教師のお仕事術④クラス運営
シリーズも第4段!ご愛読(?)いただきましてありがとうございます。いきなり検索でヒットしちゃった方、いらっしゃいませ。どうぞゆっくり見たいって下さいな。
さてさて、駆け出し期間も終わってやっと担任もてた方、おめでとうございます。採用されて、いきなり担任になっちゃった方も、おめでとうございます。
何にせよ、あなたになら任せられる!という管理職からの信頼の証です。頑張りましょう。
さて、ではどのように頑張っていくか?
以下の順番で進めてまいります。
①教室準備
②生徒と出会う準備
③保護者対応の準備
④(自分が)学校に行きたくない日はどうする?
①教室準備
私が1番大切だと思うのが、コレです。
何せ、生徒は起きている時間の大半をここで過ごす訳で…そこが荒れてたり、使いにくかったりしたらそれだけで嫌だと思う。
だから、教室準備にはこだわりましょう。
教室準備で大切なのは、「仕組み」と「愛」です。
まず、「仕組み」
私、整理収納アドバイザーの資格を持っているのですが(いきなり)お子さんのいるご家庭って散らかりがち。
教室って家庭の比じゃないくらいお子さんだらけ。
ってことは、「仕組みが整っていないと、片付けても片付けても荒れていく」ということです。
なので、「仕組み」大事。
では、どのように仕組みを作っていくか?というと
1.導線を考える
子どもたちが登校してから帰宅するまでの「動き」を考えます。
教室に入って、着席して、持ち物整理してカバンを置いて、提出物を出して…とか。
4時間目終わって給食の準備をする時は…とか。
清掃用具はこの並びでいいかな?とか。
そして、なるべくスムーズに動けるよう机やその他物品の配置をします。
2.配置をしたら、とにかくラベリング
新しい場所に行った時、そこが「暗黙の了解」で成り立っている場所だと疲れますよね。きちんと整理してあるけど、「何がどこにあるのかサッパリわからん」のもストレスフル。
物の居場所にはラベリングしてあげる。
と、物は戻ってくる。教室キレイ。子どもも安心。
一石三鳥なわけです。
コレはココ!アレはソコ!と決めた後にラベリング。
ただ、実際に生活してみて使いにくいな…という声があがったり、子どもたちが動きにくそうだな…と感じたらガンガン変更してください。仕組みはそこで生活する人に合わせて変わっていくものです。
3.子どもと一緒に練習する。
最初の学活の時間で、「○○の時は⬜︎⬜︎する。」という練習をしましょう。先生が実演してもいいし、子どもが〇〇の部分を考えて、⬜︎⬜︎を先生やこどもたちみんなで考えても良いと思います。
【例】
朝登校したら、みんなに「おはよう!」と挨拶をして、机でカバンを下ろす。そして…ああ、提出物のカゴに生活ノートとプリントをそれぞれ出して。
今日は数学の宿題カゴがでてる!(教科係に前日にカゴを置いておいてもらうのも良いですね)
教科書とノートと筆箱は引き出しに。タブレットはとりあえずカバンに入れてロッカーへ…みたいな。
これをすることで、教室の使い方はもちろんですが活動の見通しが立つので不安感が強い子もそうでない子も安心して生活することができます。
練習の中でちょっと違うな…と思ったら、それもどんどん変化させて下さい。一度決めた仕組み変化させる時は「周知徹底する」ようにしましょう。しれっと…とかいつの間にか…とかは困ります。職場の有給休暇取得方法がいつの間にか変わってたら嫌ですよね。
大切な事はきちんと知らせて欲しいと思うのは、大人も子どもも一緒です。
そして「愛」
子どもたちが、「担任の愛」を感じられる教室になっていますか??
愛を感じて、安心して何事にも挑戦できる環境なら、生徒たちはきっと学校が楽しくなるはず。
殺伐とした、学業や連絡の羅列だけの空間で愛を感じられるでしょうか。
是非、「掲示物」と「掲示方法」にこだわって下さい。
テーマフォントやテーマカラーを決めて、年度はじめにがーっと使ってラミネートしちゃいましょ。
中身がどんどん更新される掲示物はクリアファイル等を使って最新のものに。
観葉植物を置いたり、何かのタネを育ててみたり、たんぽぽを飾ってみたり。自然に触れ合えると心が和みます。
ちょっとしたことでも…例えば1週間名札忘れ0だった!とか。ネットに溢れるテンプレを使って賞状作って表彰しましょう。目に見える形で褒めたり承認するのって大切です。
先生がいなくても、教室の中を眺めたら子どもたちがほっと安心できるような掲示にしてくださいね。
教室準備だけで、こんなに長くなってしまいました。
次回へ続きます⭐︎