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Pretender


髭男のこの曲がこんなにぶっささる
日がかつてあっただろうか。


振られたはずなのに
あの人にはもう会えないはずなのに
もう声だって聞けないし
ラインすることだってできないはずなのに

あるはずもない"もしかしたら"を
いまだに望んでいる私はバカだ。


もっと違う設定で
もっと違う関係で
出会える世界線選べたらよかった


ほんとにこの通りで。
わたしが東京の人間だったら。
何度思ったか。


もっと違う性格で
もっと違う価値観で
愛を伝えられたらいいな
そう願っても無駄だから…

そう。無駄なのだ。もう。


最後まで優しかったあの人はもう
違う女の子のものなの。
そう言い聞かせても言い聞かせても

春から同じ土地に越してくる彼に
またどこかで会えるんじゃないか
そう思ってしまうんだ。


「どうか…」って言葉と「元気でね」
って言葉、優しい言葉であって
とても残酷な優しい言葉だなって


だからわたしも同じように返したんだ。



元気でいてね。
またどこかで会えますように。
そうひそかに願いながら。


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