2023年の雑記を書くねん

年末なので、今年触れた作品についての雑感とかを残していきたく。


サーモンラン NEXT WAVE

明らかに完成度が低いままのリリース

『スプラトゥーン3』発売日である2022年9月9日より開幕した新たなお仕事、『サーモンラン NEXT WAVE』
前作『スプラトゥーン2』を2,000時間以上やり込んだ身として、大変楽しみだった……のだけど、このゲーム明らかにクオリティが低いままリリースされていた。
弱すぎてマトモに戦えない新ブキと新スペシャルウェポン、金イクラを拾う時のラグくてもっさりとした操作感……と挙げだすとキリがない。
前作の事を深く理解している人間が作っているとは到底思えない完成度で、
「どうしてこんな事に……。」と絶望するような有様だった。

アップデートによる改善

が、そこは流石の任天堂。この1年間のアップデートによって状況は確実に改善された。
弱かったブキは全体的に火力が底上げされ(何なら今は新ブキの方が強い傾向にある)、通信のラグは改善されどんどん軽快に。敵の強さも見直され……と、悪い所には的確にメスが入れられてきた。
今では間違いなく前作以上に刺激的で痛快なゲームにまで昇華されたと感じている。
ここまで脳が痺れそうになるほど面白いゲーム、他にそうそう無いんじゃなかろうか。

実は最近遊んでない

……と、凄く面白くなったこのゲームなのだけど、実はここ1ヶ月くらいはちゃんと遊んでいない。
理由としては色々で、例えば前作よりも上がった難易度について来れていないプレイヤーが(野良・フレンド問わず)多いとか、ライブ配信をしても参加者が来ないとか、あと遊んでる時の私の振る舞いも非常に良くなかった(反省してます……)とかあるんだけども……。

元々毎日狂ったように遊んでいたので、その時間で他のゲームを遊んだり、アニメや映画を鑑賞したり、自転車を整備したりだとか、他の趣味に可処分時間を回したくなったのが大きい。
というわけで遊ぶ頻度は減ると思うけど、まだまだやり込みの余地は多分に残されているので、折を見て継続していきたい。

メトロイドプライム リマスタード

急に湧いて出た最高級リマスター

『メトロイドプライム4』は初報以外の情報が全く来ないままだな……もう次作は次世代機にずれ込むかもな……と半ば諦めていたら、急に1作目のリマスター版が発売されて度肝抜かれた。
しかもSwitchのスペックに合わせてグラフィックがイチから作り直されていて、他の最新作と比べても遜色ないクオリティ。
操作方法も複数あり、過去に発売されたGC版・Wii版に近い物と、SwitchのJoy-Con・プロコンに最適化された物から好きな物を選べる。
私はWii版に慣れ親しんでいたので今回もそちらに合わせたのだけど、ジャイロセンサーの補正がこまめに必要になりはするものの、ほぼ変わらない感覚で遊ぶ事が出来た。
リマスターのお手本とも言える、ほとんど文句の付けようが無い仕上がりだった。

小さな不満は一応ある

「ほとんど」と言ったのは、マイナス点にならない程だけど小さな不満があるため。
このゲーム、エリア間にあるゲートを開けるには、ゲートの色に応じたビームに逐一切り替える必要があって、ビームの種類が増える終盤になるほど面倒になるのだけど、そこが特に改善されていない。「折角だから直してほしかった」という所。
それと、一部のエリアに丸い鏡が設置されていて、オリジナル版では低解像度のサムスが映り込んでいたのだけど、リマスター版は何も映り込まなくなってしまった。高解像度化されたサムスの姿を拝みたかった、という不満を持ったのは私だけではない……よね?

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

天井知らずの自由度

前作『ブレス オブ ザ ワイルド』は、プレイヤーの自由な発想を可能な限り肯定してくれるゲームだったけど、『ティアーズ オブ ザ キングダム』はその長所をとことんまで伸ばしてきたな、という所感。
今作最大の特徴といえば、物同士を「つける」アクションな訳だけど、これが既存の問題の解決と、新たな遊びの提供を同時に行っていて、とてもスマートな手段だったと思う。各々の要素を掛け合わせる事で、自由度が格段に向上していた。

「つける」が生んだ新たな遊び

前作が打ち出した「ほぼ全ての壁を登れる」「高い所から好きに滑空できる」というのも衝撃的だったけど、今作の移動手段の多彩さはもはや比じゃない。ゾナウギアやその辺の部材を組み合わせて、自動車を作って平地を疾走するも良し、船を作って水辺を渡るも良し、飛行機を作って飛んで行くも良し。遂に陸海空の全てを制してしまった。

また前作には「大量のアイテムが存在するが、本当に使い道がある物はほんの少ししかない」という欠点があった。服の強化には必要だから仕方なく集める、という感じ。
今作ではアイテムに様々な効果が付与されて、武器にくっ付けて振る事で魔法を撃てるようになったり、投げた時の飛距離が伸びたり、高くジャンプ出来るようになったり……と意外な使い道が見えてくるのが面白かった。

特に感心したのが「キースの目玉」なのだけど、このアイテムは前作だと豊富に手に入る割に、薬の材料程度にしか使えなかった(しかも効果は大きくない)。
一方の今作では、矢と組み合わせる事で誘導弾を作れるようになった。おかげで価値が急上昇したし、鬱陶しい存在だったキースの群れが有用な素材大量ゲットのチャンスと化した。既存の死に要素をきちんと活かせた好例だと思う。

BanG Dream! It's MyGO!!!!!

逃していた機会

『BanG Dream!』シリーズ、実はアニメの1期は観た事があったけど、続編に触れる機会を逃していた。猛烈に推している知人がいるので興味はあったのだけど……。
アニメ2期の1話を観るも、知らないキャラが大量に出てきて訳が分からなくなる……を約1年毎に繰り返すような状況だし、Free to Playのゲームが苦手だから、スマホアプリ版に手を出すのもちょっと……と、要はいつどうやって入ればいいのかよく分からなくなっていた。

えっ、今からでも入れるバンドリがあるんですか!?

そんなバンドリが主要キャラを一新した新作アニメを放映しているらしい。しかもめっちゃギスギスしてるらしいじゃないですか。
もしや入るなら今がチャンスでは!?そして私の”癖”に刺さるのでは!?(人の関係が壊れていく瞬間を見るのが大好きです!!!)という予感から視聴を決定。

いやもう、ぶっ刺さりました。
各々のぐちゃぐちゃの感情のぶつかり合い。軋轢と和解、自己表現の達成……と、等身大のキャラ達が起こすあらゆる出来事が濃密で、観終わる頃にはMyGO!!!!!のメンバーの事が大好きになってた。
その後にアニメ2期・3期等と遡るきっかけになったし、最終的にサブスクで配信されていない劇場版のBlu-rayを購入して観る程度にはドハマりした。バンドリ、めちゃくちゃ面白いじゃん。観て良かったなぁ……。

ちなみに自分のスタンスを表明しておくと、ともあの成立前提たきらな推し、でもあのそよも好きです。対戦よろしくお願いします。
(早くAve Mujica編も見せてください!うみむつは実在するんですか!?

バンドリ!ガールズバンドパーティ!

ほぼ経験が無いリズムゲーム

MyGO!!!!!のアフターストーリー読みたさに、Free to Playへの苦手意識を乗り越え参入。
今まで遊んだ事のあるリズムゲームは『パラッパラッパー』と『ウンジャマ・ラミー』の2作くらい……というかシリーズ物だから実質1作

最初の頃は最低難易度のEASYでもヒイヒイ言うような状況で、これ継続は無理やろと挫折しそうになるも、折角の縁だからもう少し……という思いで頑張った。
結果徐々に動体視力やリズム感が鍛えられてきたのか、今では難易度HARDおよびレベル低めの難易度EXPERTまでならフルコンボを取れるようになった。人間やれば出来るもんだね……。

意外とゆるく続けられる

ガルパの良い所だと感じた点として、リズムゲームを遊ぶだけならそんなに課金への圧が強くないというのがある。
月額480円のガルパPASSを買うだけでも、経験値効率が上がって快適になるし、あとは好みで1,500円前後のプレミアムミッションPASSかハッピーBOXを買えば良い。本気でガチャを回したりしなければ、常識的な範囲内の課金で続ける事が出来る……という訳で、今は月2,000円程度課金する感じにしている。
それに、やる気の無い日はオート機能で適当に周回しておけばいいのも楽。継続の為のハードルが高くないので、意外と気楽に遊び続ける事が出来ている。

知らない曲に出会える機会

もう一つ良い点として、カバー楽曲が豊富なので知らなかった曲に触れる事が出来るというのもあると思う。
未クリアの曲を高スコアでクリアする(ある程度キャラを育成すれば難なく出来る)とガチャで使える石が手に入るので、能動的に色んな曲で遊ぶ事になる。タイトルだけ知っていたけど聴いた事が無かった曲も色々あったし、特に気に入った場合は原曲をiTunesで購入したりもした。
音楽に触れる為のプラットフォームとして優秀だと感じた。

イベントストーリーはまだ読めてない

リズムゲームの方は結構頑張ってやり込んでるけど、実はイベントストーリーはあまりちゃんと読めていない。
なにせ6年以上続いているゲームなので物量がとんでもないというのもあるし、他に観たいアニメ・映画等が渋滞しているというのもあり。申し訳ない。
一応、特定のカップリングだけ集中的にラーニングしたくて、知人に重要なイベストをピックアップしてもらった事があるのだけど、どれも大変破壊力が高かったので、今後も何度か情緒をめちゃめちゃにされるのだろうという予感がしている。

ゴジラ-1.0

怪獣映画の新たな金字塔

年末に公開された『ゴジラ-1.0』は、今までゴジラシリーズに対して燻り続けていた欲求を叶えてくれる作品だった。
最新のVFXと音響で……しっかりしたシナリオがあって……初代ゴジラくらい無慈悲かつ狂暴で……というのを、最高級のクオリティで全部やってくれた。

特に気に入っている点として挙げたいのが、重巡高雄とゴジラの対決シーン。
ミニチュア特撮の頃の海戦って、「模型の船の中に仕込まれた爆薬がドーンと爆破する」という感じだったと思うのだけど、VFXの力を借りればここまで濃厚かつエモーショナルに描く事が出来るのかと大感激だった。

未だ記憶に新しい『シン・ゴジラ』ともしっかり差別化されていたなと感じる。
個人的な解釈だけど、初代ゴジラの「どこを見ているか分からない虚ろな目と重々しい足取り」を誇大解釈すると『シン』になって、「時計塔に向かって吠える狂暴さ」を誇大解釈すると『-1.0』になると思ってる。
全くの逆方向だけど、どちらもゴジラという作品への深いリスペクトを感じた。

まだこの作品の事を消化しきれていないし、今後モノクロ版の公開も決定しているので、是が非でもまた映画館に観に行きたい。

よく見てるYouTubeチャンネル

笑顔の時間

ほぼ毎日投稿、1本の動画は10分前後、非常に高いトークスキル、と見やすいゲーム実況チャンネルなのだけど、最大の特徴は「プレイスタイルがとにかくひねくれている」という所。
「登校中の児童を足止めしたい」「デカい音を鳴らすミニゲームで小さな音を鳴らしたい」「家畜を全部逃がしたい」など、何故そんな事をしようと思ったんだ……?という遊び方を連日見つけてくる。
いま最推しのチャンネルです。

コブレッティ

スプラトゥーンメインのゆっくり実況チャンネル。
ゆっくり実況だが全くゆっくりしていない。常時食い気味に繰り出されるマシンガントークが楽しいチャンネル。サーモンランの実力も相当な物なので、見ているだけでも勉強になる。

クラりん

サーモンランメインの解説チャンネル。基本知識から応用技まで丁寧に解説してくれるので、上達したい人には見てほしい。

さいちょう

怪しい激安商品を次々購入しては徹底的にレビューする、その姿から付いたあだ名は野生の消費者センター
割と初期の頃から追っていたのだけど、どんどん登録者数が伸びていて嬉しい。
このチャンネルの影響で「Xiaomi Smart Band 7」を購入して今も愛用しています。

こんなもんかな。2024年もよろしくお願いします。
良いお年を。

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