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RIP SLYMEの魅力。織りなすのは夏だけじゃない。

2018年10月31日、RIP SLYMEは活動を休止した。

奇しくもその日はハロウィン。何の悪夢かと思った。しかし、どうやら現実で、現在も新曲を聴くことは叶わない。


RIP SLYMEの曲といえば、『One』『FUNKASTIC』『楽園ベイベー』を思い浮かべる人が多いだろう。現在20代後半〜40代の人なら、カラオケで歌ったことがある人もいるかもしれない。

前述した3曲が発売された当時、私は受験生だった。『One』がリリースされた2001年10月は高校3年生。大学受験を控え、教室中がピリピリしていた。『One』は友達が好きだったが、当時の私にはまだハマらなかった。


『FUNKASTIC』が発売された2002年3月、私は人生のドン底ランキング上位の真っ只中。大学受験に失敗し、浪人を余儀なくされた。大学に行って学びたいことも、大学でやりたいこともないのに、母親は大学に行かない道を許さなかったのだ。

偶然にも通っていた高校は浪人生を受け入れており、また同じ高校に通うことになった。先生の大半はすでに知っているし、仲が良い友達もいる。安心感はあるが、運動会や文化祭などはなく、ひたすら受験のための1年を送った。今振り返っても、ただただ辛い。


『楽園ベイベー』は同年6月に発売。RIP SLYMEの曲をほとんど聞いたことがなくても、『楽園ベイベー』なら知っているという人は多い。当然ながら、当時は勉強漬けの毎日。『楽園ベイベー』はラジオでもテレビでも流れていて、私も何度も耳にした。

でも、浪人生にRIP SLYMEはまぶしすぎて、『FUNKASTIC』も『楽園ベイベー』も耳をすませて聴かなかった。


一耳惚れした『BLUE BE-BOP』

RIP SLYMEにハマったきっかけは『BLUE BE-BOP』だ。イントロの途中で入るウッドベースに、一目惚れならぬ一耳惚れだった。

この曲が発売された2002年11月、私は浪人生。センター試験まで2ヶ月を切っており、新しい音楽を聴く余裕などなかった。曲に出会ったのは翌年。無事に大学生となり、人生でもっとも音楽を聴く生活を送っていた。

スペースシャワーTVやMTV、ラジオにどっぷり浸かり、音楽を聴く時間は大幅に増加。『BLUE BE-BOP』はたまたまラジオで流れ、イントロで胸を打たれた。

さらに特徴的なのは、サラサラと流れるようなラップと歌い方だ。サビの

宙を舞ってく
MY HEART CHECK
BLUE BE-BOP

この部分は、口ずさみたいほど流れが気持ち良い。

4MC+1DJ

RIP SLYMEは4人が歌い、1人がDJの、4MC+1DJで構成されたグループだ。基本的にはサビを4人で歌い、他は各々がラップする。4人とも声はもちろん、歌詞の良さも違う。

『BLUE BE-BOP』は4人の歌詞が際立ち、しかも秀逸だ。

ソロで歌うトップバッターはSU(スー)。メンバーで1番声が低く、言葉選びがユニーク。

さらば楽園愛した
マヌケなベイベー
ー『BLUE BE-BOP』

『BLUE BE-BOP』の1つ前に発売された『楽園ベイベー』をこんな風に歌詞に入れるなんて、衝撃だった。


次に歌うのはRYO-Z(リョウジ)。私はラップを偉そうに語れるほど数多くの曲を聴いてはいないが、RYO-Zのラップは王道でありながら、オリジナリティもある。

Friday night to the Mondayまで
並んで 二人からんで 不安定
フラフラに振られて感電
ー『BLUE BE-BOP』

「day」「まで」「並んで」「からんで」では“で”を、「フラフラに振られて」では“ふら”を並べ、心地いい韻を踏んでいる。


3番目はILMARI(イルマリ)。サラッと韻を踏みつつ、どこかオシャレな雰囲気が漂っている。

半人前 12時前 何かがない
365の日常 調子はどう?
ー『BLUE BE-BOP』

他のメンバーの歌詞は恋愛の雰囲気があるが、ILMARIの歌詞はパッと読んでも恋愛を感じさせない。良い意味で、憎いなと思う。


そして、最後にPES(ペス)。歌詞のセンスがずば抜けて素晴らしい。スムーズに流れる歌詞、ラップが魅力だ。

木枯らしに吹かれて歩く僕の
かたわらで笑うあの笑顔はない
大都会の愛もないドライな
ライフは意外と冷たい
ー『BLUE BE-BOP』

「ない」「大」「都会」「愛」「ない」「ドライ」「ライフ」「意外」「冷たい」と母音をa-iで並べ、その数9つ。音の弾みがとんでもなく快い。


『BLUE BE-BOP』はイントロのウッドベース然り、音にも惹かれた。音作りの中心を担っているのは、DJ FUMIYA。ドラムも特徴的で、全体的にジャズのように感じられる。


5人の際立つ個性

MC4人の魅力をもっと掘り下げるために、シングルの中から4人の特徴的な歌詞を挙げてみる。


SU

何といっても、低い声が最大の魅力であり、特徴だ。独特のいやらしさも魅力で、ライブでは上半身裸になることが多々ある。

いやらしさは歌詞にも現れており、曲を聴く前に歌詞だけで「ここはSUさんだな…」と分かるぐらいだ。例えば、

STOP! おおいいぞ官能鑑定合格!
ー『JOINT』
白濁の蜜 It’s good for you(for me)
ー『ジャングルフィーバー』

パッと見て、SUが書いたと分かる。

しかし、いやらしさだけがSUの魅力ではない。実験的な歌詞も魅力だ。前述した『BLUE BE-BOP』の歌詞もそうだし、「これで韻を踏むか?」と笑えるような歌詞や、顔文字も実験的だと思う。

ノリで流して我を無くす
恥じらいも今日はあいにくお留守
孤独を噛む群れのマングース
ー『黄昏サラウンド』
また勝手に別れてる 道がっ!? もういいっ‼︎(`ㅁ´)
ー『ブロウ』
さてビーチマジック┐('~`;)┌ここにHow many 美人?
ー『太陽とビキニ』
着の身着のままキノミナナあるがまま
ー『Take It Easy』


RYO-Z

王道でありながら、リズミカルに韻を踏む印象がある。思わず口に出して歌いたくなる歌詞が多い。

ハイ着地 未開拓地 ボケっと開いた口
ー『FUNKASTIC』
スケッチ 心象風景 連想ゲーム
続く メモリーレーン 描く Next
エブリデーは点と線 つなぐ6センス
ー『JOINT』
無重力リクライニング さぁ行くぜ 本格的に
今夜素敵にCosmic dance fever
ー『GALAXY』
四の五の言わずに飛び乗りな
まだまだ長いぜ 道のりは
ただダラダラ終わらせるよりマシだ
ー『SPEED KING』


RYO-ZはライブでMCを担当する機会が多く、話す時の言葉選びも上手いと感じる。昔ラジオのレギュラー番組を担当していた時、よく聴いていた。(スト3の最終回はカセットに録音し、未だに残している。)


LITTLE(from KICK THE CAN CREW)やDJ ISO(from MELLOW YELLOW)など、夢のようなメンバーで構成された「アスタラビスタ」でのRYO-Zのラップもイチオシ。アルバムが1枚しか出ていないのが無念でならない。


ILMARI

フィンランド生まれの日本育ち。イケメンで女性ファンがめちゃくちゃ多い(と思われる)。

声は若干ハスキーで、歌詞はどこか品がある。おそらく内面もイケメンで、純粋さや真面目な感じがする。

グラス片手にもちろんそう
足伸ばしソファー クインシーでも
スティービーでも好きにかけ
ー『雑念エンタテインメント』
むし返した赤い意思と
過ぎ去ってく日々の意味を
いく通りあるこれの正解も
心なしと今は明快と
ー『One』
ずっとこのままいたいような 他に何も要らないような
すぐにこの手から離れて消えてしまいそうな
本当の愛は何て意外なモノなんだろう
世界がもう 違ったように見える
ー『ラヴィ』(リップスライムとくるり)
幻みたいな天使が笑う
風に吹かれて胸が騒ぐ
ー『SLY』


ILMARIやRYO-Z、VERBAL(from m-flo)、WISE、NIGO®らの5人で結成した「TERIYAKI BOYZ®」ではリーダーを務めた。TERIYAKI BOYZ®はカニエ・ウエストやファレル・ウイリアムスなど、世界的に有名なアーティストが参加。私のおすすめは1stアルバム「BEEF or CHICKEN」。14年前に発売されたが、今聴いてもしびれるほどカッコいい。


活動休止の現在、たまにYouTubeで対談の動画がアップされている。誰と対談しても話しやすい雰囲気が漂い、聞き上手だと感じる。言葉が優しい。

なお、この対談はRYO-Zが先に担当している。RYO-ZとILMARIの対談は何度見ても胸が熱い。RIP SLYME結成のきっかけや、仕事のこだわりを聴ける。


奥様はエビちゃんこと、蛯原友里さん。私も彼女も宮崎県出身。奥様が宮崎県出身だからか、ILMARI結婚後に宮崎の野外ライブにRIP SLYMEが出演したのは感謝しかない。RIP SLYMEのライブに行く夢が、10年越しに叶ったのだ。実に夢のような時間だった。


PES

PESはRIP SLYMEの中で声が1番高い。卓越した歌詞、歌うようにラップするのが特徴だ。長い歌詞が多い印象もある。

よろこびのいいビートが欲しいの
そうね 往年のチャックベリーばりの
まるで どうなってもいいっぽいノリな
ー『STEPPER’S DELIGHT』
暗闇の温度は上昇中
部屋に渦巻く煙とCo2
深く深く吸って熱が移ってく 熱帯夜来
かざせファイヤライト
ー『熱帯夜』
OK!雪解けと聖とネオンとメリクリ アケオメと
ワケわからんがおめかしして
今夜だけの街・出会い…
ー『マタ逢ウ日マデ2010〜冨田流〜』
断片化した心をデフラグ 黄昏セットアップ
今はただギークな私 たまにあるナードな話
傷だらけの躰を癒し足元に射す光
ー『ロングバケーション』

アップテンポの曲でも、バラードのような静かな曲でも、流れるラップがとにかく気持ちいい。


メロディメーカーでもあり、DJ FUMIYAに次いで作曲した曲が多い。シングルに限ると、『One』『Hot chocolate』『黄昏サラウンド』『Hey,Brother』『Take It Easy』はPESの作曲だ。


ソロ活動していた時期もある。作曲もできるため、実質シンガーソングライター。ソロ活動は納得するしかなかった。

ラップを一切せずに歌った『女神のKISS』は、メロディのセンスがより際立つ。リズム感覚が抜群だとよく分かる。


コラボした曲も多い。誰と歌っても、独特の高音はもちろん、歌詞やメロディの良さも健在だ。


DJ FUMIYA

魅力なのは4人の歌詞とメロディ、歌声だけではない。DJ FUMIYAが生み出す曲の幅の広さを忘れてはならない。


トラックメイカー(ヒップホップやEDMなど、クラブミュージックの作曲家)として多数作曲。ヒップホップはもちろん、ジャズやロックなど幅広いジャンルの音を取り入れるのが魅力だ。アルバムの1曲目はそのアルバムを象徴したような曲で、聴き比べるとジャンルの幅の広さがとてもよく分かる。

RIP SLYMEのアルバムには、DJ FUMIYAが作ったインストゥルメンタル(インスト)の曲もある。『FROG』(from「TIME TO GO」)は東南アジアを思わせ、『Prologue』『Epilogue』(from「MASTERPIECE」)ではオーケストラのような演奏でまさに傑作をイメージさせてくれる。



また、私が驚いたのは『Dandelion』と『GALAXY』の差だ。まず、2004年3月に発売された『Dandelion』。

そして、約4ヶ月後に発売された『GALAXY』。


『Dandelion』は手拍子とマラカスが印象的だ。Dandelionは日本語でたんぽぽを指す。音がどっしりと落ち着いており、RYO-Zの歌詞にあるように地に根を張った感じがする。

『GALAXY』にも手拍子が入っているが、『Dandelion』とはガラッと印象が違う。テンポが速く、曲調は明るい。

4ヶ月と短い間に手拍子を使った曲が2つ発表され、こんなに印象を変えたことにかなり衝撃を受けた。手拍子は『GALAXY』のようなノリノリな曲だけではなく、ゆったりとした『Dandelion』みたいな曲にも合うと知ったのは大きな経験だ。


RIP SLYME以外のアーティストの曲をプロデュース、リミックスもしている。ソロオリジナルアルバムは全体的におもちゃ箱のような、明るくてポップな曲が多い。聴くと元気が出る。


5人が織りなす連携プレー

RIP SLYMEに限らず、グループで歌う曲は歌詞の連携プレーがたまらない。

例えば、知名度が高いRIP SLYMEの曲の1つ、『FUNKASTIC』。1番目にソロで歌うRYO-Zが最後に

Rock The,Body,Body イルマリ Say

と歌い、呼ばれたかのようにILMARIが次のように歌う。

Like That Yo!  Back からの Come Follow Me
ハイセンス 二番手の最高のBeats

3番目に歌うPESは、このように登場。

ドラムロール ジャジャジャジャ〜ン
オレ様がエントリーNo.3番だ

そして、最後にSUが歌い上げる。


9枚目のオリジナルアルバム「GOLDEN TIME」に収録されている、『恋のシンキングタイム』では合コンを思わせる設定が面白い。

4人がそれぞれ、A=RYO-Z・B=ILMARI・C=PES・D=SUを示し、AのRYO-Zから自分自身の特徴や個性を歌う。自分をどう思っているのか、他人からどう思われているのか、たった数行に絶妙にまとめられている。

以下のサビの歌詞で分かるように、

let’s シンキン you ready?
Aかな?Bだろ?
(中略)
Cなの?Dかも?

と女性が4人のうち誰を選ぶのか、皆で様子を伺っている。ラストはまさかのDJ FUMIYAが登場し、最後までストーリー性があって面白い。


ストーリー性といえば、アルバム「TIME TO GO」に収録の『ミニッツ・メイド』が外せない。この曲がレコーディングされた時の様子を、歌詞につづっている。PESは当日来なかったため、歌っていない。

他にも『チェッカー・フラッグ』『ブロウ』『SPEED KING』のように、レースをしている歌詞も面白い。4人でレースを楽しんでいる様子が目に浮かぶ。


アルバムを出すたびに、全く違う顔を見せる

RIP SLYMEはオリジナルアルバムをインディーズで3枚、メジャーでは10枚出している。各アルバムで、全く色が違う。

私が特に思い出深いのは、メジャー7枚目のアルバム「JOURNEY」。発売された2009年、私は長年付き合った恋人と別れ、急に1人で過ごす時間が増えた。1人ドライブにハマっていた時に聞いていたのが、「JOURNEY」だ。

2曲目の『Good Day』はタイトルにもあるように、いい日がテーマの曲。曲調も歌詞も明るく、晴れた朝に聴きたい。出勤時によく聴いていた。サビの

今日をいい日にしよう

を聴くと、もう元気が出る。沈んで1人で過ごしていた時、SUの歌詞にめちゃくちゃ助けられた。

今日はなんかいい事 起きそうな ありそうな
あるんじゃ つくるんじゃ 投げやりじゃもったいない
絶対にベッタリ記憶に貼る そう思って臨んどく

“つくるんじゃ”がガツンと響く。気分が曇りでも、今日を自分の力で晴れにできるのだと思える。

5曲目の『Do it!』でさらに背中を押され、6曲目の『Journey』は私のことを歌っていると今でも思う。

胸張って渡って行こう 一人旅 無限に想像
————————————————————-
行きたいとこ行ってみる
やりたいことやってみる
違う時間 違う場所 違う自分を体感
————————————————————-
Naturally 心のJourney
夜中に街を抜け出し

この『Journey』は夜中のドライブに合う。夜中に家を抜け出し、街を抜け出すドライブは、軽い一人旅のようだ。この曲を聴くと過去に想いを馳せつつ、ニュートラルな気持ちで前を向ける。

極め付けは12曲目の『STAIRS』と、ラストの『Beauty Focus』。『STAIRS』では

もう一歩前へ あと一歩上へ

と静かに、確実に一歩進むように励まされる。

『Beauty Focus』には「フォーカス」をはじめ、「フレイムアウト」「ファインダー」「コントラスト」「ネガとポジ」などの写真に関する言葉が並ぶ。

1つも残さず 毎日をコラージュ

これまでの12曲を受けて今日を振り返るかのように、写真を眺める感じにとても惹かれる。音はどこか切ないのに、力強くもある。

1曲目から順にアルバムを通して聴くと、本当に旅に行ったようだ。全曲聴いても約49分と短く、ふらっと聴きやすいのも良い。



アルバムそれぞれの印象はどれも違う。季節や気分により、聴くアルバムを変えている。

暑い日は夏に発売された「TOKYO CLASSIC」「TIME TO GO」、秋にはしっとりした曲が多い「MASTERPIECE」が似合うし、テンションを上げたい時は「EPOCH」「GOLDEN TIME」ですぐノレる。

メジャー1枚目の「FIVE」は年末に聴きたくなり、「STAR」はお酒を飲む夜にピッタリだ。バラエティに富んでカラフルな「FUNFAIR」「10」はいつ聴いても楽しい。


季節・気分ごとに押さえてほしい曲

『楽園ベイベー』『熱帯夜』をはじめ、RIP SLYMEは夏のイメージが強いかもしれない。しかし、春夏秋冬それぞれに合う曲はいくつもある。聴くとテンションが急上昇する曲や、落ち込んでいる時に聴きたい曲もある。

初めて聴いた時はハマらなくても、時間が経つと急にハマった曲もあった。全ての曲について触れたいが現実的ではないので、聴いてほしい曲を季節・気分ごとにまとめた。(※シングル以外の曲は、基本的にfrom「アルバム名」で表記)

・『BLOSSOM』(from「FIVE」)

・『ミニッツ・メイド』(from「TIME TO GO」)

・『ブロウ』

・『楽園ベイベー』

・『HOTTER THAN JULY』(from「TIME TO GO」)

・『太陽とビキニ』

・『BLUE BE-BOP』

・『黄昏サラウンド』

・『Tales』(from「FUNFAIR」)

・『マタ逢ウ日マデ』(from「FIVE」※インディーズシングル)

・『Wonderful』(from「EPOCH」)

・『Supreme』(from「BAD TIMES 」)

低いテンションを上げたい

・『Good Day』(from「JOURNEY」)

・『JUMP with chay』

テンションをぶち上げたい

・『Good Times』(from「GOOD TIMES」)

・『Super Shooter』(from「GOOD TIMES」)

仕事前にモチベーションを上げたい

・『NP』(from「FUNFAIR」)

・『The Man(feat.CHOZEN LEE from FIRE BALL)』(※ライブ会場限定盤CDだが、YouTubeにPVがアップされている。)


部屋にこもって過ごしたい

・『虹』(from「TIME TO GO」)

・『Mellow Morrow』(from「MASTERPIECE」)

1日の終わりに聴きたい

・『Beauty Focus』(from「JOURNEY」)

・『時のひとひら』(form「10」)


曲に罪はない。Just believing you.

RIP SLYMEが活動休止し、季節が1つ巡った。SUが不倫した後に休止したものの、休止を決めた明確な理由は分からない。解散ではなく、休止なのがせめてもの救いだ。

活動休止中も、私とRIP SLYMEの距離感は変わらない。秋になるとこれまで通りアルバム「MASTERPIECE」を聴いた(聴いている)し、年末には『マタ逢ウ日マデ』を流すだろう。曲には何の罪もない。

この1年、心のどこかで活動再開を願いながらRIP SLYMEの音楽を聴いた。再開まで、この先もずっとそうするだろう。

今の気持ちは『Remember(RIP SLYME with MONGOL800)』でMONGOL800のキヨサクが歌う歌詞に要約されている。

口ずさむよ 思い出の歌
甦るよ 色褪せぬ日々
夕焼け空 帰り道 高鳴る胸
Oh, I believe. Just believing you.


読んでくださった方の誰かが、RIP SLYMEの曲と新たに出会うことを願っている。この記事が聴くきっかけになったのなら、心からお礼を言わせてほしい。


#いまから推しのアーティスト語らせて

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