マレーシアのポーカー(2024年8月)
ポーカーができるアジアの国でまだ行ってないところということで、夏休みは飛行機代の安かったマレーシアを選びました。その中でもたまたま安い便が見つかり、いろいろな観光ができるということで、首都のクアラルンプールではなく、ペナン国際空港への往復便。
マレーシアはクアラルンプールではなく、その近郊のゲンティンハイランドという一帯に国内唯一のカジノがあるので、この記事のタイトルも都市名にすると違和感があるので、「マレーシアのポーカー」としておきます。
マレーシアのギャンブル事情
マレーシアというとイスラム教の国というイメージがあり、ギャンブルは禁止されているのではないか?と思う人もいるかもしれませんが、実際は中華系やインド系の人々も多く住んでいて、多民族国家で社会の制度と宗教は同じではないという感じです。
法律でギャンブルは規制されているのですが、現状存在するギャンブルの許可業者だけが免許を更新しているということのようで、そのカジノの唯一が存在するのがゲンティンハイランドです。
マレーシアのテキサスホールデム・ポーカーまとめ
RESORTS WORLD GENTINGのなかにカジノが3つあり、その中のSky Casinoにポーカールームがあります。ほかのカジノが稼働しているかは確認できませんでした。たぶん、ほかは稼働していないと思います。
RESORTS WORLD GENTING-Sky Casino
○時間 24時間
○場所 Sky Casinoの2階の奥にあります。
○テーブル数 7台。
○レート テキサスホールデム 10-20リンギット、全員アンティ
○バイイン 1000リンギット~
○レーキ 5% キャップ150リンギット(10-20リンギット)
○チップ ディーラーへのチップはなし
○ストラドル なし
○ジャックポット なし
〇トゥワイス なし
○喫煙 分煙。各所に床に線を引いただけの喫煙スペースがある
○食事 なし
○飲み物 セルフのコーヒー、紅茶が無料
○受付 ウェイティングはカウンターに申告する。
○その他 カジノとは別のチップを使用しキャッシャーのテーブルがあり係が待機しています。室内外ともに気温が低いので上着は必須です。
プレイした感想などの詳細は後半に書きます。
マレーシア旅行の準備
マレーシアは観光目的であれば90日以内の滞在は、ビザが必要ありません。パスポート、クレジットカード、スマートフォンがあれば十分ですが、いくつか注意点を書いて行きます。
SIMカード
SIMカードは現地で簡単に買えます。あらかじめ日本で買って行くのもよいです。
滞在が2,3日くらいならWiFiルータのレンタルの方が楽かもしれません。
自分はNTTドコモのahamoにしたのですが、結局、国内からの着信の通話料がかかったりするので、あまりお勧めしません。
現金
マレーシアは現金が使えないという場面は多く、逆に現金しか使えないという場面も夜市、ビーチの観光などでは何回かありました。
空港についたらATMでキャッシングするのがよいです。
クレジットカードを持っていない場合は、日本で両替するなら空港の銀行ではなく、あらかじめ国内のサービスを使った方がよいです。到着した空港で両替をするなら、少量にして、市内で両替をしたほうがよいです。
1リンギット=32円前後です。
クレジットカード
JCBはかなり使えますが、公共的なところでは使えないことが多く、国際ブランドのクレジットカードを2種類持っていった方がいいです。
Grab
現地での交通はGrabが便利です。配車アプリです。フィリピンと同じアプリで通用します。出発地と到着地を設定して事前に料金が決まります。到着地や道順を説明する必要もありません。空港からゲンティンハイランドまでは150リンギット程度、市内からゲンティンハイランドまでは100リンギット程度です。
ゲンティンハイランドまではロープウェイで行ったのですが、後で聞いたらGrabで来てもよかったと思いました。
今回はキャッシュレスの場面でGrabペイも活用しました。
電源プラグ
マレーシア国内は一般的には3つの穴のBFタイプです。しかし、ある程度のホテルに泊まっていれば、複数の形に対応する差し込み口になっていることが多いため日本のものがそのまま使えることが多いです。USBの差し込み口がついていることが多いです。特に変換プラグを使う場面はありませんでした。
洗濯
今回はゲンティンハイランドでは洗濯はしませんでしたが、ゲンティンハイランドの中にコインランドリーやランドリーサービスもあるようです。
マレーシアの各地にはランドリーサービスも多くあるようでした。ペナンの観光地では1㎏9リンギットでした。
まずはペナンへ
ここからは旅行記。
ペナンへは中国の吉祥航空という初見の航空会社の上海乗り継ぎ便に乗っていきました。
フルサービスキャリアって、当のカウンターでは言われましたが、機内食は少し簡素な感じでした。
上海経由
特に上海の街が見たいのでなければ、上海経由、中国本土経由便はまじでお勧めしません。
・クレジットカードが通用しない
・英語が通じない
・通信が遮断されるスマホのアプリがある
などの理由で、準備しなければならないものが増えます。
それでも少しの時間、上海を見物して、リニアモーターカーにも乗ってみました。
中国は国際線の乗り換えであれば、24時間の滞在がビザなしでできます。出入国しない乗り継ぎでも顔写真や指紋ががっつり記録されます。
ペナン観光
ゲンティンハイランドに行くなら、最初からクアラルンプールにいけばよいのですが、ちょっとほかの観光ということでペナン島に寄りました。
ここからはしばらくポーカーに関係ないので必要に応じて読み飛ばしてください。
文明の交差点
ペナンはマラッカ海峡に面した島で、文明の交差点のような存在です。イスラム教が早くに伝わり、中国やインドの文化に加えて、イギリスなど西洋の植民地の根拠地となった歴史から、本当に多様な文化が根付き、混ざり合っています。
白を基調としたイギリス植民地時代を思わせる建築があれば、プラナカンと呼ばれる華僑の立てた豪邸や、イスラム教の寺院などが同じ街の中に存在しています。
飯が美味い
それで食文化も、中華料理、インド料理が現地に合わせて改良された感じで独特。
これはペナンに限らずマレーシア全土に共通しているんじゃないかと思います。
魚介のスープにスパイスをきかせた麺料理のラクサが代表的です。
ゲンティンハイランドでも、ペナンのTシャツ来てたら、「ラクサを食え」って言われましたw
ただ、今回、うまいと思ったのは、カレー。インド料理とか、ムスリム向けのものです。
バトゥ・フェリンギ・ビーチ
当初、ペナン島は、リゾート地なのではと思ったのですが、どちらかというと大都市で、ビーチはそんなにないです。
代表的なビーチがバトゥ・フェリンギ。そこにも2泊しました。
ビーチでアクティビティのサービスをやってるおじさんに、定価400リンギットで、「無人島にいける」と言われて、行ってみたんですが、実際には陸続きのところでした。船に乗って、サルを見て、いい体験でしたが。
モンキービーチという静かな海岸でした。
ペナン島の海は、他と比べると透明度が低く、そんなにきれいな感じではないです。その辺はこれまでのほかの観光地の方が良かったと思います。
現金が使えない
マレーシアはかなりキャッシュレスが進んでいて、公共的なところほど、現金が使えないということがありました。コーン ウォリス要塞の入場料、本土へのフェリー代、電車の乗車券、バス、ロープウェイなど。
クレジットカードは必須です。
在来線に乗ってクアラルンプールに向かう
マレーシアの鉄道は、特急も近郊区間も基本的には窓口や自動販売機の切符販売ではなく、オンラインか、それと同じような端末が駅においてあるということのようです。
ペナンの本土側のバターワース駅からクアラルンプール・セントラル駅まで特急で行くつもりだったのですが、駅で買おうと思っていたら、満席が多く、結局、イポーという大きな駅まで在来線的なものに乗って向かいました。
イポーの町
途中の車窓が、熱帯を走ってるなあという風情のある感じだったのですが、あとで調べたら、人口的にはかなり大きな都市です。
イポーで特急列車のETSに乗り換えました。
クアラルンプールを通過
クアラルンプール・セントラル駅に到着して、ゲンティン行きのバス乗り場を探します。
ここからはクアラルンプール空港から来た人も同じだろうと思います。
クアラルンプール駅と別に、クアラルンプール・セントラル駅があります。
バス乗り場を探す
クアラルンプール・セントラル駅の駅ビルとニューセントラルショッピングモールの間の道路の地下部分にゲンティンハイランド行きのバス乗り場があります。
Googleマップでは下記の場所にあります。
ちなみに、1日数本と本数は少ないのですが、空港から直接、ゲンティンハイランドへ行くバスも出ています。
バスのチケットはオンラインでも購入することができます。
窓口では現金、JCBカードは使えません。
○ゲンティン ハイランド バスチケット
https://www.redbus.my/buses/genting-highlands-bus-tickets
直近の便は満席でその次の最終便だけが空いている状態でした。
ゲンティンハイランド行きのバスは、ゲンティンのカジノがあるホテルに停まるのではなく、手前のアワナ・バスターミナルというところに停まり、そこからさらにロープウェイで移動します。
クアラルンプール・セントラル駅からアワナ・バスターミナルまでは10リンギット、アワナ・バスターミナルからゲンティンハイランドまでのロープウェイは10リンギットで、バス乗り場でセットで20リンギットで購入できます。
ちなみに、Grabだと駅からゲンティンハイランドまで100リンギットくらいなので、時間が遅いときや、わかりにくいと思ったら、Grabの方がよいです。
連絡バスは、クアラルンプール・セントラル駅からアワナ・バスターミナルは8時から20時まで1時間に1本で所要時間1時間くらい。ロープウェイは7時から23時までで所要時間10分くらいです。
ロープウェイは混むこともありますが、ほぼ待ち時間なしで乗れると思います。
ロープウェイ
アワナ・バスターミナルでロープウェイに乗り換えます。
アワナ・バスターミナルの近くにはアウトレットのショッピングモールがあったりします。
ロープウェイは行きは夜中だったので何も見えず。帰りも霧であまり視界はよくありませんでした。
ロープウェイはゲンティンハイランドのいくつかあるホテルの上や間を抜けて、スカイ・カジノの建物の上に到着します。
カジノに到着
カジノに到着したら、まず会員カードを作りましょう。スカイ・カジノの外、2階にカウンターがあります。
まっさきに会員証カウンターへ
深夜に到着したので、会員証のカウンターは空いていました。昼間見てみたら、ものすごく混んでいました。要注意です。
パスポート提示
パスポートを提示して、住所、電話番号など質問に答えていき、スタッフが申し込み用紙に記入していきます。
職業や年収などの欄もありますが、適当でよいとのことでした。会社名も適当でよいので書いてと言われて、年収は勝手に記入されてました。おそらく、法的な規制とかでそういうのが必要なんでしょうね。
10分くらいであっさり発行されましたが、何時間かかかったという体験談もあるようです。
この会員証は、スロットマシンなどで遊ぶときは必須で、ポーカーについてもプレイしているあいだ預けていなければならないので、必須です。バカラなどのテーブルゲームではなくてもよいです。
会員証を作るとクーポン券の束がもらえます。スロットが無料で遊べる分があるとかいろいろ特典はあるようなのですが、基本はポーカーしかしないので、特に使おうとは思いませんでした。
おそらく最初はスカイ・カジノの建物の最上階のところに着くので、ホテルのチェックインはそのあとにしたほうがよいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?