台北のポーカー(2024年7月)
日本から近いところで、ポーカーができるのにまだチャレンジしてなかったのが台湾。近いので三連休で行ってきました。
台湾のギャンブルとポーカー事情
ポーカートーナメントは「賭博」ではない
台湾は刑法で賭博が禁じられており、さらに宝くじなど以外は、合法なギャンブルが全くないことになっています。カジノ、公営競技のようなものや事実上のギャンブルのようなパチンコのようなものも表では存在しません。しかし、最近になって刑事裁判で、ポーカーのうちトーナメントは刑法の「賭博」にあたらないという判決が出されるようになり、判例によって、ポーカートーナメントは「合法」ということになっています。
市内にたくさんあるポーカークラブ
それで市内にたくさんのポーカークラブがあります。許認可の関係はおそらく法律で整備されていないのだろうと思います。
いままでの記事のように各国の許認可を受けたカジノやポーカークラブだと、だいたい数がおさえられるのですが、そのあたりのことは日本と似ていて特にポーカートーナメントをやること自体に許可がいらないのでポーカースポットも数えられないという感じです。
ちなみに、ゲームセンターのようなものは自治体の条例によるようで、台湾名物の夜市では、かなりの数のUFOキャッチャーやパチンコに似たようなゲームが置かれた店が見られます。
ポーカークラブの一般的な特徴
台湾のポーカークラブの特徴としては、
・入会手続きと入会金があることが多い
・トーナメントだけだがプライズは現金
・キャッシュゲームはない
・キャッシュゲームに似せた時間制限のあるトーナメントがある
・PokerFansアプリがそのまま使えるところも多い
というのがあります。
民主主義の模範
台湾はさすがに大陸と対峙しながら民主主義の政体を守り抜いて発展させているだけあって、デジタル化だけでなく日本の模範となるところが多いと思います。
日本も同じスキームでポーカートーナメントをやることができると思うのですが、日本の場合は一般に刑事事件で検挙されるとその時点で汚名を着せられてしまうのに対して、台湾ではそういうところをきちんと戦うという素地があるんでしょうね。
現行法や当局の裁量を所与の条件と捉えてビジネスをやっていくという風潮がある限りは難しいか・・・。
台北旅行の準備
台湾へ行くために準備する特別なものはあまりないです。パスポート、クレジットカード、スマートフォンくらいで十分ですが、いつものリストで書いていきます。
SIMカード
SIMカードは必要ならあらかじめ日本で買って行くのがよいです。現地の市内で購入すると認証が少し難しいようです。
滞在が2,3日くらいならWiFiルータのレンタルの方が楽かもしれません。
現金
台湾はデジタル化がうまく進んでいるという印象がありますが、大陸や韓国ほどキャッシュレスが浸透していないようです。
ただし、ATMは各所にあるので、現金を持って行ったり、両替をしておいたりすることは不要です。
空港についたらATMでキャッシングするのがよいです。
外貨両替は、必要なら郵便局や銀行でやるのがよいです。手数料も安い。町中に両替の店があまりないです。
両替にはパスポートが必要です。
台湾ドルから日本円の両替は、伝票に氏名、連絡先などを記入して、いくつか質問に答えて、簡単に終わりました。
配車アプリ
市内の交通はタクシーが普通に使えます。配車アプリもUberがあったり、日本のタクシー会社のアプリで使えるものもありますが、地下鉄やバスが発達しているので、あまり必要ないと思います。
交通系ICカード
地下鉄やバスに乗車するための交通系ICカードは現地で簡単に購入することができます。
日本であらかじめ買っておくと、スムーズです。切符売り場や交通機関の窓口、市内のコンビニなどでもチャージすることができます。
amazonでいろいろな図柄のものが買えます。
私は現地で空港から市内の鉄道に乗るときに買いました。購入時1枚につき、100台湾ドル(約500円)の手数料が含まれています。
次回の旅行までとっておきましょう。
モバイルのものもあります。スマートフォンをタッチしてバスに乗車している人も多く見かけます。
電源プラグ
日本と同じ形です。電圧は110Vと高いですが、スマホの充電やパソコンなどACアダプターを使うものはほぼ対応しているので、そのまま使えます。
日本のモバイルバッテリーの自動レンタルの機器と同じものが普及しているようでした。むしろ、こっちが本場か・・・。
ポーカー大会の会場で借りようとしたら、スムーズにいかなかったのですが、隣の席の方が代わりにレンタルしてタダで貸してくれました。親切な方が多いです。
洗濯
洗濯に関しても、日本と同じです。コインランドリーや洗濯屋さんがたくさんあるわけではないので、長期滞在のときは、どうするか考えておいた方がよいです。
コインランドリーは「自助洗衣」、洗濯代行のような店は「洗衣店」で検索するとよいでしょう。
台北旅行へ
さて旅行記です。
エバー航空
今回も直前に思い立って行くことにしたので、取れそうなチケットでエバー航空にしました。往復5万円くらいで上出来。
フルサービスに近い。機内食もでました。美味しかったです。
ついてるパックの飲み物が麦茶の甘いやつで、帰りはミルクティーの甘いやつでした。行き帰りでメニューもかなり同じような感じでした。
桃園空港
桃園空港に到着。市内へは1時間くらいです。
羽田からはより市内に近い松山空港へ行く便もあります。このへんは、羽田・成田、金浦・仁川という使い分けと似てます。
空港から市内への鉄道があります。空港鉄道、桃園空港MRT。
運賃は150台湾ドル。改札の前で交通系ICカードを手売りしていて、空港鉄道の乗車トークンとセットで割引していたのでそれを買いました。空港鉄道自体も交通系ICカードで乗れるようです。
プラットホームのこちらでの表現は「月台」。なんとも風流な。
空港鉄道は、カジノのチップのような形のICのトークンが1回利用の場合の乗車券になっていて、乗るときに改札でタッチして、降りるときは投入口に入れるとゲートが開きます。
改札前にミスタードーナツありがち。
松江南京駅
ポーカー大会の会場に近いので、松江南京駅の近くの宿を予約しました。
桃園空港から台北駅で乗り換えて2駅なので近い感じがします。
今回は、ポーカー大会とちょっとした観光がメインなので、泊まれればいいやという感じで、ホテル選びました。価格帯、内装とかもラブホテルっぽいですが、普通のビジネスホテルという感じでした。駅から150mくらいでした。
ポーカー大会の会場は、ここからさらに400mでした。
ものすごく暑くて町中を歩くのは大変でした。
市内観光
バス路線が発達している
台北はバス路線がかなり発達しています。
バスの乗り方は、停留所で手をあげてバスを止め、乗り込むドアは前からも真ん中からでもよく、交通系ICカードをどちらかの入り口で読み取り機にタッチします。運賃1回15台湾ドルくらい。
故宮博物院
やっぱり台北でまず行くべきところといえば、故宮博物院です。蒋介石が大陸から移送した文物が所蔵されています。この地で中国文化を継承していることの象徴的な場所です。
台北市内の北部にあり中心地から電車やバスで30分くらいです。
孫文の像が来館者を迎えます。
故宮博物院といえば、清代の翡翠の彫刻の翠玉白菜が有名ですが、訪問した時は台湾南部にある分院的な施設のほうに展示されているようで見ることはできませんでした。あの角煮みたいな肉型石は見ることができました。
他にも世界史の資料集でみたような歴史的な書画なども収蔵されているのですが、あまりに分量が多く、最初から見たいものの場所などを調べておいた方がよさそうです。
3時間くらい見ましたが、これを主目的に来るなら1日かけてもよさそうです。
そういえば、ポーカーの会場に戻った後に、カードプロテクターを翡翠にしている人が多めだなあと思いました(笑)。
やっぱり火鍋らしい
最近、日本でも台湾火鍋みたいなのが流行ってましたが、台北でも火鍋の店は多くみかけました。こういうスタイルの飲食店が多いんですかね。
今回、行ったところは紙に書いて注文するタイプで、一人前ずつトレーに鍋とご飯が出てきました。
具材のバリエーションがあり、かなり美味しかったです。
台湾は食事はなんでも美味しそうなので、特に調べたり、何か食べたいものがあるということはなかったのですが、故宮博物院の最寄りの士林駅の近くで適当に探したら、火鍋の店にたどり着きました。
日本の店は多い
日本ブランドの飲食店は多く、さぼてん、ココイチ、コメダが並んでる一角とかありました。
地元のものでも、ひらがなを使ったりして日本ぽく売り出している商品も多いです。
夜市
台北の楽しみといえば、やっぱり夜市。市内に夜市が開かれる商店がいくつもあります。商店街通りの真ん中にも露店がでたり、テーブルが置かれたりして、にぎやかな雰囲気です。
とりあえず、行きやすく規模の大きそうな饒河街観光夜市に行ってきました。
やっぱり小籠包かなと思い、食べてみました。でも、実は小籠包の店は少なかったです。
腸詰めは美味しかったですね。ニンニクがなぜかたっぷりついてきました。
夜市の商店街には、ゲームセンターの店舗も多いです。
前に写真を挙げたぱちんこみたいなゲームが多かったです。景品がもらえるようです。
それ以外にはUFOキャッチャーも多いです。でも、全然取れませんでした。
夜市は19時ころはものすごく混んでいて歩くのも大変なほどでしたが、23時ころになると閉まるお店が多く、閑散としてきました。
いろいろ食べて回りたいところですが、なかなか脂っこいものが多いです。
台北のテキサスホールデム・ポーカーまとめ
本当にたくさんのポーカースポットがあるのですが、代表的な2か所に行ってみました。
Asia Poker Arena(CTP台北)
○時間 10:00〜23:30
○場所 単独のポーカールーム。地下1階に入口がある。
○テーブル数 60台。
○バイイン 通常のタイムリミットトーナメントは3400台湾ドルからが多い
○レーキ トーナメント形式なので最初に手数料として10%ほど取られている
○チップ ディーラーへのチップはない
○ストラドル なし
○ジャックポット 特別な役ができたときのジャックポットはある
〇インシュアランス なし
○喫煙 禁煙。建物の外で喫煙可能。
○食事 地下一階の入り口の横にカフェがあるが、食べ物飲み物の持ち込みは自由。
○飲み物 有料
○受付 入口に受付がある。最初に入会金として100台湾ドルがかかる。
○その他 ディーリングのレベルは高い。エアコンが効いているので上着を持っていくのがよい。
おそらく、ここが台北でいちばんの規模なのだろうと思います。常設で60テーブルはさすがです。
TMTという大会中でしたので、入口にも立体の表示が出ていました。
Ace8
○時間 9:00〜23:30
○場所 単独のポーカールーム。オフィスビルの3階にある。
○テーブル数 8台。
○バイイン 通常のタイムリミットトーナメントは3400台湾ドルからが多い
○レーキ トーナメント形式なので最初に手数料として10%ほど取られている
○チップ ディーラーへのチップはない
○ストラドル なし
○ジャックポット 特別な役ができたときのジャックポットはある
〇インシュアランス なし
○喫煙 禁煙。
○食事 食べ物飲み物の持ち込みは自由。
○飲み物 有料
○受付 入口に受付がある。最初に入会金として100台湾ドルがかかる。グーグルフォームに必要事項を入力。
○その他 ディーリングのレベルは高い。エアコンが効いているので上着を持っていくのがよい。
こちらは少し暗めで、落ち着いた雰囲気があります。夜のお店の感じが強めです。日本語を話せるスタッフもいました。
台北アリーナのバス停からすぐです。
ポーカートーナメントに挑戦
Taiwan Millions Tournament(TMT)という大会が7月11日から29日までの間に行われていました。
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