な程度に乗り越えた暗い気持ちを書くことはありますが、生傷をえぐることはしないようにしています。まだジュクジュクしている傷を描くより、闇に落ちないように防衛する方が大事です。

イテラさんのように心の手綱をしっかり握りながら書ける方もいます(尊敬)。でも、そうでない人もいて、そこは個人差の大きいところなので、どうか地中海性気候さんには無理なく書いて欲しいなぁ……と。イテラさんにコツを聞くのもいいかも。

どうしても書きたい場合は、エッセイじゃなくて小説にすると自分を傷つけずに思いっきり書けるかもしれません。

絶望を救うのは明るい文章じゃなくて暗い文章だったりするので、ネガティブな文章を読み書きするのは大事だと思います。
「苦しい/気持ちいい」が創作の苦楽なのか自傷行為なのか、ちゃんと把握しながら書けたら安心じゃないかなぁと!

他人のnote の書き方に、これほど言葉を尽くして熱くアドバイスしてくださる方を他に知らない。(そして、いてらさんも登場。ウフフ)

むき出しの感情を書くことは、自分も怪我をしかねない。そこをお気遣いくださって、血だらけになる前に指さして教えてもらいました。

心の手綱、しっかり握っていきたいです。

私は今、色んな書き手さんの「陰」の作品を読むことでかなりの勢いで栄養を吸収させてもらっています。
乾いた土に水がしみ込んでくるようです。そこから芽が出てくるのを待っています。リライトしたら、マリナさん、読んでくださいね。


4.バトンを渡すのは、もちろんこの人に


マリナ油森さん。お願いします!

noteを今年始めたばかりの私がバトンをお回しするのは、身がすくむ思いですが、よろしくお願いします。

マリナさんについては、私がキュレーションするよりも、もう皆さんの方がよくご存知と思います。先日、note編集部から公開されたクリエイターファイルを目にされた方も多いと思います。

マリナさん、心の中にこんこんと湧き出すあったか〜い温泉をお持ちだと思うんですよね〜。
企画のアイデアもどんどん湧いてくる。
みんなが入りたくなる。

そして、マリナさんはいつも誰かが辛くないだろうかと心を砕かれている。その懐の深さといったら。
「ネット上でのクリエイター避難場所」も発案されております。
誰かが攻撃や炎上などで窮地に陥ったときに備えて自分ができることを表明しておくというもの。(詳しくは#クリエイターの避難場所 on Twitter)

私のイメージはこんなです↓↓

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マリナさんがご自分の記事を振り返りされるの、読んでみたいなあ。とおもったんですよね。

だから、バトンを渡すのは、今注目の「マリナ油森さん」に…。

一番読まれた記事はなんですか?

フォウッッ!!!


ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨 それがまた書く原動力に繋がると思います。