見出し画像

フランスのむかしの歌 Pilou pilou pilou hé


フランス人のおじさんに、私の名前を、ヒロエと伝えたら、
『ん?、ピルエ? ピル、ピル、ピルエ?』
っと返ってきた。

なんでやねん!

YOUTUBEで、フランスの昔の歌を教えてくれた。
明るく、軽く、ラ・ベル・エポックなフランスの昔の歌。

Gilbert Bécaud さんが歌う、pilou pilou hé( ピル ピルエ)。
知らなかった。

pilou pilou hé
1959年
歌詞の意味をよくよく聞くと、興味深い。

2023年の春に聞くのにぴったりだと思ってしまいましたのでシェア、翻訳します。

フランスで22年、まともに名前を発音してもらえないから、もはやピル・ピル・ピルエでいいかなぁ。( ´∀` )

pilou pilou hé

歌詞Louis Amade/ 歌手Gilbert Bécaud
レーベル La Voix de son maître

ピル、ピル、ピル(オ)ーエ♪ Pilou pilou pilou hé
(そこへ)行く日を待っています。
素敵な名前を持つ国へ 
♬オ・ペイ・カ・ジョリーノン
(素敵な名前の国へ)

私を信じるか信じないか
でも、その国は、すべてがミモザで満ちている
素敵な名前を持つ土地  ♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(名前が素敵な土地へ)

{繰り返し:}
膝をついても、手をついても
手のひらの上でも。
膝の上でも手の上でも。
あなたのために、道を切り開く

4つの風に、あちらこちらに吹きさらされてる、
白い木の船の上でも、切り開く。
素敵な名前を持つ国にかけて
♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(素敵な名前の国にかけて)

ピル、ピル、ピル(オ)ーエ♪
その国を持つ日を待っています

私の牧草地と収穫を手に入れる。
♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(素敵な名前の国へ)
{繰り返し}。

4つの泉のある道を、歌いながら登ろう
私たちの家を作るために。

♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン

ピル、ピル、ピル(オ)ーエ♪ Pilou pilou pilou hé
素敵な名前の国へ

まるで、そこにいるかのように見える
太陽はいつも正しい。
♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(素敵な名前の国へ)

{繰り返し}

私を信じるか信じないか
イエスはもう十字架を背負わない
素敵な名前の国へ向かって。
♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(素敵な名前の国へ向かって)

♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン


Paroles

Pilou pilou pilou hé
Moi, j'attends le jour ou j'irai
Au pays qu'a un joli nom
(Au pays qu'a un joli nom)
Tu me crois ou tu ne me crois pas
Mais tout est plein de mimosa
Au pays qu'a un joli nom
(Au pays qu'a un joli nom)
{Refrain:}

À genoux ou sur les mains
Ou sur les mains peut-être bien
À genoux ou sur les mains
Je me te le franchirai, le chemin

Je m'en irai aux quatre vents
Sur une barque de bois blanc
Au pays qu'a un joli nom
(Au pays qu'a un joli nom)

Pilou pilou pilou hé
Moi, j'attends le jour ou j'aurai,
J'aurai mes prés et mes moissons
(Au pays qu'a un joli nom)
{Au Refrain}

Ce chemin des quatre printemps
Nous le grimperons en chantant
Pour fabriquer notre maison
Au pays qu'a un joli nom
Pilou pilou pilou hé
Je nous vois, tiens, comme si j'y étais
Le soleil a toujours raison
(Au pays qu' a un joli nom)
{Au Refrain}

À genoux ou sur les mains 膝の上でも、手の上でも・・・っていうのは、膝をついて、手に鎖をかけられる。
それは、不自由な、奴隷の様な状態を意味するんだと思うが明るく歌ってる。
膝つかされ、鎖を手でかけかれようが、私は考えて、ミモザの方向へ歩いていく。美しい名前の国へ。

作詞家 Louis Amadeとカタルーニャについて

作詞家の、ルイ・アマドさんは、有名な人。
彼は、カタルーニャ出身の上級県知事、警察庁の参謀であり、そして作詞家。

カタルーニャという地域は、アルザスに負けず劣らず”ドンパチの歴史“。
現在、カタルーニャ語を約400万人が話してる。
2006年カタルーニャ独立運動は、継続している。


カタルーニャ地方の歴史も長く、深く、重い。
エーゲ海からのギリシャ人がうじゃうじゃ。
ローマ人のイベリア半島征服、イスラム教徒のムーア人、ずっとうじゃうじゃ来る、行く、取り合い。
嫁の送り合い、毒の盛り合い、領地の奪い合い、21世紀も同じかんじで、コソッっとやってくる。

ルイ・アマドさんは副知事に任命され、フランスで最も若い副知事となり、1952年に、セーヌ・エ・オワーズの県知事の参謀。
1955年、警察庁長官官房副長官に任命される。1958年、警察庁長官、警察庁長官技術顧問6 に任命され、1979年に引退するまでその職を務めた。

ルイ・アマードは、エディット・ピアフの作詞家の一人であった7 。1928年、彼女の紹介で、若き日のジルベール・ベコーと出会う。彼らはすぐに一緒に仕事をし、エディット・ピアフに「レ・クロワ」を提案し、ピアフは1953年にこの曲をレコーディングした

1992年10月4日、パリ14区で死去。パリのノートルダム大聖堂で葬儀が行われた後、生家であるイル・シュル・テットの墓地に埋葬された。スペインとフランスの国境沿いのペルピニャンの近くの小さな村。

イル・シュル・テット (Ille-sur-Têt)には、ル・スダキ(SOUDAQUI)と呼ばれる地域通貨がある。

その地域通貨に描かれた、桃の木の花道、魚の絵はとてもセンスがいいと思う。

https://soudaqui.cat/wordpress/?fbclid=IwAR3puQsXEvZ7jGDHt5yC5cquruY3LJMLbQ0X85unbdnvwKxwkNSTqL4GuSo

バルセロナ大学経済学部賞のパルジーア氏が“カタルーニャは、スウェーデン並みの税金を払いながら、スペイン平均以下の社会サービス”と言う。

歴史を見て、COVID-19を体験したら、人類には5000人以上の“美しい名前のある国”はできないと思います。 

Pilouhé

私を信じるか信じないか
でも、その国は、すべてがミモザで満ちている
素敵な名前を持つ土地  ♬オ・ペイ・カ・ジョーリーノン
(名前が素敵な土地へ)

サポートありがとうございます! アルザスより感謝を込めて💛