アサーションを学ぶことの意義
自分が言いたいことを言いそこなったり、またわかってもらえなかったとき、
そして
「ああ、言わなければよかった」
とか、反対に
「ちゃんと言っておけばよかった」
と、私たちは自己嫌悪に陥ったりします。
また、逆に相手を無視したり自分の意見を押し付けたりしたときは、たとえ自分の主張が通っても相手に悪い印象を与えてしまうので、後で悔やむことになります。
私たちは、
「言い過ぎ」
や
「言いそびれ」
を繰り返してしまいがちです。
誰もが、家庭・職場・学校などで気持ち良くコミュニケーションを交わし、分かり合い、思いやりをかけ合って生活したいと望んでいます。
しかし、ほんの些細なことでも、思うように自分の気持ちや意見を表現できず、その結果、欲求不満をためてしまい人間関係を壊すもとになってしまいます。
アサーションを学ぶことは、
お互いを大切にしながら素直にコミュニケーションする方法を知り、
人間関係をより深く意味あるものに、
あるいは生き方をもっと積極的なものにしていくきっかけになるとおもいます。
アサーションは、決して相手を変えようとしたり操作しようとしたり、自分の欲求を押し通そうとしたりするものではありません。
相手の立場を理解し共感しながら、さらに自分の主張も上手に自己表現していけるひとのことを
アサーティブ(自己主張的)
な人といいます。
「言うべきことを言う」のもアサーションですが、
「言えるけれども、あえて言わない」という(主体的な)選択をすることもアサーションです。
これは「言いたいけれど、言えない」のとは異なります。
私なりにまとめるとこうなります。
■ある程度自分の意見を言うことをコントロールできるのがアサーティブ。
■発信と受信のコントロールができる状態。
■あえて言わない権利。
■言う・言わないを自分で選択している➡️決めたことには責任が発生する。
■対外的な事象が主軸になっていると
ノンアサーティブ。