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海外でポーカーをするには?についてざっくり汎用的に解説

最近思ったことは、一人で海外にやって来る人の方が少数派なのかなって。海外でポーカーするんだったら、まず行くこと。一人で海外に行ってみるべきで、むしろ友人誘っていくことなんかないだろうとか思ったりします。
そこで今回は、海外でポーカーをするための汎用的でざっくりした解説を書いていきます。


海外でポーカーをするには?

いろいろ他のプレイヤーの方のブログ記事を読んでたら、「2カ月前からの準備」みたいな記述してる人もいたりして、そういう人って大丈夫なんかなーと心配になりました。私は予定が変わってキャンセル代払ったりするのがイヤなので、一人の場合はだいたい出発当日か前日に予約を始める感じです。そういう気質の人が書くハウツーということで。

出発の前に

旅先の国に入国できるかどうかを確認します。

ビザが必要か

大多数の国は日本のパスポートで観光目的であれば入国のためのビザ(査証)は必要ないのですが、観光目的でもビザが必要な国もあります。さすがに、そういった国は2週間から数日前に準備しておくことが必要です。
・事前に申請するビザが必要な国や地域(ロシア、中国、北朝鮮など)
・ビザが必要だが到着時に申請できる国(カンボジアなど)
・電子ビザ・渡航認証などが必要な国(アメリカなど)
それと、ポーカーをしにいくなら、「観光目的」ということになるので、入国審査で「ポーカープロです」とか「ポーカートーナメントに出る」みたいなことを話すと「商用」とみなされて観光よりも要件の厳しいビザが必要となる場合も考えられます。

検疫

コロナ禍では、ワクチン接種や検査などの条件が複雑だったのですが、現在はほぼありません。逆にアフリカの国に行く場合に、現地特有の感染症対策のための予防接種が必要なことがあります。

パスポートの作成・有効期限

パスポート(旅券)は準備しておきましょう。早くても作成されるまでに1週間以上はかかります。
パスポートの有効期限が少ないと入国できないという国もあります。

航空券・ホテル予約をどのように準備するか

そもそも個人手配の旅行自体をやったことが無いという人もいるので、旅行代理店のようなところに丸投げする方法、フルサービスエアラインで購入する方法から、額面金額が安い比較サイトの代理店を経由して航空券を購入する方法まであります。

LCC

今はLCC(ローコストキャリア)があるので、そのWebサイトから予約・購入するのが良いと思います。
格安航空券検索サイトを使うとよいです。私の場合は、スカイスキャナーというサイトで調べて、次に個別のLCCのサイトを見て購入を検討するということをやってます。乗り換えがあるものは場合によっては手作業で探した方が安い組み合わせが出てくることもあります。

LCCの場合は必ずしも早く買った方が安いということはありません。むしろ突然セールが始まったり、出発が近づくほど安くなる場合もあります。

格安航空券検索サイトではだいたいの場合は、航空会社でなくオンラインの旅行代理店からチケットを買った方が安いという結果になるのですが、こういう旅行代理店は何かの都合で変更しなければならなくなった場合などの取り扱いが分かりにくかったりすることがあるので、できれば航空会社から直接買った方が無難ではあります。

国内線との違い、注意点

航空券を買う場合の国際線の注意点は、氏名や旅券番号を登録しておかなければならないというところで、これが間違っていると飛行機に乗れないこともあります。スペルが違うだけで買い直しになったりすることもあります。

ホテルは予約してもしなくても

今は宿泊予約サイトなどで当日予約できるホテルを検索できるので、ホテルの予約を出発前にしなくてもよいです。ただし、入国手続きの申請書類などに記入する際に連絡先などが必要な場合があるのである程度、めぼしをつけておいた方がよいです。ホテルにあるカジノなら、そのカジノを連絡先として記入すればよいです。ホテル予約済みの証明が求められることは少ないです。

長期滞在するときにいきなり国外から泊まったことも無いホテルを長期間予約すると気に入らなかったとき変更がきかなくなるので、最初の1泊だけを予約して現地で確認してからというのもよいです。

持ち物の準備

持ち物で必要なものは基本的に3つです。
パスポート、クレジットカード、スマホの3つ。

パスポート

パスポートはそれだけを首から下げたり、ポケットに入れておいたりするための、ケース・ポーチなどを持っていた方がよいです。基本的には携行義務があり、カジノで毎回提示を求められる場合も多いです。

クレジットカード

現地の通貨が必要な場合は基本はATMの海外キャッシングで引き出したほうが便利で、得な場合が多いです。
キャッシュレスが進んでいて現金が使えない場面が多い国も多いです。

JCBとVISAなど2種類の国際ブランドのカードを準備しておいた方がいいです。一方の国際ブランドのカードが使えない時などに対策しておいた方がいいです。

国内ではATMの暗証番号などを使用していなくて海外でいざというとき分からない場合もあるので、そういうときは暗証番号を確認しておきましょう。

スマホ

現地で買う、借りるという方法もなくはないですが、入国・出国の各手続き時も通信ができたほうがよいです。

日本で一般的なSIMロックのスマホは、事前にSIMロックを解除して、海外のSIMが使えるようにした方が無難です。Wifiルータは短期なら良いですが、比較的高い場合が多く、持ち物が増えるので長期にはあまりお勧めできません。

行き先の国で旅行者用のSIMが手に入るかなどは確認しておきましょう。

パスポート、クレジットカード、スマホ以外は

よほどの未開の地に行かない限り、パスポート、クレジットカード、スマホ以外は現地で買えると思った方がよいです。

買うのが面倒だったり、自分に合うものがないものはもっていくと考えたほうがよいです。
例えば、サイズがなかなか見つからない衣類や、USBケーブル、コンタクトレンズ・眼鏡、医薬品、化粧品などで自分に合うものをすぐに入手できないものは持っていった方が良いです。

7kgに収めたほうが楽

多くのLCCの場合、7キロに荷物を収めなければならないです。それを超える場合は航空券代が高くなったり、手数料を払ったりするので、それと比較して持っていくか、現地で買うか考えるとよいです。

大荷物をかかえて、お金をかけて旅行をするのももちろんよいですが、リュックサックに、3日分くらいの着替え、パーカーなど上着、ノートパソコンとケーブル類くらいで5kgくらいで行った方が軽くて動きやすいです。
ポーカーだけやってるなら昼間は暇なので、現地のランドリーサービスを使う予定でいるのがよいです。

持って行けないもの

逆に持って行けないものもあります。
代表的なものが100mL以上の液体で、預けずに機内に持ち込もうとするもの。
それぞれ航空会社や国・地域ごとに違うので確認が必要です。

空港で

空港に何分前に行くか

日本からの国際線であれば空港に1時間より少し前についてチェックインカウンターに行けば大丈夫です。
1時間より早くチェックインが締め切られることは日本ではほぼありません。

日本だと1時間前で大丈夫ですが、初めての海外の空港から国際線に乗る場合は、少なくとも2時間前に行くようにしましょう。

チェックインはパスポートだけ

国際線のチェックインはパスポートだけで済むところがほとんどです。
パスポートを出して待っていれば、航空券を発券してくれます。

実質的に航空会社が入国審査する

一般的に行き先の国で入国が認められなかった場合、送り出した航空会社で出発の国に帰す責任があるので、実質的に航空会社が入国審査をやってることになります。ビザなど入国審査が必要な場合などはその書類を航空会社がチェックインカウンターなどで点検します。

2つの締切時刻

チェックインしてしまえば飛行機に乗れるかといえば、そうではなくターミナルの指定のゲートでの搭乗締切時刻に間に合わなければならないです。
それまでに、保安検査、出国審査を通過する必要があります。
保安検査、出国審査が混雑して行列ができていても、チェックインの締切から並んで進んでいれば搭乗できるようになっていると思ってよいと思いますが、途中で食事や買い物をして余計に時間がかかってしまうと乗り遅れになる場合もあります。
また搭乗締切時刻もあくまで目安でそれよりも早く締め切ってしまう場合もあります。

一般的には搭乗券に搭乗開始時刻または搭乗締切時刻が書かれていることが多いです。

離陸までの一般的な手順

国際線に乗る場合の一般的な手順は、

  • ①チェックイン

  • ②保安検査(荷物検査)

  • ③出国審査

  • ④搭乗口(ゲート)から搭乗

です。②と③が逆だったり、③がなかったり、搭乗口の前に保安検査があったりする場合もあります。

たまにオンラインチェックインだと思っていたのに手続きが完了しておらず、保安検査より先に進んでから戻されたりする人も見かけますが、よほど慣れた航空会社でないかぎりオンラインチェックインだけで保安検査場に進むことは少ないと思います。

水を買う

LCCの場合は、機内での飲み物も無いか有料である場合が多く、フルサービスキャリアの場合でも頻繁に飲み物を頼めない場合があるので、水は買って持っておいた方がよいです。寝汗をかいて喉がかわいたり、乾燥していたりするほか、耳抜きのために水があったほうがよいです。

保安検査が終わった後に、売店や自動販売機で水を買っておくのがよいです。

到着

出発の時の保安検査以降と、到着してから市中に出るまでに、制限エリアというものがあります。制限エリアとは、税関(Customs)、出入国管理(Immigration)、検疫(Quarantine)の頭文字をとってCIQエリアと言ったり、検疫エリアと言ったりすることがあります。

海外のスターを出迎えたりスポーツ選手の帰国を待ち受けたりするのは、この制限エリアの出口です。多くの場合は税関のゲートの先にあります。

着陸から制限エリアを出るまでの一般的な手順

着陸から制限エリアを出るまでの一般的な手順は

  • ①検疫

  • ②入国審査

  • ③受託手荷物受け取り

  • ④税関

です。①は無いか、あってもカメラが置いてあるくらいのことが多いです。③は預けた手荷物がなければ、そのまま税関のゲートを通るだけです。国によって、順番が違ったりすることもありますが、だいたい同じです。

検疫、入国審査、税関のために申請書類を書かされる場合があり、パスポートの情報(有効期限など)、行先のホテルなどの住所表示、搭乗した便名(コード)は書けるようにしておいた方がよいです。事前に飛行機の中で申請書類が配られることもあります。

制限エリアの例外

多くの場合は制限エリアは手順がはっきり決まっているので、他の乗客について行っても間違いないのですが、例外もあります。
間違えないように気をつけましょう。

①国際線の乗り換えの場合
②国境等をまたぐ交通手段がある場合
③シェンゲン協定などで国境管理がない場合

①の国際線を乗り換える場合は、「乗り換え」という案内に従って進めばよいです。保安検査をもう一度受けて、再び出発ロビーのようなところに行くことが多いです。ただし、航空会社が違う場合や、空港でそのような設備がない場合は一度、制限エリアを出るために入国手続き等を行う必要があるときがあります。

中国の空港での乗り換えはかならず指紋と顔写真を記録されるようになりました。

②の国境等をまたぐ交通手段がある場合は、香港空港からマカオへフェリーで移動する場合などです。
中国本土と香港、マカオはそれぞれ別の入境管理を行っています。香港空港からマカオへフェリーへ行く場合などは、香港空港でそのまま入国審査のほうに間違って行ってしまうと、やり直しがきかなくなります。

③シェンゲン協定などで国境管理がない場合というのは、EU加盟国などで同じ国内のような扱いをする場合があり、例えば、スペインからイタリアに行く場合は国内線扱いです。また、スペインからイタリアを経由して、日本に帰る場合は、イタリアで出国手続きがあります。

市内に出たら

多くの場合、税関のゲートを出て制限エリアを出ると、空港に迎えに来た人々が多く待ち構えるエリアに到達します。テレビで見る、有名人を待ち構えるあのシーンみたいです。

ATMにいく

初めて来た海外の国の場合は現金無しにクレジットカードだけで全部済むということは少ないので少しATMでお金をおろしておいた方が無難です。

交通系ICカードのようなものがある国でもそれにチャージするのがクレジットカードでできないという場合もあります。

ポーカーのチップを購入する方法が現金だけかということも事前に可能なら確認したほうがよいです。ポーカーのチップ購入が現金だけなら、空港でバイインの額だけおろしていったらよいです。

カジノや宿泊先までどうやって行くか

電車やバスなど公共交通機関が発達している国はよいのですが、そうでない国は少し事前にどうやって行くのか事前に調べたほうがよいです。国際線の発着やカジノ観光は深夜になる場合もあり、その時の交通も考えておかなければなりません。

GrabやUberなどの配車アプリを使用したほうがいい場合やホテルの送迎を予約しておかなければならない場合もあります。

帰りのために出発ロビーを見ておく

もし余裕があれば到着ロビーから移動して、出発ロビーを下見しておいてもよいです。チェックインカウンターの場所や外貨両替の場所・相場、食事の場所などを見ておくと良いでしょう。帰りに時間の余裕がなくなったときに検討をつけておくとだいぶ楽です。

ホテルに到着

場合によってはホテルにチェックインする前にポーカースポットに行ってる場合もありますが、荷物を抱えて持って行けるカジノは少ないです。

必要な物と食事を確認

滞在の長さにもよりますが、ホテルについたら、必要な物と食事の方法などを確認します。いきなり、ポーカーしにいって深夜に帰ってきて買い物ができないと困ってしまう時もあります。
電源のプラグ類、洗濯、食料を買えるところなどを確認します。

貴重品の保管方法も確認します。

ホテル選び

ポーカーやカジノに行くのが主目的の場合のホテルの選び方のチェックポイント。

ポーカースポットやカジノに近いかどうか。最低でも24時間いつでも帰れるところにしたほうがよいです。基本は歩いて帰れるようなところにします。卓割れしたり、ウェイティングになったりした時、疲れた時などにすぐに休めるようにした方がよいです。

昼間に寝ていられるかどうか。昼間に寝るには基本は複数泊にしなければならないです。朝食代が込みのものも結局決まった時間に朝食が食べられないので避けます。意外に閑散期はドミトリー形式の宿だと昼間は逆に静かで寝られたりという場合もあります。

ランドリーサービスの近さ。長期滞在の場合は良いホテルにしてもランドリーサービスが館内や近くにないと洗濯代が高くついたりするので、事前に調べます。この点は安いホテルの方がコインランドリーがあったりします。

ソウル・インチョンやマニラ・セブに長く滞在してポーカーをしようという場合は、AirbnbやAgodaで民泊、コンドミニアムを借りるのがよいです。

ポーカースポットへ

いよいよポーカースポットへ到着。

パスポート、身分証明

ポーカークラブのようなところやカジノは身分証明書が必要な場合が多いので、最初でわからない時は持っていった方がよいです。

会員カード

会員カードを作ることが必要なカジノも多いです。カジノの中でポーカーだけ別扱いされているところが多いですが、会員カードを作って食事が無料で食べられるかなどは確認したほうがいいです。

上着

南の島のリゾートのようなカジノに行っても中がエアコンがガンガンに効いていて寒いという場合が多いので、パーカーのような上着は必須だと思います。

荷物預かり、クローク

カジノではリュックサックを持って入れないところも多いです。荷物預かりだけで結構な金額を取られてしまうカジノもあります。なるべくなら手ぶらか、夏場ならパスポートのポーチのようなものだけで行った方がいいです。

以上で、ポーカーの受付にたどり着いていれば、だいたいポーカーはできると思います。

年齢制限

各地のルールに従ってプレーしましょう。近場で言うと、韓国は入場にパスポートかその情報が入った会員証が必要なのが基本です。フィリピン、マカオは基本的にカジノ内は身分証明、会員証とかは無くても入れるのが多いです。台湾はパスポートなどでの確認が必要です。


帰り

帰りは行きの逆の手順ですが、ポーカーのために行った場合に注意したい点が一つあります。

外貨両替

両替です。ポーカーをしに行った場合は、現地の通貨を大量に持っているということになります。日本円に両替することになるかと思いますが、どこでやるかで損得があります。

外貨から日本への両替は、発展途上国の観光地の場合は、現地の中心市街地の両替所がレートがよいことが多いです。先進国の通貨の場合は、日本に持って帰ってきて金券ショップのような両替所がレートがよいことが多いです。

もし可能なら、現地に住んでいる友人とか、現地で入国したばっかりの人などを捕まえて、両替するというのがベストです。

持ち込み、持ち出し制限

有名無実化しているところもありますが、現金の持ち込み、持ち出しは国によって内容は違いますが、制限があります。

日本の場合は、出入国時に100万円か1万ドル、1万ユーロ以上は税関での報告義務があります。報告してもそこで税金を払うわけではないので、報告しましょう。税関で持ち物検査がある場合もあります。報告しない場合の罰則が法律で定められています。

海外の国の場合も、入国時に現金を持ち込むことに制限がある場合、出国時に持ち出すことに制限がある場合があります。

日本の空港に帰ってきて、ATMで入金するまでがポーカー遠征です。(笑)

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