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サムワン・グレート〜輝く人に〜

愛と教養のラブコメ映画講座を履修するシリーズです

Netflixで配信の始まったシンプル・フェイバーがツボで、監督のポール・フェイグが製作に関わっているのね〜と知って。次観るならこれかな?って思っていたのに。7月後半は家で寝るしかできなくて土日も出勤だし…とそんな感じで駆け抜けた結果。もう8月も盆だよ!クリスマスのことばかり考えて7月が終わりました。


恋の悲しみと新天地への期待で心がごちゃまぜ状態な音楽ライターのジェニー。最後に親友2人と思い切りハジけようと街に繰り出し、泣いて笑って大騒ぎ!
Netflixより引用

Netflix公式のあらすじって雑だよね。私なりに書いてみると
音楽ライターのジェニーは夢だった雑誌での転職が決まり、NYからLAに引っ越さなければならない。9年付き合った恋人ネイトととは遠距離が無理だと別れることに。ただジェニーはその別れを受け入れることができない。失恋した翌日に昔大好きだった音楽フェスが開催されることを知り学生時代からの親友ブレアとエリンに招集をかける。親友のブレアとエリンもそれぞれ恋愛に悩みを抱えていて…。

的な感じです。でもそこまで恋愛中心ってわけでもない。講座の方でも触れていたけど「ワタシが私を見つけるまで」に近いかなと思う。どちらかというと友情物語。ラブコメのお約束感はあまりないかな。まあワタシが〜の場合はレベル・ウィルソンの存在がコメディ感強くしてるのもあるけど。今作はあまり下品なネタもないのでコメディ感は少ない、微妙にSEXシーンは多いけど。でもシリアスか?と言われるとそうでもなくて不思議な湿度を保っていると思う。

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永遠に変わらないものが手に入ったら幸せだと思うのに、当たり前になると大切にできなくなっていく。変化したいのに変化が怖い。とても矛盾した気持ちを抱えて生きている。若いままで居られなくなってきた若者の話。すごく良いなと思ったのはブレアとエレンが口喧嘩するシーンでファーマーズマーケットに行こうってなるあたり。あの心の揺れ方!お互いがお互いの気持ちを矛盾している分まで理解してあっていていいよね。

私は3人の中で一番ブレアが好き。矛盾の人なのに話の中で一番本能のまま行動をとっていた。恋人との別れのシーンも良かったな。別れを決断するほど不満もなくて、ずっとこの先もこのままで居たいほどの情熱はない。恋愛じゃないけどアルバイトを辞める明確な理由がないという理由でずるずる続けてしまった私にはとてもわかるぞ!今の仕事もそんな感じだぞ!いや本当どうしよね。定年まで続けられるとは思ってないけどほかにできることもないしな…。話それたわね

停滞感を感じている自分にちょうど良い話。あと何故かラブコメラブコメしてない失恋の話なんだけど、久しぶりに恋愛してもいいかも見たいな気持ちになったなあ。ジェニーの回想は基本的には悲しみスイッチなんだけど、ああいう風に心が動くことが羨ましい。コンビニで熱唱はしたくないけどあのシーンひいていたのに加わっちゃう2人に笑った。30前後の自分って何やってたっけ?って思い返したら完全にアラサー病発症していて、若さという資産が目減りして仕事でも別の価値持たなきゃいけないし、でも結婚とかの人生双六も勧めたいしみたいなことでものすごく焦ってた。結局どっちも手に入れては居ないんだけど

私どうしたいのだろ?なんか今停滞している自分を見つめ直すきっかけになりそうなそんな作品でございました。

そのほかのまとめです。noteのリンク細長く表示できる時とできない時の法則がわからない…。細くしたいのに


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