50回目のファーストキス
愛と教養のラブコメ映画講座を観るシリーズです
ちょうどメンタルというか今後の人生どうしよう的に落ち込んでいて、テーマ性の強いものもなんだか観る気力がないからどうしようかなー?なんて思っていたらタイミングよく最新記事でUPされていたので、Netflixで配信中だしと軽い気持ちで観ました。この連載、最近更新頻度高いので追いつける気がしないぞ私の感想‥
ハワイの水族館で働くヘンリー(アダム・サンドラー)は、ルーシー(ドリュー・バリモア)という女性に出会い、恋に落ちる。しかしルーシーは事故により1日しか記憶を保持できなかったため……。
あらすじはYahoo映画から抜粋
感想としては
難しいこと考えないで前向きな気分になれる映画!
ハワイ行きたい!
そんな感じ。展開とかストーリーの辻褄とか気にし出したらいっぱいあるのだけど、そんな細かいこと気にするなよ!って気持ちで観れる。ハワイだし動物だし風景も綺麗だし。アロハアロハでマハロな感じです。
ヘンリーが何度も何度もルーシーとの出会いを繰り返すシーンはとてもコミカルで、あの執念の説得力が裏付けされる部分はなかったのだけれど、それでも切なさが増していくし、恋人同士という事実になっていてもいつまでも最高の最初のキスを繰り返すことになってしまうことにヘンリーのやるせなさを感じる。
多分、ルーシーが日記を消すことを提案していた時にヘンリーは安堵したのかもしれない、愛してはいたけど終わりのないループから離脱できるから
でも結局は、自分の今までの行動が無意味でなくルーシーの中に根付いているって気がつけたから彼女を取り戻すことにしたんだろうな。病院で彼女のアトリエで夢の話をされるシーンで号泣してしまった。無償の愛のつもりでも人は報われないと心が摩耗するのだと思う。エンディングの世界はとても優しかったけれど、その優しい世界の分ヘンリーは大変だったろうし、やるせなさを想像してしまった。脇役たちが適度に下品なのはラブコメ映画!って感じがしていいよね。同僚のアレクサのユニセックスな下品さとか。
記憶を毎日失うってどうなんだろう、不幸なようで幸せかもせれない
私は現に少し前のことや昨日のことで、ウジウジと後ろ向きな気持ちになっているから、嫌な記憶が失われたならもっと楽しく過ごせたかも知れないのに
以上が観た直後に書き散らした内容なのだけども
あっさりしたラブコメ映画ねと思っていたのになぜか観た後数日反芻してしまっていた。
よくよく考えたら冒頭のヘンリーのバカンスラブは、その後に繰り返し構築する羽目になるルーシーとの恋愛を示唆しているし、
ルーシーが毎朝建築するワッフルハウスは毎朝組み立てられ食べられ、また次の日に1から建築されるって‥この話すごくメタファーに溢れていてすげえな!ってイラスト描くために見返していて気づいてしまった。
ふんわり軽く観るラブコメ作品って初見では思っていたけど
技巧が詰まっていてすごいなって思いました(小並感)
7月から週休3日が終わり、職場の組織変更でメンタルがだいぶやられ始めているのだけど
せめて!せめて週一ペースでの更新を保ちたいね