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「出版社」の仕事について語らせて。 #こんな仕事です

こんにちは。339PLANNINGのこんちゃん(今野正輝)です。

今回はカミーノさんのステキな企画に参加します。

カミーノさんのお仕事記事も最高なのでぜひ。明細書には「ストーリー」があるはまじで名言だと思う。

というわけで、カミーノさんへのリスペクトを込めて「出版社」の仕事について語らせていただきます。

本を作る仕事

出版社といえば本を作る仕事です。

私たちが作る本には大きく分けて2種類あります。

  1. 自社が企画した本

  2. お客様からの書籍の制作依頼を請けて作る本

という2つに分けられます。

1つ目の自社が企画した本というのは、339PLANNINGが〇〇な本を作ろう!と企画し、著者さんに依頼して執筆していただく本です。

最新刊はこちら。

2つ目のお客様からの書籍の制作依頼いただいて作る本。
具体的には、

  • 原稿はあるから本にしてほしい。(印刷してほしい)

  • 表紙を作ってほしい。

  • 原稿の編集をしてほしい。

  • 〇〇という事業をしているんだけど、事業の魅力を伝える名刺代わりの本を作りたい!

  • これまで書いたブログやnoteを本にまとめたい。

などなど、お客様の要望に合わせて書籍の制作を請け負う仕事です。

上記の要望の場合、表紙のデザインを作る、原稿文章の編集、原稿を文字組みやデザイン、写真や図版などをページに配置する「組版」を行ったり、事業の広報を行うための本作りに企画から携わって、最終的には印刷まで請け負うこともあります。

本づくりをちょっとだけ深堀る

本という一つのコンテンツの中にはいろんなコンテンツがつまってます。

  • 表紙のデザイン

  • 中身の文章

  • 本の紙面デザイン

  • 作例などの写真

  • わかりやすく解説するための図解

  • 本にリズムを生むイラスト

太字の部分には、それぞれのプロがいます。
ライター、カメラマン、イラストレーター、グラフィックデザイナー、ブックデザイナー。そしてこれらすべての工程に関わる編集者。

なので、この時点で文章、グラフィック、写真、イラストというコンテンツが入っています。

本が完成したら、印刷、販売、配送がはじまります。

339PLANNINGの場合は、Amazonにデータを入稿し、ペーパーバックと電子書籍の販売が開始されます。みなさまから注文をいただくと、印刷が始まり、その後、配送業者の方が届けてくださいます。どんなにがんばって作って、告知しても、配送業者の方がいなければみなさまのもとに届けることができません。

告知や販促に関してはマーケターの方と本を広めるための企画と計画を進めます。これが本の広報活動です。ここで、チラシやSNSの投稿を作り、イベントを開催して、配信したい!撮影したい!となれば、カメラマンや配信オペレーターをお願いして、イベント配信をします。その後、動画編集を経てYouTubeに動画を投稿など、いろんな仕事の積み重ねでできてます。

文章、グラフィック、写真、イラスト、動画、印刷、物流。
それぞれのプロの力が連なって、1冊の本がみなさんの手元に届きます。

じゃあ、こんちゃんの仕事は?

本を作る制作やプロジェクトの中で、私は何やってるのというと全部の進行管理をしています。

今年実際にあった仕事でいうと、

  • 資料をあつめる。

  • 打ち合わせや進行スケジュールの調整。

  • 撮影場所の予約。

  • メンバー打ち合わせ用のお店を予約する。

  • カメラマンさんが撮影している姿をスマホで撮影する。

  • 飲み物を当日指定の時間に届くように予約注文する。

  • イベント中、トークしながら写真を撮る。

  • マイクとケーブルを用意して、会場でセッティングする。

  • ラジオ配信をする。

  • イベントで司会をする。

  • 校正用の本を各メンバーに送る。

  • いろんなツールのアカウントを準備して、使い方の解説動画を撮る。

  • 会場の下見とご挨拶に行く。

一個ずつ挙げれば、キリが無いのですが、チマチマと準備をして、みなさんが仕事がやりやすくなるような環境と仕組み作りをサポートしています。

準備だけは時間をかければ必ずできる

どの仕事にも共通することですが、出版社も準備をすることが仕事の9割です。本づくりをはじめてから「準備」は平等なチャンスなんだと考えるようになりました。

うまくいくかはわからないし、上手にはできなくても、誰もが平等に持っている時間という資産を使う準備だけは誰でも挑戦するチャンスがある。不格好でも非効率でもいいから、コツコツ準備し続ければ何かの形になる。

本を作っている間は「小さくコツコツ」と自分に言い聞かせています。

企画はボツのほうが多い。自分で作って自分でボツにすることもある。いきなり原稿は完成しない。デザインだってすぐには決まらない。

だから準備をする。

これも読者の方、書籍の制作依頼をくださるお客様、プロの方と関わらせていただいた学びのひとつなのかなと思います。

最後に、カミーノさんステキな企画をありがとうございます。

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