148cmの40代後半女子が自動二輪(バイク)免許を取得する物語 その5 イメトレ・予習
このシリーズはマガジンにまとめてます
発進は問題ないのだけど
どうも停止がなんとなくでやってる感がある。
思ったように止まれないから
スピード出すのも無意識で怖がるのだろう。
できないことをずっと避けてきた天才の私は
とにかくできないことが嫌いだ。
努力次第で
できそうなことはとことん頑張るのだが
どう努力していいかわからないことや
全く見当がつかないことに対しては
人生ではなかったことにしてきた。
でも今度ばかりはそうもいかない。
いくら考えても手足は思うようには動かない。
背は伸びないし
運動神経も劇的に良くならないし
急に覚醒して「あ!乗れた!」ってならないだろし。
先日立ちゴケしたのもあって
私がえらく塞ぎ込んでいたら
夫が今日練習に付き合ってくれた。
スタンドを起こして乗るところから
エンジンをかけるまで
検定でも試験される流れで
私がスムーズにできるまでずっと付き合ってくれた。
教官からは注意されないし、
アドバイスももらってないけど、
多分、こんなところがわからないなんて
思いもつかないのかもしれない。
私の脅威的身体能力(よくない方ね)知っている夫が
もっとここの手はこうしたほうが楽になるよ。
足はここにおいたほうがいいよ。
ここに意識を持って行ったほうがせしぼんちゃんは
楽に持てると思うよ。
こうすると一気にバランスが崩れるから
こうやってお尻をずらして乗ってごらん。
と的確なヒントをくれたことで
私の乗り降りレベルが劇的に向上した。
てってれ〜
色々と教えてもらったら
もう怖くて怖くてしかたなかったバイクが
1時間後にはだいぶ怖さが取れていた。
ちなみに夫のバイクは大型バイク。
重さも存在感もパねぇ。
怖いことを一つ一つ分解して
それを自分が対処できるようになれば
当たり前のように怖いことはなくなる。
これって、普段の「不安」に対しても
同じことしているのに
なぜバイクではできなかったんだろうか?と
ラテラルに考えられない自分を恥じた。
重く感じていたのは、持ち方が変だったから
フラフラしてたのは軸が意識できてなかったから
スッと乗れなかったのは重心を意識できてなかったから
止まるのが怖かったのは後輪ブレーキを一切認識できてなかったから。
(↑これが一番怖い)
理解して、体感すれば
ああ、そういうことか。とわかるけど
これを教習所だけでするって
たった最初の1.2時間でするって
これが教習所でわかる人ってすごくない??
日本って基本こんなに弱者救済メインなのに
教習所ってめっちゃ魁!!男塾やん。
小一時間の練習で
乗り方のコツを覚えて
降り方のコツを覚えて
ブレーキのタイミングを練習して
何度も何度も繰り返して
疲れた。
その後バイク屋に寄ってみようかと
近所のバイク屋さんに寄ってみたら
私がずっと学生時代から憧れてやまない
ヤマハのSRが目の前にあった。
うっひょ〜!これいい!
やっぱりいい!!!これ欲しい!!!
色も素敵。
全部素敵。
だけどスタートがキック。
初心者が公道でエンストしたら最後。
これだけは避けなければならない。
ということでSRは2台目にすることにした。
で、エイプリルフールだけど
バイクを買った。
2番目に欲しいと思っていたバイクにした。
色は好みではなかったけど
いろんなことを総括したら
初心者の私にはベストだろうということで
ヘルメットを被ったまま決めた。
納車は今月末。
私もそれ目指して免許取るよ。