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変化する”子どもの学び”をどう家庭でサポートしていく?③:まとめ

1 記事を投稿した理由

コロナでの想定外の連続の日々が始まった頃、多くの人は「いつか以前のような日常が戻ってくる」と思っていたのではないでしょうか? そしてポストコロナの社会ではコロナ禍で一般化したオンラインでの教育という新しい学びの場や方法を得て子ども達の学びはより豊かなものになると感じた人もいたかもしれません。

昨年の私は実際に「来年はそうなるだろう」と思っていました。ところが事態は更に変化し子どもの学びについての状況は昨年以上に不安定で、学校に行くかどうかを含め、各家庭での自己責任での選択を余儀なくされているような気がします。

我が家には学校に通う年代の子どもがいないので実際にどうなのかは分かりません。ただいろいろな所で見聞きした事をつなぎ合わせていくと、この状況下で”子どもの学び”を家庭でサポートする事の大変さを感じざるを得ません。

おうちの方が学校などの教育現場に関わっていない限り、実際に学校でどんな事が行われ”子どもの学び”がどれほど多様化し変化しているかも実感しにくいのではないかと思います。

そこで3月まで学校に在職し昨年のコロナ禍での変化を目の当たりにした経験を少しでも共有し、ご家庭でのお子さま方の学びのサポ―トに活かしていただければと思いまとめる事にしました。少しでも何かの参考にしていただければ幸いです。

2 学校で起こった変化

最初は一斉休校期間中に体験した”これまで見た事もなかった学びのツール”の体験や学校再開後に行った取り組みなどについてまとめています。

3 学校から離れて見えて来た事

次は学校を去る決意をした事や退職後に個人で行って来た活動を通して”子どもの学び”のサポートについての考え方が以前とは全く違って来た事などをまとめています。具体的なサポート法についての説明はあまり書いていませんが子どもの学びをめぐる今の流れは理解していただけるかと思います。(個人的な意見です。)

4 家庭でのサポート法のポイント例

変化の激しい時代に子どもの学びを支えていく時、一番大切になるのは「お子さんの未来をどのようにイメージするか」なのではないかと思います。世界的に見ても下の動画のように”成功する子ども”の考え方が変化しています。そういう状況の中で、お子様に関わるおうちの方が子どもにどんな未来を望むのかで”学び”の選択肢はかなり変わってくると思います。

また、勉強時間や勉強の方法、勉強への取り組み方などについて、どの程度「子どもの自主性や主体性を尊重出来るか」も大切になってくると思います。
これはお子さんの年齢や所属している学びに場などにもよりますが、親御さんの関わりが深く管理的であればあるほど子供達は「自分で何とか出来る」というコントロール感を失い、受け身になっていくと言われています。
ただ親にとっては、家庭で学びを支える時、見守りに徹するのは至難の業かもしれません。
「どこまで見守り、どこから口出しをするか」そのバランスをどうとっていくかが大事なポイントになると思います。
下記の本などを参考に家庭でのサポート法についてまとめました。機会がございましたら是非一度お読みください。


また、新しい流れとして探究型学習やプロジェクト学習などの課題解決型学習も今後多く取り入れられると考えられます。そういう学習に取り組む子ども達を家庭でどうサポートするかは難しい所かと思います。アドバイザーというよりファシリテーターとしての役割が期待されるからです。

お子さんとは異なる視点や親御さんならではの情報の共有などが、お子さんと出来れば、それをどう活かすかはお子さん次第です。また、最近の流れとして、こういう学習を進めていく時にSDGsと関連させる事も増えて来ました。SDGsは科目によってアプローチの仕方が変わりますが、SDGsの子ども向けの説明や在職中に家庭科でSDGsを扱った時に生徒達に伝えていたキーワード(自分で検索して必要な情報を取るためのヒント)や授業などで投げかけた質問例などを下記のサイトでまとめていますので、よろしければ参考にしていただければと思います。(今後も追加していく予定です。)



また、課題解決学習などについては、お子さんがどんなテーマで、どんな目的で取り組んでいるのか、どんな形式のまとめ方が必要で、どういう発表(プレゼンテーション)の方法にするか等で必要となる内容も変わってくるかと思います。そのサポートを考える時にとても大切なのは、お子さん自身が自分で気づけるような問いかけをする事かと思います。
これは本当に難しい事で私自身も勉強中なのですが「問いのデザイン」等の本も出ていますの参考にしていただければと思います。




こういう学習は社会に出た後に必ず役立つ経験になると思いますので積極的にサポートをしていかれるとお子さんの思わぬ才能に気づく事があるかもしれません。

ここまでまとめて来た「サポート法のポイント」はほんの一部ですが、おうちの方がお子さんと一緒に学びを楽しむ姿勢がお子さんの学びへの関わりを深めるために最も効果的なのではないと思います。今後も随時、いろいろな形で「ご家庭でのサポート法」について情報のシェアをしていければと思います。

5 最後に

個人の活動としての子育てサポートの詳細につきましては下記のHPより、
ご覧いただけます。参考にしていただけるとうれしく思います。(終わり)