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映画セッションから学ぶ、本当の師弟関係とは…

こんにちは、最近1日4〜5本映画を見る習慣がついつてしまい、悩んでいる者です…

今回は、あの第30回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をW受賞したのを皮切りに、第87回アカデミー賞では助演男優賞・編集賞・録音賞の3部門で受賞を果たすなど、数々の映画賞を席巻した映画、セッションについて師弟関係の理想を感じたので、話していきたいと思います。

まずはじめに、この作品のあらすじから紹介します。偉大なドラマーを目指し、最高峰の音楽学校であるシェイファー音楽院に入学した主人公、ニーマン(マイルズ・テラー)。彼は、教師のフレッチャー(J・K・シモンズ)によって初級クラスから最上級のクラスに引き上げられます。プロのドラマーになれる可能性が広がったとよろこぶニーマンでしたが、そこで彼を待っていたのは、フレッチャーの狂気ともいえるスパルタ指導でした。、

このスパルタ特訓で主人公ニーマンは手が血だらけになったり、何とかして先生を認めさせたい!という一心で交通事故に遭いながらも血だらけで会場に向かい、演奏するというシーンがあります。、もちろん血だらけの状態でドラムを叩けるわけもなく、先生との約束もあり一度ドラムから離れてしまうのですが… まぁ何とも血だらけでドラムを叩くシーンが多く、熱血映画ですね。

この映画から学べることは、弟子を立派に成長させたいという人は、たくさん試練を与えてやり、常に危機感をもち練習させることで、自信と誰にも負けない実力をつけさせてあげること。そして、簡単には認めず最後の最後、自分が心からすごいと思うまでは突き放す、ということですね。

そして、師匠になんとしても認められたい。という人は、血の滲むような特訓をし、師匠の与えた目標に対して、それを乗り越えて達成していく!という心構えが必要になってくるんですね〜

それにしてもこの映画は、何に対しても本気で取り組む人が多く描かれていて、狂ったように自分一人で練習したり、周りに対して邪魔者扱いする事で嫌われたり、変人扱いされるけど、いざという時すごく魅力的で、かっこいい。というようなキャラ設定を、見てて感じました。

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師弟関係というのは、こんなにもハードで美しく、人を魅了するのか!と思うほど、最後のセッションはとても強烈で、全てを出しきるという覇気に溢れたシーンでした。 終わり方が拍手喝采ではなく、ドラムを叩き終えたと同時に終了というのも、ドラマの感想は、こちらの評価次第という感じで、観客として見させてもらいにきた感じがして、とても気持ちがいい終わり方でした!

僕は以前まで誰にも認められず、それを周りのせいにしていました。しかし、この映画を見てそれを理由に怠けている自分に気づき、もう少し頑張ろうという気持ちになりました。圧倒的な努力をして初めて人に認められるということを改めて認識させてくれる映画でした。

とはいっても!!今の時代ここまでハードに追い詰めると問題になってしまいますので、この作品を見た後、師フレッチャーと全く同じように練習に追い込むということだけはやめてあげてください笑 あくまで生徒のためということを考えて、本当にためになっているか常に考えながら、向き合っていけたら最高な教師になれると思います!それに答えていく生徒も、教師が与えたハードルを死ぬ気で超えていく、という気持ちで互いを高めあえたら理想の師弟像に近づけると思います!