TinHIFI C2 2025 (上品なニュートラルサウンドに進化したC2)【PRレビュー】
経緯など
TinHIFI official様(@tttaudio )から「イヤホンのテストに興味ない?」とお声掛けいただきました。
TinHIFIは中華低価格イヤホン界隈の重要なメーカーですが、恥ずかしながら私はTinHIFI製品に触れたことがありませんでした。
詳細を聞くと「C2 2025」という名前の新製品とのこと。
TinHIFIイヤホンに触れたことはなくても「C2 Mech Warrior」という名前とメカメカしいビジュアルは知っています。2022年以前から中華低価格イヤホンに興味を持っていれば一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか?
それくらいに知名度のある名作イヤホンが満を持してアップデートされるとなれば、興味が沸かないはずがありません。
尻尾を振ってテスト&レビューさせていただくことにしました。
しかし私は「C2 Mech Warrior」を聴いたことがない…
名作イヤホンのアップデートなのにベースモデルとの比較がなければまともなレビューにならない。
ということで、慌てて「C2 Mech Warrior」をポチりましたw
以下のレビューはC2 Mech Warriorとの比較を中心に行います。
パッケージ
C2 2025
オリジナルC2(参考比較)
外観、装着感
形状、外観は色も含めてオリジナルと2025で差はありません。
かろうじてネジの色が違うので見分けられます。
形状にテコ入れがなかったのはオリジナルの完成度が高く不満がなかったから。
低価格帯に珍しい埋め込み2Pinの金属筐体。
これだけでも買う価値があります。
音質など
オリジナルC2との比較を軸に評価しました。
ケーブルは2025付属ケーブル、
イヤピはSednaXELASTECの装着感が一番しっくりきたのでXELASTEC
でテストしています。
帯域ごとの主観評価(聴き心地と主張の強さ)
サブベース
2025 △〜○
オリジナル ✕〜△
ミッドベース
2025 ○
オリジナル △
男性ボーカル
2025 ◎
オリジナル 〇
女性ボーカル
2025 ◎
オリジナル 〇~◎(たまに刺さる)
高音・金属音
2025 ◎
オリジナル 〇~◎(たまに刺さる)
音の厚み
2025 〇
オリジナル ×〜△
寒暖
2025 寒色寄りニュートラル
オリジナル 極寒色
音場(左右)
2025 △~〇
オリジナル 〇〜◎
音場(上下)
2025 〇
オリジナル ×~△
解像度
2025 〇
オリジナル 〇
分離感
2025 〇
オリジナル 〇~◎
オリジナルC2はカラッと元気で明るい音だった半面、刺さりが気になる楽曲もありましたが、
2025は落ち着いた大人な雰囲気で、全域のバランスが整えられて刺さりは感じなくなりました。
低音域はしっかり聞こえるものの主張は強くなく、ボーカルやギターを主役を立てているように感じます。
波形比較
波形で比較すると2025が低音を盛っているのが分かり、この部分は耳で感じた通りですが、
高音域は2025の方が波形が若干強く出ていて、私の感覚とはズレていました。
まとめ
実は2025を聴く前は、オリジナルC2から変化が分からなかったらどうしよう、、、オリジナルC2が自分の好みではなかったので2025も好きじゃなかったらどうレビューしようか、、、と心配していましたが、杞憂でした。
分かりやすく変化していて、しかも私の好みの方向への変化でした。
オリジナルC2は非常に人気の高いモデルですが、
もし「ちょっと高音がキツイな」とか「もう少し低音が出れば…」といった不満があった方は購入する価値があると思います。
また、非常に高いレベルでバランスのよいイヤホンだと思います。
例えば、1万円台で低音が出すぎない落ち着いたニュートラルサウンドというと私はFinal A3000がお気に入りなのですが、倍以上価格差のあるA3000と比べても音質・ビルドクオリティなど全く見劣りしません。
初めての中華イヤホンとしておすすめしやすいですし、
クセの強い中華低価格イヤホン群の中で、落ち着いた上品な音というのは逆に物珍しくも感じるので、オーオタ向けには耳をリセットするための1本としておすすめします。
購入はこちら
今回TinHIFI様からのご依頼なので、どこから買ってもいいとは思うのですが、一応TinHIFIオフィシャルのリンクをつけておきます。
アマゾンや、アリエクの各ストアでも販売しているので、「TinHIFI C2 2025」で検索してみてください。
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