プリティ・ウーマン
愛と教養のラブコメ講座を観るシリーズです
今回は1990年の作品。プリティウーマン
大昔に金曜ロードショー的なのか何かで観たような気がするけど
全然覚えていなくて、
テーマソングのプリティウマン!フフン!フフンフーン!みたいな曲と
ジュリアロバーツが娼婦だけどリチャードギアと出会って
ヒギンズ教授よろしくなシンデレラストーリーでしょ?
っていうイメージを持っていた
あらすじは公式サイトがないのでAmazonから拾いました
物語はビバリーヒルズの夜に始まる。ウォール街の狼として知られる実業家のエドワードは、ふとしたことがきっかけで娼婦のヴィヴィアンと知り合う。2人は1週間のパートナー契約を結び、一緒に暮らすことになるが…。
そんな訳で観てみたんですけども
リチャード・ギア演じるエドワードがね!とってもね!きもいの!
まあ昨今、女子高生がおっさんにキモいと言って炎上する世の中ですけど
まさにおじさんの夢を具現化ってストーリー
30年前のメディアで理想とされていた恋愛感はこれですと教えられる気持ち
でもこれを幼少期に見たからこそ心の奥底で引きずっている部分も確かにある
見返したらこんなに男尊女卑だっけ?って思ったけど記憶って都合の良いもので
有名作すぎるが故にパロディやオマージュで知ってる気になっていた
今後10年後くらいに、制作時の時代背景をもとにして作られたもので今となっては差別的な〜
という注釈が入るようになる時代になるのかもね
あと気になったのが人種の偏り。
今なら買収先の企業オーナーは白人じゃない人演じるだろなー
気になった部分は
ジュリア・ロバーツ演じるヴィヴィアンを仔犬でも見るような目で
ニヤニヤ見つめるエドワード
金の力で着飾らせ、高級な場所へ連れて行き
こんなの初めて!な様子を観て楽しむところとか
なんかもー控えめに言ってもKI⭐️MO⭐️I
あと、エドワードは金は出すけどそれ以外の配慮が全くない
ヴィヴィアンにディナーに行くからドレス買え!ってお金渡すのはいいけど
前夜に自分でも人前にそぐわないと思って
自分のコートで隠した服しか手持ちのないヴィヴィアンに
そのまま高級ブティックに行かせたりとか
食事のマナーだってわかってるとは思っていないくせに教えようともしないし
食事中も全く助け舟を出さない。
っていうか今思うとほんとあの食事のシーンって
アクセサリー以外の役割が与えられていない気がする
あとピアノの情事も当時はロマンティック~な
ラブシーンって受け止められたのかな?
すごくエドワードの身勝手さと配慮のなさを感じちゃって私はダメでした
その点、ホテルの支配人は配慮に満ちてたよね
あとヴィヴィアンもとても都合が良すぎる
娼婦の負の部分が冒頭に少し触れられる程度しかないし
娼婦だからマナーのないですよー感を前半出しまくるのに、その後はそんな風情きれいさっぱりなくなるのも謎
優しくて素直で本当は賢くて、すんなりお金以外の魅力を特に発揮したでもないエドワードのこと好きになってって
すっごく都合の良いハーレム漫画のヒロインのような感じ
こんな純粋な娼婦を引き当てられるの??打算なく?
でも、そんな部分差し置いても
ジュリア・ロバーツのヴィヴィアンがすごく可愛くて魅力的なので
この映画はそれだけで観る価値があるとは思う
本当に笑顔が気持ちいいの
過去にこれは憧れのラブストーリーだったのかもしれないけれど
今の世の中的にはこれは憧れじゃない
誰かに選ばれるのを待って、誰かの力で幸せにしてもらうのを待つ世界より
自分で自分の形の幸せを見つけるのが今の流れだと思う
憧れという曖昧な世界を夢みるということも、もう古いのかもしれない
過去にこれを観たときの私はきっと二人の幸せが続くのを願っていたと思う
でも今はヴィヴィアンにはあと3年後くらいにエドワードを見限って欲しい
彼女はモノを知らない若くて可愛いだけの女という
そんな記号扱いする男なんて捨ててステップアップしているといいなって思う
結構ボロクソ言ってますけど語り継がれる作品だけあって
エンタメとしてはちゃんと楽しめる
きっとこれからもオマージュやアンサー的な作品が出てくるはずなので
ラブコメ必修科目だよ!昔みたけど曖昧だわ‥って人は観たほうがいいよ
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