映画「事故物件」を観て思うこと・・・あれは恋愛指南の映画だった
NetflixとかHuluに入ってからというもの、変な癖がついちゃって、トイレとかで一時停止するし、途中で集中力が切れるととめたり、はたまた、つまらなくなってしまうと、途中でもブチっととめて最後まで作品を観れなくなってしまった私。
先日もどうせ最後まで観れないんだろうなって思いつつ、映画「事故物件」を娘と一緒に見始めた。
失礼だとは思いつつ、娘と「つまらなそうだから最後まで観れないかもね」。なぁんて言いつつ見始めたのだけど・・・
なんと!最後まで一気見してしまった。
これは最近の私にとって非常に珍しい現象だ。大体、2時間も集中力ないんだもん。
で、面白かった?と聞かれたら、ん〜分からないと答えてしまうだろうの内容なんだけど。そして、おすすめできる?と聞かれたら、これもまた、ん〜分からないとしか言いようがない。
なのに、なぜ最後まで、しかも、楽しく観れてしまったのか?
正直、いくら仕事が欲しいからって、事故物件に住むのは良くないんじゃないかって思う。やっぱり不気味だよ。友達だったら、まず止めるけど。というのが、私の率直な感想です。
さて、この映画を観ながら、娘と盛り上がったのは恋愛トーク、笑
なぜホラー映画を観ながら恋愛トークになるのかが分からないんだけど、どうしてもしゃべらずにはいられなくて、ふたりで恋愛トークしながら観てしまった。結構楽しくて盛り上がっちゃいました♪
まず、私が言いたいのは、主人公の言葉と態度が矛盾してるってこと。
たとえ亀梨くん(主人公の芸人さん役)だろうと、ああいう男とは付き合わないほうがいいよと言いたい。
ちょっとね自己中過ぎる。無責任だし。言ってることとやってることが違うと思う。
例えば、奈緒ちゃん(「あなたの番です」にも出てる女優さん)のことを気遣ってるふうだけど、奈緒ちゃんがいるほうが霊現象が起きそうだからという理由で、本人は嫌がっているのに、結局はYouTubeの撮影をお願いしたり。
奈緒ちゃんは惚れた弱みだよね。好きな人の言うことを断ることができないから。自分が役に立つならっていうことで、結局引き受けてしまって怖い目に遭ってしまうし。
これ、男女共にあることだと思うんだけど、どちらかより好きなほうだったり、優しいほうだったり、断るのが苦手なほうがいつも我慢してしまうという人間関係が如実に現れてるなって思うのです。
で、大人だから頼み方もとても親切で、「怖い思いはもうさせたくない」とか、一見優しい言葉を使っているのだけど、行動は逆。結局、やらせてるんじゃないかい!と、親子でツッコミを入れてしまった。
我が家は、奈緒ちゃん好きということもあってか、亀梨くんかっこいいけど、奈緒ちゃんにはもっと素敵な人がいると思う!とか言って、奈緒ちゃんを応援しながら映画を観てしまったよ。ホラー映画なのに、なぜか恋愛映画と化してしまった。
でさ、これ恋愛だけでなく、人間関係でも同じなんだけど、
言葉より行動を信じたほうがいいよってことを、改めて自分自身にも言い聞かせたのでした。
言葉って、いろいろ言えるよ。大人になればなるほど、その辺のマナーはついてくるものだし、こう言っておけば円満に済むという知恵も働くわけで。
でも、態度って変わらない。様々な経験で態度も成長する人もいるけど、そうでない人がほとんど。
ということは、言葉で惑わされず、態度こそを見て、自分を大切にしてくれる人か、そうでないかを判断するのがいいと思う。
やっぱりさ、パートナーはもちろん、友人関係であっても、自分を大事にしてくれる人を、自分も大事にしたいし、そういう人に時間を使いたいって思うもん。
自分のことを大事にしてくれない人、自分のことを雑に扱ってくる人とは、なるべく離れたほうがいい。自分のために。
とにかく、自分のことを大切にしてくれる人を、大切にできたらいいよね。
そして、そういう人とパートナーシップをつくれれば、こんなに幸せなことってないのかも。
そういうのって人生を豊かにするんだろうね。
という話を娘とできた映画でした。