私の発達障害(ADHD)について
私は元々双極性障害と診断されてましたが、今の病院で検査を受けたら、発達障害(ADHD)の疑いありと診断されました。
で、発達障害(ADHD)がどんな障害なのか自分なりに調べてみました。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは発達障害の一種の病気です。
私は、脳内の部分的な機能障害とも聞いています。
特徴的な症状として、
①年齢に見合わない
「不注意さ」
②好きなこと以外に対する集中力がなくほとんど関心や興味を示さない
「多動性」
③思いついたことをよく考えずに即座に行動に移してしまう
「衝動性」
が見られます。
場に応じてコントロールすることが苦手な状態のため、様々な症状やミスや不注意などの症状が他の人と比べて目立ちやすくなります。
そのため、職場や家庭での日常生活に支障をきたすおそれがあります。
近年、ADHDが世間に知られるにつれ、不注意や多動・衝動など注目されやすいですが、意外に好きな分野や特異な分野では集中力を維持できたり、ミスも少ないことがあります。
ADHDの多くの方は、独自の視点や豊かな発想を持つことでその才能を生かしたり、衝動性も適切な方向で発揮することで行動力につながるため、社会で十分に活躍できます。
実際は、好きなことに対する集中力を活かせる職場って少ないですよね。
私はパワハラの件もあったから就職に対して今でも抵抗を感じています。
今は、フリーランスで好きなことを仕事にできないか模索中です。
ADHDは大人になってから診断がつくことも多い疾患ですが、その多くは小児期から不注意や衝動、対人関係などで悩まれていた方が多く、成長するにつれて自分なりの工夫や対策を考えてそれらを身に着け、心も成長します。
しかし、これまで経験したことない社会環境にさらされることによって、これまでの工夫や対策を行ったとしても、不注意や衝動・対人関係の悩みが目立ったり、周りから指摘されやすくなったりなどして、受診し、そしてADHDと診断されることもあります。
不注意から生まれる人間関係の変化が心のバランスを崩し、うつ病や不眠などその他の症状を伴いやすくなるのも特徴です。
正に私の前職での状態がこんな感じでした。
次に、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の原因です。
現段階で詳しい原因はわかっていませんが、生まれつき脳に何らかの機能異常があると考えられています。
そのため、主に2つの原因が挙げられています。
①大脳にある前頭前野の機能調節に偏りがある
大脳にある前頭前野は、前頭葉の前部分に位置しており、人間の場合は大脳の約30%を占めます。しかし、猿ですと10%、犬は7%程度です。
つまり、
「人間らしい」
行動をするためには欠かせないものです。
前頭葉自体は一次運動野などの運動に関わる領域が含まれているといわれてますが、前頭前野は思考・判断・注意・計画・自己抑制・コミュニケーションなど、ほかの動物にはない人間独自の活動に関わっているといわれています。
ADHDの方は、この前頭前野の機能調節に偏りが生じることによって「不注意・多動・衝動」といった特徴が現れると考えられています。
②脳内の神経伝達物質が不足している
神経細胞同士は全てつながっておらず、
「シナプス間隙」
という隙間があります。
刺激や情報を隣の神経細胞に伝えるために重要なのが、
「神経伝達物質」
です。
神経細胞の末端から神経伝達物質が出され、シナプス間隙を移動し隣の神経細胞に情報を伝えていきます。
神経伝達物質にはノルアドレナリンやドーパミンなど意欲や興奮に関わるものや、セロトニンなどの抑制性に関わるものもあり、ADHDの方はこの神経伝達物質の量が少ないことが原因で、正常に情報が伝えきれていないのではないかと考えられています。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)では以下のような症状が見られます。
私の事ですかぁ~www
①不注意
重要な用事でも期限を守れない
子どもでは日々の宿題や長期休暇の課題、大人では重要な書類などを期限内に仕上げることができず、
「育ちが悪い」
「仕事ができない」
などのレッテルを貼られてしまうことがあります。
物事を順序立てたり、やり遂げられない
子どもでは宿題中であるのにテレビやゲームなどのほかの刺激に気を取られ、1つの物事に集中できないことがあります。
大人では複数の仕事がくると上手に計画を立てることができず仕事がたまっていくことがあります。
これらは上記の
「期限を守れない」
につながっていきます。
必要なものをなくす、忘れ物が多い
子どもでは学校に持っていくものを家に忘れたり、親に渡さなければならない書類を渡し忘れたりします。
大人では日用品や化粧品などをすぐなくしたり、仕事や約束事を忘れたりします。
しかし、子どもの場合は周りの環境(両親や学校の先生、友達)のサポートにより気づかず大人になってから気づくケースも見られる症状でもあります。
②多動性
そわそわと手足を動かす
子どもでは机や椅子をがたがた動かしたり、何かを常に触ったりしてしまいます。
大人では体を小刻みに揺らしたり、貧乏ゆすりをしたりしてしまいます。
じっと座っていられない
子どもでは日々の宿題や長期休暇の課題、大人では重要な書類などを期限内に仕上げることができず、
「育ちが悪い」
「仕事ができない」
などのレッテルを貼られてしまうことがあります。
③衝動性
しゃべりすぎることが多い
思ったことをすぐに口にしてしまったり、相手が話の途中であるのに話始めてしまったりしてしまいます。
衝動買いが多い
欲しいと思ったものは後先考えず思いのまま買ってしまうなど、自身の欲求をコントロールできなくなります。
すぐにイライラする
自分の思い通りにならなかったり、欲求が満たされなかったりするとすぐにイライラしてしまい大声を出したり、モノにあたったりしてしまいます。
私は以前この症状が出た事があり、家のブラインドを破壊してしまったことがあります。
最後に、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の家族や周りの接し方です。
ADHDでは上記の行動が見られます。家族や周りの方がその場に遭遇するとイライラしてストレスを抱えるかもしれません。
その時に決して手をあげたり怒鳴ったりしないでください。
ADHDの方が上記の行動をとるのは、しつけが悪いからでも努力が足りないからでもなく、脳の機能の偏りによって自身の行動を制御できないからです。
例えば、ADHDの子どもが度々モノを忘れたりなくしたりしたとき、本人は忘れようと思って忘れているわけではありません。
それに対して何度も怒ると本人もストレスに感じてしまい、憂さ晴らしにほかの子を手で叩いたり悪口を言ったりする危険性もでます。
また、大人の場合だと自己嫌悪や鬱につながることがあります。
ADHDの方にとって難しいことには、共に対策を考えることやポジティブな言葉をかけることを心がけることで環境は大きく改善されることでしょう。
また、多動性・衝動性の子どもはエネルギーがあふれています。
その場合はスポーツやレジャーなどエネルギーを発散できる場を設けるとよいです。
私が日々ウォーキングしているのもこれに近い対策の一つになっているようです。
とまぁ~調べた事を書いてみましたが、調べれば調べるほど現実社会ではなかなか上手くいかないことの方が多いなと感じてしまいました。