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【推し活やってみた】ヴィノーブル・ヴィンヤードのぶどう収穫ボランティア

今年もいよいよぶどうの収穫シーズンがやってきました。三次のワイナリー『ヴィノーブル・ヴィンヤード』さんでは、毎年、ワイン用ぶどうの収穫を手伝ってくれるボランティアを募集されています。公式SNSによると、今年の収穫スケジュールは以下のとおり。毎週土日に収穫が行われていて、ボランティア参加は土日のどちらかだけでも、両日でもOK。両日参加する場合は、ワイナリー内の宿泊施設に泊まることもできます(人数制限ありで、申込先着順)。ヴィノーブルさんを応援する“三次の推し活”は、まさにこのボランティア参加。ここでは、兵庫県明石市在住、みよしのよしみファンクラブ会員ナンバー9番・あべゆの“推し活やってみた“レポートをお送りします。

《2024年収穫スケジュール》
8月31日、9月1日
ピノノワール、ソーヴィニヨンブラン、アンウッド用シャルドネ
9月7、8日
ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、マルベック
9月14、15日
ゲヴェルツ、セミヨン、ピノタージュ、シラー、バルベラ、グルナッシュ、サンジョベーゼ
9月21、22日
シャルドネ、セミヨン
9月28、29日か10月5、6日
メルロー、シャルドネ
10月5、6日か12、13日
カベルネソーヴィニヨン
10月19、20日
カベルネフラン
※最新の予定・募集状況は、ヴィノーブル・ヴィンヤードの公式SNS(Instagram・Facebook)をご確認ください
https://www.instagram.com/vinoble_vineyard/
https://www.facebook.com/VinobleVineyard/

収穫ボランティアに参加したのは、昨年10月。運よくカープのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦(土曜日)のチケットが取れまして。ヴィノーブルさんのインスタを見ると、その翌日のボランディアをまだ募集していらっしゃる。迷わず、インスタのメッセージで参加申込しました。その返信で、当日の集合解散時間や作業内容、持参するものなどを教えてもらえます。

土曜日のカープは、見事秋山選手のサヨナラヒットで快勝!日曜朝9時、かなり気分良くワイナリーに現地入りしました。収穫シーズンも最終盤ということで、この日の参加者は4名でした。醸造家の横町さんやワイナリーのスタッフも一緒に作業します。「今日はカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫をお願いします。昨日かなり収穫進んだので、今日は昼過ぎに終わると思います。午後は、仕込みのお手伝いもお願いしたいと思います」おお、海外のワインコンクールで受賞されてるワイナリーの仕込みにかかわれる!

収穫作業は、完全に手作業です。海外の大規模農園では機械で収穫するところもありますが、日本ではほぼ手作業。単に果実を取り込むだけでなく、同時に“選果”も行います。貸し出される剪定ばさみでぶどうを房ごと切り取る、房から青い未熟な実や傷んだ実を切り落とす。色づきのいい房と悪い房を分けてカゴに入れていく。この実を選び取る作業が、ワインの出来に大きく影響するそうです。なので、始めの頃は「これいけますよね?これは薄いすかね」と横町さんに確認しながら。慣れてくると、チョキンチョキンリズム良くダメな実を落とせるようになって、すっかり職人気分です。

お昼休憩は1時間。昼食に三次市塩町『いまちゃん』のお好み焼きが用意されていました(一人500円だけ自己負担)。お店で食べる時も半折りの分厚い半月型で出てくるボリューム満点のお好み焼きです。麺は三次の『唐麺』も選べます。ボランティアの人もスタッフも、宿泊施設で一緒に食事。キッチンには、無数のワインの空ビンが並べられてました。「宿泊で来ていただいた方とは、夜にBBQして、ここで夜中まで飲み会です。ワイン持って来られるかたも多いですし、僕の秘蔵のワインもどんどん出します」なんと夢のような!次回は宿泊で来ます!

午後は、ぶどう畑に置かれたラジオでカープを聴きながら、収穫作業の続き。「秋はカープがデーゲームじゃけえ、いつも聴いとるよ。今年はひさしぶりに強いけえ、仕事がはかどるわ」とスタッフのお母さん。カープ聴いてたらほんまにあっという間に収穫作業が終わり、次は“除梗破砕“の作業。ぶどうの房から茎を取り除き、実を潰してジュースにしてくれる機械に、収穫したカゴのぶどうをどんどんぶち込んでいきます。「単純な力作業ですけど、収穫量多い日は本当に大変。これを手伝ってもらえるだけでもかなり助かります」絞られた果汁は、巨大な桶の中に。「これがワインとしてお店に並ぶのは、来年か再来年か。楽しみにしてください」

カープが見事にファイナルステージへの進出を決めたころ、この日の作業は終了。「色づきが良くないほうのカゴのぶどう、好きなだけ持って帰ってください」ワイン用のぶどうは、食用のものに比べて種と皮の比率が大きく食べにくいのですが、糖度はえげつなく高くてめっちゃ甘いです。スーパーの袋(大)2袋分いただいて帰って手作業で“除梗破砕“したら、3リットルくらいの生搾りカベルネ・ソーヴィニヨンジュースができました。甘い!美味しい!貴重な収穫体験をさせてもらった上に、充分すぎる報酬をいただきました。


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