"空気は吸って吐くもの"が天から降りてきた話
空気について普段意識していますか?
この当たり前の様なことを、分かったつもりで分かっていなかった話をします。
夏に電車酔いなどの体調不良で倒れかけた話を以前書きました。
その時から、自分の呼吸スタイルについて考えるようになりました。
考えていくうちに、自分の呼吸について気がついた事を書きます。
電車酔いした時は、どう考えても空気が足りない感覚がして、空気が足りていなかったことを自覚することができましたが、実はそれ以外の時、自分が苦手だと思っていた場面が、意外にも自分の呼吸のせいでより抜け出せなくなっていた事に気が付きました。
私は、①声が大きい人の話を聞く②食事しながらの会話③自分が続けて話さなければいけない場面
この3つの場面がとても苦手だった。
気分が悪くなることもしばしばでした。
苦手なのは心理的な理由だと思い、出来るだけ避けて生活するようにしていたし、友人には伝えていた。
それが、今年呼吸について考えた時に、苦手なだけでなく、息を音も立てない程度にしか吸えていないし、それ以上には吐いていなかったことに思い当たった。
ほんとうに弱々しい息しか出来ていなかった。
扇風機を切った直後の風圧くらいでしか吸えていなかったし、吐けていなかった。
それくらい、3つの場面は恐怖を感じていたり、息をすることが疎かになる程苦手だったのだなと驚愕する。
気づいてからは、そんな場面でもわざと音を立てるくらい息を吸ったり吐いたりして自分を落ち着けるようにしている。
そうすると、不思議と心は余裕を取り戻すのだ
例え自分の苦手な場面や人に出くわしたって、息を止めるほどの事ではないのだ。自分は息を続ければいい。
人生の中で衝撃だった、
コナリミサトさんの「凪のお暇」の一節の「空気は読むものでなく、吸って吐くものだった」
という言葉が天から降りてきた瞬間でした。
これからも、ダイソンのように息をしようと思う