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ほんとにあった摩訶不思議な話・其ノ参
そんなに怖くないと思いますが👻系のお話です。
苦手な方は逃げてください☺️
いいですか?
いきますよ?
真夏のある夜のお話。
そろそろ日付が変わるぞ、という深夜。
相方が運転する車で帰路についていました。
大きな道路から2車線道路へ。
その辺りからは車もまばら。
時間帯も相まってか歩行者、ゼロ。
それでも車内は楽しかった一日の思い出に浸って賑やかでした。
友人の視線は運転しているので当然、前方へ。
助手席の私は特に意味も無く視線をフラフラとさせていました。
なにげなく対向車線側の歩道へと視線を向けると夜の暗がりで視界の中を流れていく、風景。
ほんと、別に何を見ていたというわけではなく。
だた、そっちを見ていただけ。
すると、ふと流れる視界の中に人影が。
街灯もなく、深夜なので民家や店舗の灯りもなく、他に人も車もいない。
そんな中で目に付いたのが、
電柱の脇にポツンとたたずむ…男の子が一人。
背格好からして小学生…3~4年生って感じ。
白っぽいタンクトップに暗い色のハーフパンツっぽい服装。
坊主頭のような、短髪。
こんな時間に子供???
親は何やってるん?と単純に考えましたが、その子のたたずまいがなんとも言えず…
こちら(道路側)に背中を向けてただ、突っ立ったまま頭は項垂れていました。
…コレって典型的な出て来る姿じゃないデスカ?
しかも微動だにしないという。
車で通り過ぎる間だからあっという間だけど、人の動きはわかりますよね?
しかも子供ならなにかしら動くだろうし…。
マネキンかと思うくらいに、じっと項垂れていました。
一応、相方にも「さっき子供いたよね、男の子」と確認しましたが「見てないよ?」と。
前を見てたから気付かなかった可能性もありますが…。
「実はさー、」と男の子の話をしたら急にゾゾゾゾゾーッとトリハダが立ちました。
友人は「ちょ、肩が痛くなったんだけど!」と。
夏に怪談やるのは理に適ってるんですね。一瞬、涼しくなりました😆
ちなみに鳥肌が立つのはホンモノか否かの判断材料のひとつです☝🏻✨
(相方は痛みに出るらしい/当社比)
あの男の子、出来れば生きている子であって欲しいと思う反面、深夜に外で子供が一人で項垂れて突っ立ってるっていうのが「リアル」ならむしろそっちの方が恐ろしいかもしれん😱💦
それにあの風貌って昔の子供って感じしませんか?
昭和初期…それこそ、戦時中の。
後日、調べてみたらかなり大規模な空襲があった地域のようです。
こういう土地ってたくさんあるんでしょうね。
なーんて、しみじみ考えてしまうお話でした。
みつき堂雑多店 深月