はじめの一歩

やってみたいことが雷鳴とともに頭に降ってきて、熱い情熱を叶えるべく最初の一歩を踏み出す時、人は何から始めるのだろう。

例えば、漫画家になろうと思った人。
まずはペンの滑りが良いノートを手に入れようとコンビニへ行くかもしれない。

例えば、宇宙飛行士になろうと思った人。
まずは体を鍛えてみるか、と、縄跳びを買いにコンビニへ行くかもしれない。

例えば、デザイナーになろうと思った人。
まずは推しキャラがプリントされたパッケージでも模写するか、と、お菓子のシリーズをゲットしにコンビニへ行くかもしれない。

コンビニで何気なく買い物をしている人を見ていると、思うのだ。目標の先にあるものとは全然関係なさそうに見える。でもその買い物は、何かの最初の一歩を踏み出しているところなのかもしれないなあって。