ソラミミ野はら
太陽は傾き
昼間のどっしりした湿気を含んだ大気が
小さな水滴となって緑の葉の上に降りていく
焼けつくようだった光線は去り
葉っぱのうぶ毛がくっきりと見え始める
誰もいない
リー
リー
コロコロ
リー
リー
コロコロ
誰もいない?
とおくにも
ちかくにも
息づく
無数の命
殿様バッタ、ショウリョウバッタ、コオロギ、カナヘビ、クモ、モグラ、オケラ、ミミズ…
彼らが紡ぐ音が
溢れすぎていて
無音という空耳を
聴いている今夜
ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨 それがまた書く原動力に繋がると思います。